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Formlabs SLS用材料の電気的特性

Formlabs SLS用材料の電気的特性

化学的、光学的、機械的、熱的、電気的特性は、特定の材料が特定の条件下でどのような挙動をするかを反映しています。これらの特性は、特定のユースケースにおける材料の利点を評価・比較するのに役立ちます。

ASTM試験済みの特性は、弊社パウダーのデータシートに記載されています。Formlabsによる正式な検証が済んでいない特性も多くあります。

弊社が知り得る限りにおいて、本資料記載の情報は正確なものですが、Formlabsはその使用によって得られる結果については明示または黙示を問わず、いかなる保証もすることはできません。

静電気放電(ESD)に対する抵抗力(ASTM D257)

材料の抵抗力は、静電気放電を考慮する上で重要な要素です。

材料の種類抵抗率
絶縁材料> 1 × 10^11 Ω⋅m 
静電気拡散材料1 × 10^6 Ω⋅m ~ 1 × 10^9 Ω⋅m
導電材料< 1 × 10^4 Ω⋅m
材料抵抗率
Nylon 12 Powder1 × 10^11 Ω⋅m(絶縁)
Nylon 11 Powder1 × 10^12 Ω⋅m(絶縁)
Nylon 12 GF Powder1 × 10^12 Ω⋅m(絶縁)
Nylon 11 CF Powder1 × 10^3 Ω⋅m(導電)

誘電率および誘電正接(ASTM D150)

誘電率(比誘電率)は、材料が電界中でどれだけ電気エネルギーを維持できるかを測定します。誘電正接または損失係数は、材料内でどれだけの電気エネルギーが熱として失われるかを示し、絶縁材料の非効率性を測定します。どちらの特性も、コンデンサ、絶縁体、無線周波数(RF)部品など、材料が交流電界にさらされる用途で非常に重要になります。

  • 絶縁が必要な用途には、誘電率の低いパウダーを使用してください。
  • 高い静電容量が要求される電気的用途には、誘電率の高いパウダーを使用してください。
材料誘電率損失係数
Nylon 12パウダー2.86(6.78 MHz)
2.80(13.56 MHz)
2.74(27.12 MHz)
0.034(6.78 MHz)
0.028(13.56 MHz)
0.008(27.12 MHz)
Nylon 11パウダー2.71(6.78 MHz)
2.68(13.56 MHz)
2.63(27.12 MHz)
0.014(6.78 MHz)
0.011(13.56 MHz)
0(27.12 MHz)
Nylon 12 GFパウダー3.19(6.78 MHz)
3.15(13.56 MHz)
3.10(27.12 MHz)
0.016(6.78 MHz)
0.012(13.56 MHz)
0(27.12 MHz)
Polypropyleneパウダー2.19(300 MHz)
2.27(1000 MHz)
<0.003(300 MHz)
<0.001(1000 MHz)
Nylon 11 CFパウダー31.7(300 MHz)
19(1000 MHz)
0.328(300 MHz)
0.25(1000 MHz)

比較トラッキング指数(ASTM D3638)

CtI(Comparative Tracking Index:比較トラッキング指数)は、濡れた表面や汚れた表面に晒されたときの材料の絶縁破壊に対する抵抗力を測定します。具体的には、材料がその表面にある2つの電極間で発生するトラッキング現象に耐えられる最大電圧を数値化する指数です。トラッキング現象とは、材料の表面に沿って導電性の経路が形成されることを指し、多くの場合、湿気、ほこり、汚れによって引き起こされます。

比較トラッキング指数試験仕様:

  • ラボ最大電圧: 600 V
材料CTI(V)
Nylon 11パウダー600
Nylon 11 CFパウダー245
Nylon 12パウダー600
Nylon 12 GFパウダー600
Polypropyleneパウダー600