FormlabsではForm 1のリリース以降、鋳造に対応したレジンを提供してきました。今回新たに登場したTrue Castレジンでは、ユーザーはForm 4 SLA光造形プリンタの速度・精度・信頼性を活かしながら、厚さ5mm未満の高精細な原型を製作可能になります。
True Castレジンは幅広い焼成スケジュールにスムーズに対応できるほか、熱膨張率が低く収縮も最小限、かつ灰分含有量が0.03%のため焼成時も綺麗に燃え尽き、鋳造結果として優れた品質を提供します。
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試作品の高速製作も、実製品用部品の製造も、どのようなニーズにもお応えします。Formlabsは専門のスペシャリスト集団として、お客様や企業のニーズを的確にサポートします。
True Castレジン クリーンな焼成で精密な原型を製作
True Castレジンでプリントした造形品は、シャープなエッジ・滑らかな表面・優れたディテール表現が可能な高精細さで、後処理と仕上げ時間を最小限に抑える。
Formlabsの材料エンジニアは、従来の鋳造対応レジンに対するユーザー様からのフィードバックをもとに、True Castレジンを開発しました。繊細なジュエリーや複雑なエンジニアリング部品を、最大5mmの厚みで正確に鋳造できるよう開発された新しいワックス充填材料です。
| Castable Waxレジン | Castable Wax 40レジン | True Castレジン | Clear Castレジン | |
|---|---|---|---|---|
| 用途 | 精密な線条細工、軽量ジュエリー、歯科用途 | 中～重量級のジュエリー、小型エンジニアリング部品 | 中～重量級のジュエリー、メダリオン、フィギュア、および厚さ5mmまでの小型エンジニアリング部品 | 厚さ3mm超の高負荷エンジニアリング用途 |
| 対応プリンタ | Form 2 Form 3/+ Form 4 | Form 2 Form 3/+ | Form 4 | Form 2 Form 3/+ Form 4 |
True Castレジンを使った造形品は膨張しにくく、時間の経過によるワックスの移行や残留物なしに表面の完全性を維持するため、より扱いやすい鋳造体験を可能にします。熱膨張率が低く収縮も最小限、かつ灰分含有量が0.03%のため焼成時も綺麗に燃え尽き、鋳造結果として優れた品質を提供します。
作業手順
- 低温オーブン内または水浴でレジンを60℃で45分間加温し、撹拌します。次に、カートリッジをプリンタに装着します。
- プリントが完了したら、造形品をForm Washで5分間洗浄します。
- 圧縮空気で部品を乾燥させます。
- 造形品を室温で3～10分間、二次硬化します。
- 造形品のサポート材を除去し、湯道（スプルー）を付け、鋳造ツリーに取り付けて鋳造の準備をします。
- 焼成後、鋳造します。
- 型から鋳造品を取り出し、洗浄・湯道除去・仕上げを行います。
写真のカエルの王子はスターリングシルバーで鋳造された後、装飾として宝石がセットされたもの。
こちらからTrue Castレジンのアプリケーションガイドをご確認いただけます。
True Castレジンでプリントを始める
ジュエリーから小型のエンジニアリング部品に至るまで、True Castレジンは焼成後に灰の残らないクリーンで優れた品質を安定して実現し、複雑で精細な表現が可能な原型の製作を容易にします。Form 4プリンタ向けに最適化された材料のため、表面品質とディテール表現に優れた原型を高速にプリント可能です。
プリントを開始するには、True Castレジンをご購入いただくか、Form 4でのプリントについてお気軽にお問い合わせください。
