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イソプロピルアルコール(IPA)

イソプロピルアルコール(IPA)

液体レジンを溶かすことができるイソプロピルアルコール(IPA)は、Formlabs SLAプリンタでプリントしたパーツの洗浄やレジンがこぼれた時の拭き取り等に使用する溶剤として有効です。Form Wash、Form Wash L、またはFinish Kitを使用してIPAでプリントを洗浄します。

備考:

Formlabsのレジンはほとんどすべて、純度 90%以上のIPAで洗浄できます。Formlabsの生体適合性レジンの洗浄には、純度 96%以上のIPAを使用する必要があります。

イソプロピルアルコールは、揮発性が高い無色透明な可燃性の液体で、強い匂いがします。

イソプロピルアルコールは、地域や販売業者によって以下のように呼ばれることがあります。

  • イソプロパノール
  • 2-プロパノール
  • ラビングアルコール
  • サージカルスピリッツ

備考:

Formlabsは、イソプロピルアルコール(IPA)を製造していません。溶剤の保管や取扱い方法については、溶剤のサプライヤが発行している安全データシート(SDS)に記載されている内容を常に一次情報源としてご参照ください。

IPAの取扱い

危険:

イソプロピルアルコール(IPA)の取扱い方法については、IPAのサプライヤが発行している安全データシート(SDS)に記載されている内容を常に一次情報源としてご参照ください。IPAは可燃性ですので、発火源から離れた場所で使用または保管してください。IPAを保管する際、密閉容器に小分けし、それぞれの容器に識別可能にする情報を記載したラベルを貼って適切に管理できるようにすることをお勧めします。

IPAを安全に取り扱うために:

IPAを取り扱う際は、使い捨ての非反応性手袋(ニトリルまたはネオプレン)を着用してください。

こぼれたIPAのクリーニング

IPAがこぼれると、直ちに火災や健康被害の原因になります。IPAがこぼれたら、直ちに拭き取ってください。こぼれたIPAのクリーニングには、火災のリスクを回避するために、使い捨てのクリーニング用具だけを使用してください。

IPAがこぼれた時の対処法:

使い捨てのニトリル手袋を着用します。

  1. 余分なIPAはペ―パータオルに吸収させます。
  2. それだけでは足りず、まだ溶剤が残る場合は、濡れたペーパータオルで拭き取ります。
  3. IPAを吸収したペーパータオルやIPAが付着している手袋は、有害な廃棄物の処理方法を定めた現地のルールに従って処分してください。

使用済みIPAの再利用または廃棄

IPAをプリントしたパーツの洗浄に使用する回数が増えるにつれ、IPA内で溶けた液体レジンの量が増し、IPAの純度ならびに洗浄効力が低下していきます。最良の表面品質を得るために、Form Washに付属の比重計でIPA中のレジン濃度が10~12%に達したことを示すか、Form Wash Lのタッチスクリーンに表示されたら、IPAを交換してください。

廃棄

汚染されたIPAを安全に廃棄するには:

  1. IPAの供給元が発行する安全データシート(SDS)を主な情報源として参照してください。
  2. 有害な廃棄物の処理に関して、現地法ではどのように規定されているかをご確認ください。ほとんどの地域では恐らく廃棄物処理業者に廃棄作業を有償で請け負って貰うことになると思われます。少量を廃棄するのであれば、各自治体が提供している公共サービスを利用できるかもしれませんので、推奨されている廃棄方法について一度ご相談ください。
  3. 廃棄物処理業者には、廃棄するボトルにIPAならびに少量のメタクリルモノマーとオリゴマー(未重合プラスチックレジン)、そして微量の光開始剤が入っていることを知らせます。処理業者の担当者がさらに多くの情報を必要とする場合に備え、レジンの安全データシート(SDS)のコピーを作成しておくこともお勧めします。

備考:

液体または部分的に硬化したレジンを排水溝に流したり、家庭ゴミといっしょに廃棄したりしないでください。溶けたレジンが含まれているイソプロピルアルコール(IPA)を排水溝に流したり、家庭のゴミといっしょに廃棄したりしないでください。安全で適切とされる使用済IPAの廃棄方法は、各地域によって異なります。

リサイクル

大量のIPAを使用する場合は、廃溶剤処理サービスの利用よりもコスト効率が高く、環境に配慮した溶剤リサイクルシステムの使用を検討してください。溶剤リサイクルシステムでは、蒸留工程や分別工程を通じて使用済みの溶剤から溶質成分を除去し、IPAを元の機能的な純粋状態に戻して再利用できるようにします。リサイクルしたIPAには、少量のモノマーが残る場合があります。IPAのリサイクルは、廃棄処分コストを不要にし、溶剤を製造する時に発生する排出ガスの抑制やIPAの購入費の削減にも繋がります。

その他資料

  • 欧州化学品庁(ECHA)物質インフォカードプロパン-2-オール [en]