Form 4シリーズ
造形から後処理まで、包括的な3Dプリント体験をお届けします
光造形3Dプリンタをお探しですか?Formlabs Form 4とAnyCubic Photon Mono M5s Proの比較で製品選びの参考にお役立てください。
Formlabs Form 4
コスト
工業品質の技術とサポートの提供により、Form 4は安定した3Dプリント体験と生産の効率化を支援します。プリントのみならず後処理まで一貫して効率化されたFormlabs製品では、設計から造形品の完成までを最低限の工数で行えます。Formlabsのレジンは多種多様で常に新たな材料が追加されるため、あらゆる課題に対応し、厳格な要件を満たす工業品質の3Dプリントが実現いただけます。Formlabsのプリンタは、世界中のさまざまな業界から支持されています。
メリット
代表的な用途
* 生体適合性が求められる用途にはForm 4Bをご使用ください
3Dプリント方式
LFDはマスク式光造形(MSLA)方式の次世代3Dプリントテクノロジーで、剥離力を低減することで驚きの表面品質とかつてない精度を実現します。Formlabsのレーザーユニット(LPU)4は60万〜190万層もの造形で一貫したパフォーマンスを発揮できるよう設計されており、交換が必要なになった場合もプリンタに同梱されているツールを使ってわずか数分で完了できます。
造形速度
Fast Modelレジンで最大100mm/時、全ての材料で平均40mm/時のスピードを実現します。
高出力光線
16mW/cm²の高出力光線を硬化面に照射します。
XY軸解像度
50μm
サブピクセル解像度を実現する事前調整済みのアンチエイリアス機能で、繊細でシャープなディテール表現を可能にします。
光源
均一波長60のLEDが搭載されたバックライトユニットと平凸レンズで構成されたカスタムレンズアレイで、高出力でも平行かつ均一な光線の照射が可能になります。
剥離メカニズム
独自技術のマイクロテクスチャ光学フィルム「リリーステクスチャ」でレジンタンクとLPU間に空気の通り道ができ、さらにレジンタンク底面の柔らかい2層のフィルムで硬化済みレイヤーが優しく剥がれるため、造形時に各レイヤーにかかる剥離力を低減します。
最大造形サイズ
材料
軟質のシリコン材料からTPUライクな材料、高強度、高耐久性、高剛性材料など、試作品製作や量産向けに多彩な材料の中からお選びいただけます。実製品用部品に使えるポリウレタンや高温用途向けのスペシャルティ材料、鋳造で使う原型用の材料もご用意しています。
15種類以上の生体適合性材料など、Form 4Bで使用できる歯科・医療用途向けレジンも豊富に取り揃えています。Open Platformの活用でサードパーティ製材料もご利用いただけます。
Formlabsの材料は全て材料ごとに最適な造形設定がプログラムされており、業界トップの造形品質と安定性をもたらせるよう設計されています。Formlabsのレジンは作業者の安全性を第一に、そして臭気を最小限に抑えることを重視して開発されています。
機能と使いやすさ
サポート材の事前調整が可能で、造形品との接続点が細いライトタッチでどんな材料でも非常に簡単かつ迅速にサポート材を除去できます。
造形品の洗浄や二次硬化といった後処理はForm 4専用の自動化装置で簡単に。すべてのFormlabs材料で使える検証済みの設定が実装されています。
充填率の高い材料を含む幅広い材料オプションと、常時一貫した品質でのプリントをサポートします。デブリ検出機能実装でさらに安心。
Build Platform Flexなら特段の工具不要で迅速・簡単に造形品を取り外せるため、造形品の破損や作業員の怪我を防ぎます。
ソフトウェア
Formlabsの無償造形準備ソフトウェア PreFormが、造形に最適な向き、サポート材、レイアウトを自動的に提案します。必要に応じて手動での微調整も可能です。
オンラインのDashboardでは、複数台のプリンタの管理やプリント状況の監視、材料や消耗品の管理、チーム内での連携をいつでもどこからでも行えます。
PreFormには、Formlabsのすべてのレジン向けに、簡単かつ最適化されたプリントをサポートする設定が実装されています。
信頼性
Form 4は、製品テストの独立系グローバルリーダーによるテストで98.7%のプリント成功率を達成しました。テスト方法と結果の詳細についてはこちらの技術資料でご確認いただけます。
新搭載のリリーステクスチャとレジンタンク底面の2層のフィルムで造形中の剥離力を最小限に抑えながら、レジンレベルセンサーとZ軸荷重センサーで品質の一貫性を保ちます。
問題が発生した場合はエラーメッセージにサポート記事のQRコードが表示されるなど、問題の早期解決をサポートします。
一般的な寸法公差
1〜30mm:±0.15%(最小:±0.02mm)
31〜80mm:±0.2%(最小:±0.06mm)
81〜150mm:±0.3%(最小:±0.15mm)
サポート
Formlabsのすべてのハードウェアには、1年の製品保証と専属スタッフによる電子メールサポートが付属しています。Pro Service Planのご購入でサポート範囲の拡大やホットスワップ交換などその他のメリットもご利用いただけます。専用回線による電話サポートやトレーニングなど、プリンタ関連のことはすべてお任せ。お客様ビジネスの成長に集中していただけます。
コスト
本体価格$3,499には、プリント開始に必要なすべてのツール、造形準備ソフトウェア、オンラインDashboardが含まれます。Form 4のコンプリートパッケージ($5,599)では、Formlabsプリンタに合わせてカスタム開発された後処理ツールやプレミアムサービスプランが納品後すぐにご利用いただけます。
Formlabsの担当者またはオンラインストアから直接ご購入いただくか、Formlasbの正規販売代理店を通じてご購入いただけます。
企業情報
Formlabsは、2011年にデスクトップサイズでのSLA光造形プリントを、2021年にはベンチトップサイズでのSLSプリントを初めて実現した3Dプリントメーカーです。それ以来、プリンタの販売数は13万台以上にのぼり、SLA光造形・SLS両方におけるマーケットリーダーとして活躍してきました。Form 4は、これまで4億点以上もの機能部品を造形してきた実績あるテクノロジー搭載のSLA光造形プリンタの4代目です。
AnyCubic Photon Mono M5s Pro
コスト
AnyCubic Photon Mono M5s Proは、光造形3Dプリントのエントリーレベルとなる低価格プリンタです。ホビーユーザーや学生、そして光造形をこれから始めようという人に最適です。ただし、造形を成功させるには様々な微調整や多くの時間を費やしての試行錯誤が必要です。使用できる材料も限られるため、応用できる用途に限界があります。
メリット
代表的な用途
3Dプリント方式
マスク式光造形プリンタのAnyCubic Photon Mono M5s Proは、LEDマトリクスを光源とし、LCDフォトマスクでタンク底面にレイヤーイメージを形成します。LCDスクリーンは耐久性がなく、長々とした手順に従って頻繁な交換が必要なほか、コンポーネントの追加購入も必要です。
造形速度
製品仕様では、理論上の最高速度は105mm/時と記載されていますが、スライサーソフトウェアで様々なレジンや設定を使用した実部品をスライスした結果、実際には20〜50mm/時程度であることがわかっています。
高出力光線
最大2〜3mW/cm²の出力光線を硬化面に照射します。
XY軸解像度
17 x 25 µm
光源
LEDマトリクス(UV光源)
剥離メカニズム
耐久性の低いACFリリースフィルム搭載。真っ直ぐ引き離す基本的な剥離メカニズムにより、造形品質や安定性、造形スピードのいずれかを犠牲にしなければなりません。
最大造形サイズ
材料
AnyCubicが提供する材料はミニチュア製作に特化したものに限定されています。レジンの機械的特性や熱的特性、クリープ性能が低いため、造形品は脆く寸法が不正確で、求める機能を発揮できない、またはしっかりとフィットしないことが多くあります。
提供材料はプリンタでの使用検証が行われておらず、造形が失敗しやすく全体的な造形品質も劣り、設定の試行錯誤のために時間や材料の無駄が発生します。造形品が使用中に破損したり、要件を満たしていないがために使用できないといった理由でプリントのやり直しが発生する可能性があります。
安価なレジンは頻繁な換気が必要なほど臭いが強かったり、よりリスクの高い化学物質が含まれているものもあります。
機能と使いやすさ
サポート材は造形品との接続点が大きく全体的にがっしりとした構造のため、サンディングに時間がかかり表面品質の劣化、後処理時間の増大につながります。
後処理装置は基礎的でより多くの作業を必要とします。
レジンミキサーがないため定期的に手作業でレジンをかき混ぜる必要があり、デブリの自動検出ができないほか、使用できる材料も限定されます。寸法精度も劣り、プリント失敗が発生しやすくなります。
造形品の取り外しには工具が必要なため、破損や怪我の発生リスクが高まります。
ソフトウェア
AnyCubicは無償のスライサーソフトウェアPhoton Workshopを提供しており、STL、OBJ形式のファイルをPWS、PHOTONファイルに変換してプリントできます。
使用できる機能は非常に限定的で、プリントのたびに手作業で時間のかかるセットアップが必要です。また、新しいレジンを使うたびに試行錯誤して最適な造形設定を見つけ出さなければならず、余分な時間と材料を消費します。
プリンタにはログ機能や遠隔でのプリント監視機能がなく、プリンタやプリントジョブ、材料を管理するオンラインダッシュボードもありません。
信頼性
格安光造形プリンタのプリント成功率は一般的に60〜90%で、Form 4に比べて失敗率が10〜30倍ほど高くなります。
その結果、予期せぬ失敗による作業の遅延、プリント失敗によるレジンのロス、再プリントにかかる余分な作業時間とその人件費、プリントを開始しても本当に成功するかわからない不確実性等といった問題が発生します。造形設定のチューニングでプリント成功率を向上させることは可能ですが、それには試行錯誤の時間とコストが必要です。
レジンタンクは薄くフィルムが破れやすい構造になっています。プリントが失敗するとレジンがプリンタの光学面に溢れ出すことがあり、手間のかかる清掃作業や交換が必要になります。
一般的な寸法公差
N/A
サポート
AnyCubic製のハードウェアには3〜12ヶ月の限定的な製品保証が付属していますが、ユーザーに提供されるサポートはオンラインでのセルフサービス以外はほとんどありません。知見も限定的で、ユーザーがトラブルに対処する場合はオンラインコミュニティ等で情報を集めて独力で行う必要があります。
コスト
AnyCubic Photon Mono M5s Proはプリンタだけで$419〜。後処理装置は別売りで、価格帯は$99〜339と幅があります。
AnyCubicの無償のスライサーソフトウェアが利用できます。工業用途向けのサービスはありません。
ソフトウェア
2015年、中国上海で創設されたAnyCubicは、主にホビーユーザーや個人向けに格安光造形プリントやフィラメント3Dプリントを開発する新興企業です。
製品ごとの違いについてさらに詳しくお知りになりたい場合は、Formlabsのスペシャリストまでお問い合わせください。
ほぼすべての造形が2時間以内で完了し、作業効率を大幅向上1
幅広い業界で優れた結果を発揮する万能性
Forge Motorsportは、改良の余地があった部品をリバースエンジニアリングで設計変更を行い、3Dプリントで製作。5か月間車両で実地試験を行った後、金型製作に取り組みました。
Forge Motorsportは、改良の余地があった部品をリバースエンジニアリングで設計変更を行い、3Dプリントで製作。5か月間車両で実地試験を行った後、金型製作に取り組みました。