3Dプリント品の二次硬化ガイド

UV cure box

 光造形(SLA)方式の3Dプリンタを使用される場合、3Dプリントしたパーツの二次硬化を行う方法を知っておく必要があります。二次硬化は、パーツの強度を最大限に上げ、安定性も同時に高めます。このステップは 特に機能性レジンには重要です。例えば、Castableレジンを使って造形したパーツを適切に焼成するには、二次硬化が不可欠です。また、Flexibleレジンを使って3Dプリントしたパーツの強度は、二次硬化によって倍増します。

二次硬化が Formlabs の各レジンにどのような作用を及ぼすかを詳しく知りたい場合は、二次硬化ガイドをダウンロード してください。 また、Form Cureの 推奨設定に関する最新情報 を入手したい時は、Formlabsのウェブサイト内のサポートのページにアクセスしてください。

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※本ホワイトペーパーは現在翻訳中です。近日のアップデートをお待ちください。

内容の詳細は[email protected]までお問合せください。

二次硬化用ハードウェア

二次硬化の方法は、シンプルに光(自然な太陽光、ネイルサロンで使っているUV装置、UVキュアリングステーション、DIYのUVキュアボックスなど)だけで硬化させる方法から光と熱の両方を使う方法まで数多く存在します。熱を加えると、硬化プロセスを加速させ、より完全な結合生成が可能になります。その結果、硬化した材料は、光だけでは達成できない高いレベルの材料特性を発揮できるようになります。

造形物が小さければ、多くの場合、ネイルサロンで使っている安価なUV装置でも 二次硬化のツールとして十分機能します。しかし、材料特性を最大限に引き出したいのであれば、筐体の中で405nmの 光を照射する二次硬化ユニットとしてFormlabsが開発した Form Cureのような専門の装置を購入することをお勧めします。

Formlabs製の二次硬化ユニット、Form Cureは特に、SLA方式で3Dプリントした造形物の材料特性を最大限に発揮できるように開発されています。

 

一般的な硬化装置の多くは、波長が10nmから400nmまでの間の紫外線を使用していますが、Form Cureは、 Formlabs SLA 3Dプリンタに搭載しているレーザーと同じ波長である405nmの光を照射して造形物を 隈なく効果的に硬化させるように設計されています。3Dプリントした造形物は、太陽光でもに二次硬化できますが、どれ程まんべんなく効果的に硬化できるかは天候次第です。

二次硬化の 科学について、より詳しく学びたい場合は、SLA方式で3Dプリントした造形物の二次硬化の概要.をまとめたサポート記事をご参照ください。

推奨時間とエネルギー

3Dプリントした造形物の機械特性を最大限に発揮できるようにするには、適量の光と適温の熱を造形物に適切な時間だけ当てながら二次硬化させる必要があります。適切な二次硬化の時間は、使用する設備、選んだレジンや造形物の形状によって変わります。

Form Cureの 推奨設定に関する最新情報 を入手したい時は、Formlabsのウェブサイト内のサポートのページにアクセスしてください。

材料特性を最大限に引き出せるように設定する最適な二次硬化の温度と時間は、使用する材料や用途に応じて変わります。スタンダード系レジン(Whiten、 Grey、 BlackとClear)の場合、推奨の二次硬化時間はいずれも短めで、0分から15~30分の間です。高い強度、剛性や耐熱性が求められる時に使用するエンジニアリング系レジンの場合、最長60分の二次硬化でそれぞれの特性を最大限に発揮できるようになります。生体適合性材料を使用する場合、生体適合性と最適な機械的特性を両方満たせるようにする特定の手順に沿って二次硬化させる必要があります。

SLA方式で3Dプリントしたパートを強化する二次硬化工程を開始

 Formlabsの二次硬化ガイド を参照していただければ、二次硬化がFormlabsの各材料の主要な特性にどのように作用するかを理解できるようになり、用途別に最適な二次硬化の設定について学ぶことができます。このガイドをダウンロードすると、以下のノウハウを得られるようになります:

  • 二次硬化がFormlabsの各材料の主要な特性にどのように作用するか
  • 用途別に使い分ける材料の最適な二次硬化の推奨設定
  • よく起きる二次硬化の失敗を回避するための戦略
二次硬化ガイド完全版にアクセスする

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