比較

Formlabs Form 4 vs. AnyCubic Photon Mono M5s Pro

Form 4 vs. AnyCubic Photon Mono M5s Pro

光造形3Dプリンタをお探しですか?Formlabs Form 4とAnyCubic Photon Mono M5s Proの比較で製品選びの参考にお役立てください。

Formlabs Form 4

コスト

Formlabs Form 4

工業品質SLA光造形3Dプリンタ

工業品質の技術とサポートの提供により、Form 4は安定した3Dプリント体験と生産の効率化を支援します。プリントのみならず後処理まで一貫して効率化されたFormlabs製品では、設計から造形品の完成までを最低限の工数で行えます。Formlabsのレジンは多種多様で常に新たな材料が追加されるため、あらゆる課題に対応し、厳格な要件を満たす工業品質の3Dプリントが実現いただけます。Formlabsのプリンタは、世界中のさまざまな業界から支持されています。

メリット

  • 超高速
  • 直感的なワークフロー
  • 信頼性
  • カスタマーサポート
  • 検証済み、エンジニアリンググレードの豊富なスペシャルティ材料
  • 非常に高い造形精度と造形品質
  • 造形の精密さと繊細なディテールの表現
  • 誰もが簡単に扱える使いやすさ

代表的な用途

  • ラピッドプロトタイピング
  • 機能確認用試作
  • コンセプトモデル
  • ラピッドツーリング
  • 治具
  • 製品用部品の少量生産
  • 歯科モデルや器具類*
  • 医療用模型や医療器具*
  • ジュエリーの試作および鋳造
  • 模型や美術用小道具

* 生体適合性が求められる用途にはForm 4Bをご使用ください

3Dプリント方式

Formlabs Form 4

Low Force Display™(LFD)

LFDはマスク式光造形(MSLA)方式の次世代3Dプリントテクノロジーで、剥離力を低減することで驚きの表面品質とかつてない精度を実現します。Formlabsのレーザーユニット(LPU)4は60万〜190万層もの造形で一貫したパフォーマンスを発揮できるよう設計されており、交換が必要なになった場合もプリンタに同梱されているツールを使ってわずか数分で完了できます。

LFDの詳細

造形速度

超高速

Fast Modelレジンで最大100mm/時、全ての材料で平均40mm/時のスピードを実現します。

高出力光線

16mW/cm²の高出力光線を硬化面に照射します。

XY軸解像度

50μm

サブピクセル解像度を実現する事前調整済みのアンチエイリアス機能で、繊細でシャープなディテール表現を可能にします。

光源

均一波長60のLEDが搭載されたバックライトユニットと平凸レンズで構成されたカスタムレンズアレイで、高出力でも平行かつ均一な光線の照射が可能になります。

剥離メカニズム

独自技術のマイクロテクスチャ光学フィルム「リリーステクスチャ」でレジンタンクとLPU間に空気の通り道ができ、さらにレジンタンク底面の柔らかい2層のフィルムで硬化済みレイヤーが優しく剥がれるため、造形時に各レイヤーにかかる剥離力を低減します。

最大造形サイズ

Formlabs Form 4
200 x 125 x 210mm
 

材料

3Dプリントサンプルパーツ
Formlabs Form 4

Form 4:23種類の検証済み材料、Form 4B;38種類

軟質のシリコン材料からTPUライクな材料、高強度、高耐久性、高剛性材料など、試作品製作や量産向けに多彩な材料の中からお選びいただけます。実製品用部品に使えるポリウレタンや高温用途向けのスペシャルティ材料、鋳造で使う原型用の材料もご用意しています。

15種類以上の生体適合性材料など、Form 4Bで使用できる歯科・医療用途向けレジンも豊富に取り揃えています。Open Platformの活用でサードパーティ製材料もご利用いただけます

Formlabsの材料は全て材料ごとに最適な造形設定がプログラムされており、業界トップの造形品質と安定性をもたらせるよう設計されています。Formlabsのレジンは作業者の安全性を第一に、そして臭気を最小限に抑えることを重視して開発されています。

Formlabs材料の詳細

機能と使いやすさ

Formlabs Form 4
Form 4シリーズ

レジン自動供給機能

  • 汚れにくい:レジンの自動供給システムで手作業の必要がなく、安定したプリントとクリーンな作業場所を維持できます。
  • 高効率なワークフロー:レジンレベルセンサーやレジンの自動供給システムが最適なレジン量を維持します。
  • 安定感:いつでも正確なレジンの自動供給システムで安定してプリントを完了できます。

ライトタッチサポート

サポート材の事前調整が可能で、造形品との接続点が細いライトタッチでどんな材料でも非常に簡単かつ迅速にサポート材を除去できます。

自動化された後処理装置

造形品の洗浄や二次硬化といった後処理はForm 4専用の自動化装置で簡単に。すべてのFormlabs材料で使える検証済みの設定が実装されています。

レジンミキサーと予熱システム

充填率の高い材料を含む幅広い材料オプションと、常時一貫した品質でのプリントをサポートします。デブリ検出機能実装でさらに安心。

工具不要で造形品を取り外し

Build Platform Flexなら特段の工具不要で迅速・簡単に造形品を取り外せるため、造形品の破損や作業員の怪我を防ぎます。

リモートプリント

カメラ

ソフトウェア

Formlabs Form 4

パワフルで使いやすい無償ソフトウェア

Formlabsの無償造形準備ソフトウェア PreFormが、造形に最適な向き、サポート材、レイアウトを自動的に提案します。必要に応じて手動での微調整も可能です。

オンラインのDashboardでは、複数台のプリンタの管理やプリント状況の監視、材料や消耗品の管理、チーム内での連携をいつでもどこからでも行えます。

PreFormには、Formlabsのすべてのレジン向けに、簡単かつ最適化されたプリントをサポートする設定が実装されています。

今すぐPreFormを試す

信頼性

Formlabs Form 4

プリント成功率99%

Form 4は、製品テストの独立系グローバルリーダーによるテストで98.7%のプリント成功率を達成しました。テスト方法と結果の詳細についてはこちらの技術資料でご確認いただけます。

新搭載のリリーステクスチャとレジンタンク底面の2層のフィルムで造形中の剥離力を最小限に抑えながら、レジンレベルセンサーとZ軸荷重センサーで品質の一貫性を保ちます。

問題が発生した場合はエラーメッセージにサポート記事のQRコードが表示されるなど、問題の早期解決をサポートします。

一般的な寸法公差

1〜30mm:±0.15%(最小:±0.02mm)
31〜80mm:±0.2%(最小:±0.06mm)
81〜150mm:±0.3%(最小:±0.15mm)

サポート

Formlabs

プロによる専属サポート

Formlabsのすべてのハードウェアには、1年の製品保証と専属スタッフによる電子メールサポートが付属しています。Pro Service Planのご購入でサポート範囲の拡大やホットスワップ交換などその他のメリットもご利用いただけます。専用回線による電話サポートやトレーニングなど、プリンタ関連のことはすべてお任せ。お客様ビジネスの成長に集中していただけます。

Formlabsのサービスを見る

コスト

Formlabs Form 4

本体価格:$3,499〜

本体価格$3,499には、プリント開始に必要なすべてのツール、造形準備ソフトウェア、オンラインDashboardが含まれます。Form 4のコンプリートパッケージ($5,599)では、Formlabsプリンタに合わせてカスタム開発された後処理ツールやプレミアムサービスプランが納品後すぐにご利用いただけます。

Formlabsの担当者またはオンラインストアから直接ご購入いただくか、Formlasbの正規販売代理店を通じてご購入いただけます。

企業情報

Formlabs

工業用途のマーケットリーダー

Formlabsは、2011年にデスクトップサイズでのSLA光造形プリントを、2021年にはベンチトップサイズでのSLSプリントを初めて実現した3Dプリントメーカーです。それ以来、プリンタの販売数は13万台以上にのぼり、SLA光造形・SLS両方におけるマーケットリーダーとして活躍してきました。Form 4は、これまで4億点以上もの機能部品を造形してきた実績あるテクノロジー搭載のSLA光造形プリンタの4代目です。

Formlabsの詳細

AnyCubic Photon Mono M5s Pro

コスト

AnyCubic Photon Mono M5s Pro

ホビーユーザー向けの光造形3Dプリンタ

AnyCubic Photon Mono M5s Proは、光造形3Dプリントのエントリーレベルとなる低価格プリンタです。ホビーユーザーや学生、そして光造形をこれから始めようという人に最適です。ただし、造形を成功させるには様々な微調整や多くの時間を費やしての試行錯誤が必要です。使用できる材料も限られるため、応用できる用途に限界があります。

メリット

  • 低価格
  • 造形の精密さと繊細なディテールの表現
  • 洗浄・二次硬化装置あり

代表的な用途

  • ホビー向けプロジェクト
  • 模型や美術用小道具
  • コンセプトモデル
  • ジュエリーの試作および鋳造

3Dプリント方式

AnyCubic Photon Mono M5s Pro

マスク式光造形(MSLA)方式

マスク式光造形プリンタのAnyCubic Photon Mono M5s Proは、LEDマトリクスを光源とし、LCDフォトマスクでタンク底面にレイヤーイメージを形成します。LCDスクリーンは耐久性がなく、長々とした手順に従って頻繁な交換が必要なほか、コンポーネントの追加購入も必要です。

造形速度

仕様より遅い

製品仕様では、理論上の最高速度は105mm/時と記載されていますが、スライサーソフトウェアで様々なレジンや設定を使用した実部品をスライスした結果、実際には20〜50mm/時程度であることがわかっています。

高出力光線

最大2〜3mW/cm²の出力光線を硬化面に照射します。

XY軸解像度

17 x 25 µm

光源

LEDマトリクス(UV光源)

剥離メカニズム

耐久性の低いACFリリースフィルム搭載。真っ直ぐ引き離す基本的な剥離メカニズムにより、造形品質や安定性、造形スピードのいずれかを犠牲にしなければなりません。

最大造形サイズ

AnyCubic Photon Mono M5s Pro
200 x 126 x 223mm
 

材料

3Dプリントサンプルパーツ
AnyCubic Photon Mono M5s Pro

10種類以上の未検証レジン

AnyCubicが提供する材料はミニチュア製作に特化したものに限定されています。レジンの機械的特性や熱的特性、クリープ性能が低いため、造形品は脆く寸法が不正確で、求める機能を発揮できない、またはしっかりとフィットしないことが多くあります。
 
提供材料はプリンタでの使用検証が行われておらず、造形が失敗しやすく全体的な造形品質も劣り、設定の試行錯誤のために時間や材料の無駄が発生します。造形品が使用中に破損したり、要件を満たしていないがために使用できないといった理由でプリントのやり直しが発生する可能性があります。
 
安価なレジンは頻繁な換気が必要なほど臭いが強かったり、よりリスクの高い化学物質が含まれているものもあります。

Formlabs材料の詳細

機能と使いやすさ

AnyCubic Photon Mono M5s Pro
AnyCubic 3Dプリンタ製品

レジン供給機能

  • 汚れやすく不便:手作業によるレジン供給で作業場が汚れやすく、レジンこぼれの可能性も高まります。
  • 追加の作業が必要:目視によるレジンレベルの確認と手作業での調整が必要で、プリント作業に余分な時間と労力がかかります。
  • 信頼性が不安定:手作業によるレジン供給でヒューマンエラーが発生しやすく、プリント失敗の可能性が高まります。

太めのサポート材

サポート材は造形品との接続点が大きく全体的にがっしりとした構造のため、サンディングに時間がかかり表面品質の劣化、後処理時間の増大につながります。

基礎的な後処理装置

後処理装置は基礎的でより多くの作業を必要とします。

レジンミキサーや予熱システムの搭載なし

レジンミキサーがないため定期的に手作業でレジンをかき混ぜる必要があり、デブリの自動検出ができないほか、使用できる材料も限定されます。寸法精度も劣り、プリント失敗が発生しやすくなります。

手作業による造形品の取り外し

造形品の取り外しには工具が必要なため、破損や怪我の発生リスクが高まります。

リモートプリントなし

カメラなし

ソフトウェア

AnyCubic Photon Mono M5s Pro

最低限の無償ソフトウェア

AnyCubicは無償のスライサーソフトウェアPhoton Workshopを提供しており、STL、OBJ形式のファイルをPWS、PHOTONファイルに変換してプリントできます。

使用できる機能は非常に限定的で、プリントのたびに手作業で時間のかかるセットアップが必要です。また、新しいレジンを使うたびに試行錯誤して最適な造形設定を見つけ出さなければならず、余分な時間と材料を消費します。

プリンタにはログ機能や遠隔でのプリント監視機能がなく、プリンタやプリントジョブ、材料を管理するオンラインダッシュボードもありません。

信頼性

AnyCubic Photon Mono M5s Pro

プリント成功率60〜90%

格安光造形プリンタのプリント成功率は一般的に60〜90%で、Form 4に比べて失敗率が10〜30倍ほど高くなります。

その結果、予期せぬ失敗による作業の遅延、プリント失敗によるレジンのロス、再プリントにかかる余分な作業時間とその人件費、プリントを開始しても本当に成功するかわからない不確実性等といった問題が発生します。造形設定のチューニングでプリント成功率を向上させることは可能ですが、それには試行錯誤の時間とコストが必要です。

レジンタンクは薄くフィルムが破れやすい構造になっています。プリントが失敗するとレジンがプリンタの光学面に溢れ出すことがあり、手間のかかる清掃作業や交換が必要になります。

一般的な寸法公差

N/A

サポート

AnyCubic Photon Mono M5s Pro

最小限のサポート

AnyCubic製のハードウェアには3〜12ヶ月の限定的な製品保証が付属していますが、ユーザーに提供されるサポートはオンラインでのセルフサービス以外はほとんどありません。知見も限定的で、ユーザーがトラブルに対処する場合はオンラインコミュニティ等で情報を集めて独力で行う必要があります。

コスト

AnyCubic Photon Mono M5s Pro

本体価格:$419〜

AnyCubic Photon Mono M5s Proはプリンタだけで$419〜。後処理装置は別売りで、価格帯は$99〜339と幅があります。

AnyCubicの無償のスライサーソフトウェアが利用できます。工業用途向けのサービスはありません。

ソフトウェア

AnyCubic Photon Mono M5s Pro

新興企業

2015年、中国上海で創設されたAnyCubicは、主にホビーユーザーや個人向けに格安光造形プリントやフィラメント3Dプリントを開発する新興企業です。

製品ごとの違いについてさらに詳しくお知りになりたい場合は、Formlabsのスペシャリストまでお問い合わせください。

無償サンプルパーツのお申込

Formlabsの品質を直接手に取ってご確認ください。Form 4で造形したサンプルパーツを無償でお届けいたします。

Form 4で造形したサンプルパーツ

Form 4の詳細

Form 4B

ほぼすべての造形が2時間以内で完了し、作業効率を大幅向上1

ゲームコントローラー
1h38m
Form 4
3h37m
ベンチマークとなるFDM方式
4h11m
ベンチマークとなるSLA光造形方式
10h47m
Form 3+

ゲームコントローラー、Battle Beaver Customs製

LEDライトバー&マウント
2h49m
Form 4
4h28m
ベンチマークとなるFDM方式
6h52m
ベンチマークとなるSLA光造形方式
10h35m
Form 3+

LEDライトバー&マウント、Holley製

ロボットハンド
2h1m
Form 4
3h54m
ベンチマークとなるFDM方式
3h37m
ベンチマークとなるSLA光造形方式
8h31m
Form 3+

ロボットハンドオーバーモールド、RightHand Robotics製

タワーキャップ
1h37m
Form 4
5h32m
ベンチマークとなるFDM方式
4h38m
ベンチマークとなるSLA光造形方式
4h29m
Form 3+

Formlabs Form 4、タワーキャップ

コネクタ
1h28m
Form 4
9h12m
ベンチマークとなるFDM方式
2h16m
ベンチマークとなるSLA光造形方式
9h43m
Form 3+

電気コネクタ

(1) 80パーセンタイル高さ(53mm)のモデルを積層ピッチ100μmで造形した場合の標準的な造形時間(ほぼ全てのレジンが対象)。

1点でも造形面いっぱいの複数モデルでもほぼ同じ造形時間で完成

1hr19min
1hr13min
3Dプリント中の造形品
プロトタイピング

生産性が3倍アップで終業後の造形・確認作業が不要に

プロトタイピング - 3Dプリント製試作品
量産

1点あたり1分というスピードで生産効率を最大化

3Dプリントによる量産 - 複数の造形品

どんな課題にも、業界屈指の材料とOpen Material Modeで対応

スタンダードレジン. 高速、優れた審美性、万能材料

幅広い業界で優れた結果を発揮する万能性

プリプロダクション検証
Tough 1500レジン

Forge Motorsportは、改良の余地があった部品をリバースエンジニアリングで設計変更を行い、3Dプリントで製作。5か月間車両で実地試験を行った後、金型製作に取り組みました。

プリプロダクション検証
Tough 1500レジン

Forge Motorsportは、改良の余地があった部品をリバースエンジニアリングで設計変更を行い、3Dプリントで製作。5か月間車両で実地試験を行った後、金型製作に取り組みました。

Form 4シリーズ

造形から後処理まで、包括的な3Dプリント体験をお届けします

Form 4 3Dプリンタ
Form Wash

Form Wash

造形品の洗浄を自動化

Form Cure

Form Cure

二次硬化も、超高速