技術白書
Formlabs Logo

X軸とZ軸のネジのメンテナンス(Form 3L/Form 3BL)

X軸とZ軸のネジのメンテナンス(Form 3L/Form 3BL)

Light Processing Unit(LPU)の筐体とビルドプラットフォームキャリッジは、X軸用ボールネジとZ軸用送りネジに沿ってそれぞれ移動します。この両方のネジには定期的に潤滑油を塗り、X軸とZ軸に沿って動くコンポーネントが常に静かでスムーズに移動できるようにしておく必要があります。

警告:

X軸とZ軸のネジのメンテナンス作業を実施する時は、プリンタの電源コードをコンセントから抜いてか着手してください。プリンター内部の可動部品が動いた状態のまま開けると、押しつぶされたり、巻き込まれたりする原因となり、危険です。

備考:

これらのネジ(特にX軸用ボールネジ)には、12か月に一回の頻度で潤滑油を塗るようにしてください。

必要な備品:

  • マイクロファイバークロスまたは低繊維のペーパータオル
  • ボールベアリング用のRheolube 362HBリチウムグリース
  • 非反応性ニトリル手袋
Form 3L/Form 3BLのX軸用ボールネジ
Form 3L/Form 3BLのZ軸用送りネジ

X軸とZ軸のネジを点検する

定期的にX軸とZ軸の送りネジを点検し、LPUとビルドプラットフォームのスムーズな動きの障害となる埃や油汚れがないことを確認するようにしてください。

X軸ネジを点検するには:

  1. 新しく清潔なニトリル手袋を着用します。
  2. プリンタの電源コードをコンセントから抜きます。
  3. X軸のボールネジを回転させます。お使いのプリンタのファームウェアバージョンに応じて、プリンタのタッチスクリーンからアクセスできるメンテナンスオプションがあり、ビルドプラットフォームキャリッジまたはLPUの筐体をそれぞれのネジに沿って移動させます。
  4. LPUの筐体が左右に動く時、雑音を発生させたり、キャリアが引っ付いてしまったり、滑らかに動かなったりするところがないかを目と耳と感触で確認してください。
  5. X軸を目視し、送りネジや動線に破片や異物などの妨害物がないことを確認します。
  6. X軸を目視で点検し、潤滑剤がネジ山全体に行き渡っていることを確認します。
  7. ネジに潤滑油が行き渡っていない場合、またはプリント中にX軸が断続的に雑音を発生させている場合は、下記の指示に従ってX軸のボールネジに潤滑油を行き渡らすようにしてください。
Z軸ネジの点検方法:

  1. 新しく清潔なニトリル手袋を着用します。
  2. プリンタの電源コードをコンセントから抜きます。
  3. Z軸リードスクリューを回転させます。お使いのプリンタのファームウェアバージョンに応じて、プリンタのタッチスクリーンからアクセスできるメンテナンスオプションがあり、ビルドプラットフォームキャリッジまたはLPUの筐体をそれぞれのネジに沿って移動させます。
  4. ビルドプラットフォームのキャリッジが上下に動く時に、音がしたり、キャリッジが引っかかったり、スムーズに動かない箇所がないか、目と耳と手で確認します。
  5. Z軸を目視し、送りネジや動線に破片や異物などの妨害物がないことを確認します。
  6. Z軸を目視で点検し、潤滑剤がネジ山全体に行き渡っていることを確認します。
  7. ネジに潤滑油が行き渡っていない場合、またはプリント中にZ軸が断続的に雑音を発生させている場合は、Z軸の送りネジに潤滑油を行き渡らすようにしてください。

X軸とZ軸のネジに潤滑油を塗る

もしLPUの筐体またはビルドプラットフォームキャリッジが滑らかに動かなかったり、動いている時に雑音を発生させたりしていれば、それぞれの下にあるネジに潤滑油を塗り、動きを滑らかにするようにしてください。これらのネジ(特にX軸用ボールネジ)には、12か月に一回の頻度で潤滑油を塗るようにしてください。

X軸またはZ軸の送りネジに潤滑剤を塗布するには:

  1. 新しく清潔なニトリル手袋を着用します。
  2. プリンタの電源コードをコンセントから抜きます。
  3. ビルドプラットフォームとレジンタンクを取り外します。
  4. LPUの筐体とローラーホルダーの上に、清潔な低繊維のペーパータオルを置きます。
  5. Z軸用送りネジに付いている古く汚れたグリスをペーパータオルで拭き取ります。
  6. ボールベアリング潤滑用のリチウムグリスを薄く均等に送りネジに塗ります。潤滑油を容器に直接塗るか、手袋を着用した手で送りネジに潤滑油を軽く塗ります。
  7. ネジを回します。お使いのプリンタのファームウェアバージョンに応じて、プリンタのタッチスクリーンからアクセスできるメンテナンスオプションがあり、ビルドプラットフォームキャリッジまたはLPUの筐体をそれぞれのネジに沿って移動させます。
    • X軸:LPUハウジングが左右に動く時、音が出る箇所やキャリアが引っかかったりスムーズに動かない箇所がないか、音、目、手で確認します。
    • Z軸:ビルドプラットフォームキャリッジが上下に動く際、音が出る箇所やキャリッジが引っかかったり、スムーズに動かない箇所がないか、目と耳と手で確認します。
  8. ネジに余分な潤滑油が付いている場合は、マイクロファイバーの布または低繊維のペーパータオルで拭き取るようにしてください。