技術白書
Formlabs Logo

プリント設定エディタで寸法精度を向上

プリント設定エディタで寸法精度を向上

PreForm造形設定エディタで材料を調整する際、寸法精度の高い造形品を得るためには、スケーリング係数と外周オフセットを正確に設定することが重要です。

造形設定エディタの寸法精度セクションには、以下の4つの主要なパラメータがあります。

  • X補正係数:X方向に適用されるスケーリング係数
  • Y補正係数:Y方向に適用されるスケーリング係数
  • Z補正係数:Z方向に適用されるスケーリング係数
  • 外形オフセット:OBOとも呼ばれ、XY平面に適用される静的な寸法シフトです。

スケーリングファクターと外周オフセットの調整

これらのパラメータを調整するには:

  1. 造形設定エディタを開きます。編集するカスタム造形設定を選択するか、新しい設定を作成します。
  2. Set all of the X, Y, and Z Correction Factors to 1. Set the Outer Boundary Offset to 0.
  1. カスタム造形設定を使用して、X軸とY軸の寸法が異なる複数のパーツを造形します。ここに示すのは、Formlabsがテストで使用する造形例です。
  2. 必要に応じて、プリント品を後処理します。
  3. 造形品のさまざまな特徴を測定します。マイクロメーターなどの高精度な工具を使用し、可能な限り一貫性と正確性を持って測定を行ってください。
スケーリングとOBOテストプリント
  1. 測定データの最適なフィットラインの傾きと切片を求めます。Google Sheetsのスプレッドシートの数式を使った例を以下に示します。
公称値X測定値Y測定値
2.52.7892.746
55.2315.234
1010.23010.208
1515.24815.220
2020.29620.208
2525.23725.184
Calculations
 XY
Slope0.99990.9977
Intercept0.2560.246
OBO-0.128-0.123
Average OBO-0.126
  • 傾き
    • X: =SLOPE(B2:B7,A2:A7)
    • Y: =SLOPE(C2:C7,A2:A7)
  • 切片
    • X: =INTERCEPT(B2:B7,A2:A7)
    • Y: =INTERCEPT(C2:C7,A2:A7)
  • OBO
    • X: =-1*B11/2
    • Y: =-1*C11/2
    • 平均: =AVERAGE(B12:C12)
  1. 計算機の傾きを新しいX補正係数およびY補正係数としてプリント設定エディタに入力します。Print Settings Editorで、平均外周オフセットを新しい外周オフセットとして入力します。
    • 補正係数を1に設定していない場合は、計算した補正係数の値に前回の値を掛けます。
    • 最初にOuter Boundary Offset(外側の境界オフセット)を0に設定しなかった場合は、計算したOuter Boundary Offsetの値を前回の値に加算します。