PreForm 3.60.0で進捗の自動復旧とリアルなレンダリングを実装

Formlabsのプリントプロセスは、無償の造形準備ソフトウェア「PreForm」から始まります。Formlabsのソフトウェアエンジニアは、アイデアを形にするために必要なツールを提供しながら、ファイルからプリントまでのプロセスをいかにシームレスにできるかを常に考え続けています。

PreForm 3.60.0のアップデートでは、造形準備のプロセスをこれまで以上に簡素化しつつ、より多くの制御が可能な機能が実装されました。アップデートには以下の機能が含まれます。

  • 作業中のクラッシュにも対応可能な自動復元機能

  • 造形品のプレビューを可能にするリアルなレンダリング

  • 複数モデルを含む単一ファイルのインポートを可能にするパーツ分割機能

これらのツールを使用するには、PreFormをダウンロードまたはアップデートしてください。

PreFormのダウンロード

自動復元:クラッシュ発生時も作業内容を保護

アプリケーションがクラッシュするだけでも煩わしいのに、ファイルの進捗が失われてしまってはせっかくの作業が台無しです。自動復元機能を使用することで、PreFormがクラッシュしても作業を中断したところから再開できるようになります。

バックグラウンドで動作する自動復元機能は、PreFormでの作業中は常にローカルに一時ファイルを保存します。PreFormを起動すると最新のTMPファイルを自動で検出して復元を提案するため、作業内容が失われることはありません。

リアルなレンダリング:造形品のプレビューが可能に

これまで、造形後の実際の外観を予測するには試行錯誤が必要でした。リアルなレンダリング機能の追加により、造形後の外観を事前に確認できるようになり、最適な配置の選択、積層ラインの予測、外観の評価が容易になります。

この機能には以下が含まれます。

  • 表面の曲率を色分けして表示し、表面の細かなディテール確認が可能に

  • 積層ラインのプレビューで最終的な造形品に積層痕がどう現れるかを表示

  • 色や透明度などの材料特性をシミュレーションしたリアルなレンダリング

この機能は現在、Rigid 10KレジンV1.1、Nylon 12パウダー、GreyレジンV5でのみご利用いただけます。今後、対応材料が拡大される予定です。リアルなレンダリング機能をお使いいただくことで、初めてのプリントでも自信を持って承認できます。

パーツ分割:複数パーツも単一ジョブで

パーツ分割機能を使用することで、複数のパーツが含まれる単一のプリントファイルをPreFormにインポートできるため、CADでの調整が不要になります。例えば、3つのパーツを組み合わせたモデルをPreFormにインポートし、その後PreForm上で分割して個別にプリントすることができます。これまでは、3つのパーツをまずCADソフトウェアで分離してから、別々のファイルとして保存・インポートする必要がありました。この新機能により時間と手間が削減でき、造形準備プロセスがこれまで以上にスムーズになります。この機能には以下が含まれます。

  • 複数部品からなるパーツを分割して個別に配置・造形準備

  • パーツを自動でグループ化して分割

この機能を使用するには、複数のクローズドメッシュを持つモデルを右クリックし、表示されるメニューからこのオプションを選択します。

新機能を試してみる

PreFormのアップデートは、ユーザーの皆様から寄せられる声を反映しています。皆様からのご要望やお困りごとを新機能開発の原動力として、Formlabsでは、PreFormのアップデートを通じて、設計からプリントまでをこれまで以上に簡単かつシームレスに行えるツールを提供できるよう努めています。

これらの新機能を使用するには、PreFormをダウンロードまたはアップデートしてください。

PreForm Insider Programに参加する

PreFormの未来を一足先に体験し、フィードバックを提供してみませんか?Insider Programにご参加いただくと、今後リリース予定の新機能をいち早くベータテストとしてご利用いただけます。例えば、複数のビルドボリュームを1つのPreFormプロジェクトで作成・管理できるPreForm Projectsなども今後公開予定の機能の一つです。

Projectsを使用すると、複数のビルドボリュームが絡む大規模なジョブでも、1つの場所で計画を立てることができるため、負荷を抑えながら大型ジョブを準備・整理・出荷することが容易になります。この機能により、複数のビルドにおける材料使用量や造形時間を最適化できます。PreForm Projectsでは、以下のことが可能です。

  • 1つのPreFormプロジェクト内で複数のビルドボリュームを作成・管理

  • プリント前にプラットフォーム上で部品を配置し、レイアウトを最適化

  • グループ化したパーツをケージやフレーム内に配置する

PreForm Insider Buildは、正式版のPreFormと並行してインストールが可能です。重要な作業は正式版PreFormで行い、Projectsなど今後発表予定の新機能はInsider Buildで試すことをお勧めします。

Insider Programに参加して、Formlabsのソフトウェアの未来をいち早く体験してください。