3Dプリントを用いたシリコンおよびゴム製のパーツ生産

柔らかく柔軟性のあるパーツの少量生産は、技術的な難しさを伴い、高コストかつ時間のかかる工程です。多くのプロフェッショナルたちは、シリコン製パーツの金型および鋳型のラピッドツーリングや、柔軟なパーツの直接プリントに3Dプリントを用いています。デスクトップ型3Dプリンタは、CADソフトにおけるデザインの自由度、高い精度、反復検証のしやすさ、そして納期の短縮等、多くのメリットをもたらします。

シリコン部品のダイレクト3Dプリント

Silicone 40Aレジンは、Formlabs独自の特許出願中技術Pure Silicone Technology™を採用した、手頃な価格で手に入る業界初の100%シリコン3Dプリント材料です。金型製作や手間のかかかる鋳造プロセスを必要とせず、3Dプリントにより純シリコン部品を僅か数時間で内製できます。

ショア硬度40Aを備えたこの材料は、軟質でしなやかでありながら、破断伸び率230%と引裂強さ12kN/mを備え、繰り返しの曲げ伸ばしや圧縮にも耐えられる耐久性の高い部品を製作できます。

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シリコンの3Dプリント活用法ウェビナー
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新登場Silicone 40Aレジンの紹介

シリコンの3Dプリント活用法ウェビナー
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純シリコンを3Dプリント:活用法と事例

Finis製のゴーグル
ケーススタディ

水泳用ゴーグル試作品を100%シリコン材料で製作するFINIS

3Dプリント製のシリコンガスケット
ケーススタディ

Dorman Products:自動車OEMのスピードに3Dプリントで対応

シリコンおよびゴム製パーツの少量生産のラピッドツーリング

3Dプリントを活用したラピッドツーリングと従来の製造工程を組み合わせることで、様々な規模にも臨機応変に素早く対応できるコスト効率の高いプロセスで、シリコンやゴム製部品の数量限定生産が行えます。以下の製造工程で、3Dプリント製の成形型や鋳型を用いた生産が可能になります。

射出成形
圧縮成形
鋳造
オーバーモールド成形およびインサート成形
シリコン及びゴム製の3Dプリント製部品

その仕組みとは?

設計
ステップ1

設計

CADで金型をデザインします。パーツの形状やデザインによって、圧縮成形、射出充填、オーバーモールド、卵殻モールド用の金型を製作します。
3Dプリント
ステップ2

3Dプリント

Formlabsの充実した材料ライブラリから用途に合った材料を選択し、FormlabsのSLA方式3Dプリンタで金型をプリントします。
mold
ステップ3

金型を充填

保護用コーティングと離型剤を用いて鋳造用の金型を準備します。その後、選定したシリコン材料で金型を充填します。
後処理
ステップ4

後処理

シリコン製パーツを離型し、カットで整え、必要であれば後処理を行います。

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シリコン成形についてのウェビナー
オンデマンドウェビナー

3Dプリント製の成形型を使ったシリコン部品の製造方法

VItal Auto Automobile
技術資料

3Dプリント製の型でシリコン部品を生産

Psyonicはシリコンインサート成形で義手用の指を製造。
ケーススタディ

アディティブマニュファクチャリングを使って義手を開発したPSYONICの事例

Dame Productsはシリコンインサート成形で顧客向けベータ品の内部装置を封入している。
ケーススタディ

シリコンオーバーモールドで顧客用ベータ版をプロトタイプ

シリコンライクな材料で3Dプリント

シリコン、ウレタン、ゴム製パーツの金型の製作も、外注に頼らず内製化できます。Formlabsの3Dプリンタと材料を使うと、複雑で、柔軟性や弾力性、耐久性のある少量パーツの試作品や、さらには実製品パーツも、数時間のうちに内製で製造できる方法がいくつもあります。   

材料を見る

水泳用ゴーグル
柔らかく曲がりやすいパーツのプロトタイプ
Elastic 50Aレジン
ストラップなどの装着器具
圧縮性ボタン
伸縮性のある筺体や覆い
軟組織解剖
OXO社 皮むき器のプロトタイプ
硬質で柔軟なパーツのプロトタイプ
Flexible 80Aレジン
ハンドル、グリップ、オーバーモールド
クッション性、ダンピング特性、衝撃吸収性
シール、ガスケットやマスク
軟骨、腱、靭帯の組織構造
3Dプリントした靴底
量産用の弾力性パーツ
Reboundレジン
量産用のパーツ
高い弾性と強度を備えた構造
ハンドルやグリップ
複雑な構造のガスケットやシール材

3Dプリントによる造形品の数々

シリコン及びゴム製の3Dプリント製部品