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パウダーの取扱い、保管と廃棄

パウダーの取扱い、保管と廃棄

SLSのパウダーは可燃物であり、安全に使用するためには適切な保管と取扱い上の注意が必要です。焼結したパウダーや未焼結パウダーを廃棄する際は、必ず各自治体の規則に従ってください。

ルースパウダーまたは未焼結パウダーを扱う作業をする時は、適切な個人用保護具を着用して作業してください。Fuse 1世代プリンターの安全性に関するサポート記事もご参照ください。

Formlabsのパウダーの安全性と取り扱い方法については、安全データシート(SDS)を主な情報源としてご参照ください。

安全性と取扱い方法

粉砕されたプラスチックパウダー(Nylon PA12など)は、適切に取り扱わないと燃焼の危険があります。余分なパウダーを振り払う時は、クラスII、ディビジョン2の掃除機など、接地・結合された規格適合の真空装置のみをご使用ください。発火源の近くでパウダーを取り扱わないでください。パウダーを輸送している時は、特に密閉された空間で粉塵が発生しないように注意してください。

Fuse 1またはFuse Siftでパウダーを取り扱う際は、必ず適切な個人用保護具(PPE)を着用してください。

本製品を取り扱う際は、長袖のシャツと長ズボンを着用することをおすすめします。作業服や保護具を定期的に洗濯し、汚染物質を除去してください。

手袋

プラスチックパウダーは、素肌から水分や油分を吸い取る可能性があります。ルースパウダーや焼結していないパウダーを取り扱う時は、パウダーを汚さないようにするために、非反応性ニトリル手袋を着用して作業するようにしてください。

長時間または頻繁に皮膚に接触する場合は、不浸透性の手袋を着用するようにしてください。使用前に、手袋に穴が開いていないか、不透過性が維持されているかを確認してください。一度使った手袋をまた繰り返し使いたい場合は、脱ぐ前に手袋をきれいに洗い、空気を当ててよく乾かせておいてください。

備考:

パウダーを常温で取り扱う時は、保護手袋を着用する必要はありません。

呼吸器系の保護

呼吸器系の保護で最も重視しているのは、他の埃っぽい環境と同様に、粉塵が原因で発生する呼吸器の炎症を防止することです。通常の処理条件下で正しく適切に使用すれば:粉塵を吸い込まないようにできます。処理中に発生する噴煙や蒸気を吸い込まないようにようにできます。局所排気により粒子濃度がACGIHが定める作業環境許容濃度(TLV)以下に保たれない場合、または呼吸器系の炎症が発生する場合は、適切に装着できるNIOSH認定の呼吸装置を着用してください。

安全メガネ

製品を取り扱う際は、粒子が目に入るのを防ぐために安全メガネまたは防塵ゴーグルの着用を推奨します。

応急処置

パウダー状のプラスチックは、他の微粉末と同様に、空気中に舞い上がり、顔に付着しやすい性質があります。パウダーを吸い込んだり、飲み込んだり、目に入ったりした場合は、以下の指示に従ってください。

  • 吸入した場合: 新鮮な空気のある場所に移動し、呼吸しやすい姿勢で安静にしてください。呼吸が困難になった場合は、直ちに医師の診察を受けてください。
  • 飲み込んだ場合: 口をすすいでください。嘔吐を誘発しないでください。意識のない人には、絶対に口移しで何かを与えてないでください。自然に嘔吐したくなった場合は、誤嚥を防ぐために頭を下にして左横向きに寝てください。症状が続く、または悪化する場合は、医師の診察を受けてください。
  • 目に入った場合: すぐに水で数分間注意深く洗い流してください。コンタクトレンズをしている場合、簡単に外せそうなら、外してください。引き続き、すすいでください。目がヒリヒリする状態が続く場合は、直ちに医師の診察を受けてください。

保管方法

FormlabsのSLSパウダーは、指示通りに保管すれば、使用期限や賞味期限はありません。

  • 未焼結のパウダーは、パウダーカートリッジなどの密閉容器に入れ、涼しく乾燥した場所に保管してください。
  • 蓋をしていない容器の中にパウダーを入れておいたり、露出した状態で放置したりするのは避けてください。
  • 開封済みで完全に使い切っていないパウダーの袋は、結束バンドやテープなどを使って袋の口を閉じてください。こうすることでパウダーこぼれや他の物質の混在、湿気の侵入を防ぐのに役立ちます。
  • 新しい未使用パウダーは、使用する準備ができるまでは、元のパッケージを封を切らずにそのまま保管しておいてください。
  • 周囲の湿度を低く保つようにしてください。Nylon 12パウダーでプリントする場合、プリンター、Fuse Siftなどの後処理装置や未焼結パウダーの保管場所の周辺環境の相対湿度を常に50%以下に保つようにしてください。湿度が高くなると、ダマができたり、パウダーの供給が不足したり、プリント不良の原因になったりします。相対湿度50%を達成できない場合は、プリンターのホッパー下部にあるゴミ受けを取り外してください(但し、そうした場合、ゴミがプリントチェンバーに入るのを防ぎ難くなりますので、ご注意ください)。SLSパウダーの保存可能期間は、湿度に大きく左右されます。Formlabsがパウダーの保管や取扱い方法に関して定めているガイドラインに従うと、最良の結果が得られやすくなります。

ロット番号

パウダーの製造バッチはロット番号で識別できます。Formlabsでは、問題のトラブルシューティングをサポートする際にロット番号をお尋ねする場合があります。ロット番号は、外箱またはパウダージャグ(ジャグに梱包されている材料の場合)に記載されています。ロット番号の形式は材料によって異なります。以下にいくつかの例を示します。

  • Nylon 11パウダー:06KF933458
  • Nylon 11 CFパウダー:1MQI0065
  • Nylon 12パウダー:952631
パウダージャグに記載されているパウダーのロット番号の例
パウダーボックスに記載されているパウダーのロット番号の例

パウダージャグに記載されているパウダーのロット番号の例

パウダーボックスに記載されているパウダーのロット番号の例

パウダーの廃棄

パウダー(未使用、使用済みを問わず)自体、あるいはパウダーを含むものやパウダーでコーティングされたものを廃棄する場合は、環境規制に従って、パウダーが漏れない密閉容器に入れて処分してください。

未焼結パウダー

未焼結の使用済みパウダーは、地元の条例やプラスチック廃棄物に関する環境規制に従って廃棄してください。

備考:

未焼結パウダーを除去するために使用した真空バッグやフィルタは分類上、未焼結パウダーと同類の廃棄物と見なされます。

焼結パウダー

クリーニングした造形品と焼結パウダーは家庭ごみと一緒に廃棄してください。粉末除済みの造形品や焼結済みパウダーはリサイクルできません。

パウダーカートリッジ

パウダーカートリッジが破損したり、その他の理由で使用できなくなった場合は、残っているパウダーをすべて取り除いてから廃棄してください。空のパウダーカートリッジは、地域の規則に従って廃棄してください。空のパウダーカートリッジはリサイクルできません。

ビルドチャンバー

ビルドチャンバーが破損したり、その他の理由で使用できなくなった場合は、残っているパウダーをすべて取り除いてから廃棄してください。空になったビルドチェンバーは、地域の規制に従って廃棄してください。空のビルドチェンバーはリサイクルできません。

電子部品の廃棄

製品、アクセサリまたは梱包材に表示されているマークは、このデバイスが家庭ごみとして廃棄してはいけないことを示しています。本製品を廃棄することを決めたら、お住まいの地域の環境保全ガイドラインや関連法に従って処分してください。本装置を廃棄する際は、電気器具や電子装置のリサイクル処理業者を通じて処分してください。適切な方法で処分することで、廃棄物の不適切な処理によって引き起こされる環境や公衆衛生への悪影響を回避することができます。素材のリサイクルは、天然資源の保全にも寄与します。従って、古い電気製品や電子機器は、自治体で回収するその他の廃棄物とは一緒に処分しないようにしてください。