3Dプリント品の後処理

3Dプリント製部品の外観や性能を最大限に引き出すためには、後処理工程が欠かせません。より高度な後処理を取り入れることで、幅広い用途に合わせて見た目の美しさや機械的特性、部品としての全体的な性能を高められます。

粉末除去

ほぼすべての3Dプリント方式において、後処理工程は時間を要し、業務量を制限する要因となってしまいます。FormlabsのSLA光造形・SLS方式3Dプリンタ向け後処理ソリューションは、後処理作業を簡素化・自動化し、作業場を散らかさず、時間も作業量も削減しながら高品質の結果を安定的に得られるよう設計されています。

SLA光造形方式

Form Wash & Form Cure

レジンを使った3Dプリント品の洗浄と二次硬化を高効率・自動化。デスクトップ3Dプリンタでの造形品に。

Form Wash & Form Cure
SLA光造形方式

Form Wash L & Form Cure L

レジンを使った3Dプリント品の後処理工程を簡素化。大型サイズや量産向けのソリューション。

Form Wash L & Form Cure L
SLA光造形方式

Finishing Tools

Formlabsが厳選したSLA光造形専用の後処理ツールで、作業工程を効率化し、表面品質を向上。

Finishing Tools
パウダーによる造形

Fuse Sift

FuseシリーズSLS方式プリンタ専用。便利でコンパクトなオールインワン型パウダー再利用ステーション。

Fuse Sift
パウダーによる造形

Fuse Depowdering Kit(Fuseパウダー除去キット)

FuseシリーズSLS方式プリンタでの少量生産に。お求めやすい価格の手動パウダー回収ソリューション。

Fuse Depowdering Kit(Fuseパウダー除去キット)
パウダーによる造形

Fuse Blast

SLS方式の3Dプリント品に。パウダー除去と簡単な磨き上げができる完全自動化ソリューション。

Fuse Blast

外観の向上

造形品の外観をさらに向上させることで、試作品から実製品用部品と同等のレベルへ。SLA光造形方式の場合は、プリントが完了した時点でそのまま使用できるほどの表面品質を備えていることがほとんどです。しかし、さらにもう一工夫加えることで表面品質を最大限に高められます。SLS方式による3Dプリント品はざらついた質感が特徴ですが、後処理を施すことで表面を粉っぽさのない滑らかな仕上がりにし、射出成形品ともシームレスに組み合わせられます。

Finishing Tools
SLA光造形方式

やすりがけ、バフ研磨、振動研磨

推奨簡単低コスト

やすりがけ、バフィング、研磨を施すことで、滑らかなエッジと優れた表面品質を実現し、後処理後に残っているサポート痕も綺麗に消すことができます。FormlabsではSLA光造形方式専用の後処理ツールをご用意しており、作業工程を完全に合理化して造形品1点あたりにかかる作業時間とコストを削減します。

最適な用途:

  • 全体の外観と手触りの向上
  • 隣接部や結合部のある複数部品からなる機能アセンブリの製作
  • 造形品に塗装、コーティング、その他の処理を施すための下準備
ブラスト処理
SLA光造形方式/SLS方式

ブラスト処理

推奨簡単手頃な価格

SLS方式による造形品から大まかにパウダーを除去した後は、ブラスト処理(サンドブラストとも呼ばれます)でパウダーを徹底的に除去することをおすすめします。特に、Fuseシリーズでプリントした造形品の溝や窪みに入り込み、ブラシでは完全に取り除くことが難しい半焼結状態のSurface Armorを除去するにはブラスト処理が最適です。FormlabsのFuse Blastは、ハンズフリーの粉末除去を最短10分で完了できる、初めて手頃な価格を実現した自動ブラスト処理装置です。SLA光造形による3Dプリント品も、ブラスト処理を施すことで機械的特性が向上します。

最適な用途:

  • 全体の外観と手触りの向上
  • 造形品に塗装、コーティング、その他の処理を施すための下準備
  • 粉末除去・回収作業にかかる時間を削減
  • 機械的特性の向上
バレル研磨
パウダーによる造形

バレル研磨

オプション簡単低コスト

バレル研磨は、造形品と研磨材をバスケットに入れて研磨を施すことでSLS 3Dプリント品の表面を滑らかに仕上げる処理方法です。この処理によって表面のざらつきが80%軽減され、マットな手触りの、半光沢でサテンのように滑らかな表面に仕上がりになります。

最適な用途:

  • 滑らかさの向上
  • 表面硬度の向上
  • 造形品に塗装、コーティング、その他の処理を施すための下準備
ベーパースムージング(溶剤噴霧)
パウダーによる造形

ベーパースムージング(溶剤噴霧)

オプション高度高額

ベーパースムージングは、溶剤を噴霧してSLS 3Dプリント品の表面を薬液で覆う方法です。造形品の表面に付着した薬剤が材料を化学的に溶解し、表面にできている無数の穴を埋めることで造形品全体を滑らかで艶のある状態に整えます。また、外側から目に見える部分だけでなく、造形品の内側にある溝や細かな窪みも含めてくまなくスムージングできます。

最適な用途:

  • 滑らかさの向上
  • 表面硬度の向上
  • 食品安全性部品の製作
染色
SLA光造形方式/SLS方式

染色

オプション簡単低コスト

SLA光造形・SLS方式どちらの3Dプリント品も、消費者向けグレードの染料で染色できます。透明・半透明材料は他の材料よりも染色しやすく、一方でダークな色合いが特徴のSLS方式Fuseシリーズによる3Dプリント品は、染色後も濃淡な色合いを保ちながら最も優れた仕上がりになります。

最適な用途:

  • 全体の外観と手触りの向上
塗装
SLA光造形方式/SLS方式

塗装

オプション簡単低コスト

部品に鮮やかな色を付けたい場合や、色見本と色を揃えるなど細かな調整が必要な場合には、染色よりも塗装の方が適している可能性があります。スプレー塗装の場合は仕上がりが均一になり生産量の増加にも対応が可能な一方、手作業による塗装は細かな部分までしっかりと色をつけることができます。

最適な用途:

  • 全体の外観と手触りの向上
  • 特定色と合わせる
  • 耐UV性や耐薬品性の向上

性能の向上

SLA光造形・SLSどちらの3Dプリント方式も、強度や靭性、耐久性が求められるさまざまな用途でご活用いただけます。しかし、コーティングやめっき処理などの高度な表面処理を施すことで、3Dプリント製部品を射出成形で作るプラスチック部品や金属部品と同等、またはそれ以上の品質に高めることができます。

金属コーティング
SLA光造形方式/SLS方式

金属コーティング

オプション高度高額

電気めっきや真空メタライジングなどの金属コーティング工程では、3Dプリント部品の表面に金属の層を形成します。実製品用部品に最適で、金属3Dプリントに代わる低価格な表面処理方法です。

最適な用途:

  • 金属部品と同等の外観、手触り、性能を備えた複雑な実製品用部品を製作
  • 強度や耐久性、導電性などの機械的・電気的特性を向上
  • 耐UV性や耐食性、耐薬品性の向上
セラミックコーティング
SLA光造形方式/SLS方式

セラミックコーティング

オプション高度高額

Cerakoteに代表されるセラミックコーティングは、造形品の表面にセラミックを混ぜたポリマーを薄く噴霧・塗布する手法で、高度な表面処理の中でも最も高い機能性が得られる方法です。

最適な用途:

  • 高性能かつ審美性の高い実製品用部品の製作
  • 特定色と合わせる
  • 機械的特性の向上
  • 耐UV性や耐食性、耐薬品性の向上
粉体塗装
SLA光造形方式/SLS方式

粉体塗装

オプション高度高額

パウダーコーティングは、粉末状のポリマーを吹き付ける乾式の塗装方法です。コーティング材料の多くが高熱での硬化を必要とする一方、熱に弱い部品を考慮して開発された、UV光による光硬化性のコーティング材もあります。

最適な用途:

  • 全体の外観と手触りの向上
  • 厚みのあるコーティングや複雑な形状にも対応
  • 耐UV性や耐食性、耐薬品性の向上
  • 機械的特性の向上
液体樹脂コーティング
SLA光造形方式/SLS方式

液体樹脂コーティング

オプション簡単低コスト

液状のポリマーコーティング材は市販の製品が多数あり、製品によって表面の滑らかさや耐薬品性のレベルも様々です。色も透明なものからわずかに着色されているもの、さらに不透明なものまで幅広く、浸漬、刷毛塗り、吹き付け等の方法で造形品に塗布します。エポキシ樹脂、ラッカー、ポリウレタン樹脂など、様々な材料が使用されています。

最適な用途:

  • 全体の外観と手触りの向上
  • 耐UV性や耐食性、耐薬品性の向上

アセンブリやセカンダリプロセス

ガイド

ねじ山の直接3Dプリント、ヘリサートの追加

粉体塗装
技術資料

水密性のある筐体の設計・3Dプリント・シーリング

水密性のある筐体
技術資料

機能アセンブリの公差とフィット感

機能アセンブリ
技術資料

3Dプリント製マスキング治具

マスキング治具