ヒント:
詳細は、サポート記事トリプロピレングリコールモノメチルエーテル(TPM)をご覧ください。
トリプロピレングリコールモノメチルエーテル(TPM)は液体レジンを溶解するため、Formlabs SLAプリンタで造形したパーツの洗浄に効果的です。使用目的や作業環境によっては、Form Wash、Form Wash L、Finish Kitを使った造形品の洗浄にイソプロピルアルコール(IPA)の代わりにTPMを使用することも可能です。
ヒント:
詳細は、サポート記事トリプロピレングリコールモノメチルエーテル(TPM)をご覧ください。
洗浄工程
TPMは、Form WashまたはFinish Kitで使用できます。
ヒント:
サポート記事Form Washの使用方法に記載されているForm Washのワークフローと、サポート記事SLA光造形品の基本的な仕上げ手順に記載されているFinish Kitのワークフローに従ってください。
TPMで造形品を洗浄するには:
ヒント:
水洗いをより効果的にするために、バケツの水に少量の食器用洗剤(2.5ml(小さじ1)未満)を加えます。皿洗い用の洗剤を少量加えると、余分なレジンが容器内の壁面に溜まらないようにするのにも有効です。
パーツが完全に乾くまでは、表面には蝋で覆われているような粘りが残ることがあります。以下のレジンは、二次硬化を行わない場合、最大1週間、表面にワックスのような光沢が残ることがあります。二次硬化を行う際は、サポート記事Form Cureの時間と温度の設定に記載されている各レジンの推奨事項に従ってください。プリントしたパーツを一旦二次硬化させたら、TPMで洗浄したか、またはIPAで洗浄したか区別できなくなるほど似た状態になります。
ビルドプラットフォームのクリーニング
ビルドプラットフォームもTPMで洗浄した場合は、再度使用する前にビルドプラットフォームを徹底的にクリーニングしてください。
使用済みTPMを新しいTPMに取り替える
水槽内のTPM濃度が高くなりすぎると、洗浄効果が得られなくなるため、交換が必要になります。レジンに触れた水やTPMは、地域の規制に従って廃棄してください。
TPM用の比重計を購入する
備考:
Form Washに同梱されている比重計は、TPMで使用する場合、正しい比重範囲を測定できません。洗浄に使用したTPMのレジン濃度を正確に測定したい場合は、0.962–1.000の比重を測定できる比重計をご使用ください。使用済みTPMの比重が1.000を超えると、最終洗浄用途として完全には効果を発揮できなくなります。
洗浄に使用したTPMに含まれるレジン濃度を正確に測定可能な比重計の購入をご検討されている場合は、下記の情報をご参考にしてください。
| 仕様 | 推奨 |
|---|---|
| 比重範囲 | 0.962~1.000 |
| 長さ | 短い方が使いやすい |
| 目盛りの最小単位 | 0.001 0.002 0.0005は細かすぎる |
| 上限値 | 1.000以上 |
| 例 | Thermco GW2538 Thermco GW2539 Thermco GW2559X Brannan 10/403/0 |
TPMのレジン別の洗浄効果
プリントしたパーツをTPMで洗浄し、続いて水ですすぎ洗いした後の洗浄効果は、プリントに使用するレジンによって異なります。
| レジン | 効果 |
|---|---|
| スタンダードレジン (Greyレジン、Blackレジン、Whiteレジン、Clearレジン) | 積層ピッチ50ミクロンまたは100ミクロンでプリントした場合、レジンがワックス状のままになる。二次硬化により、ろう状の粘り気は除去されます。二次硬化せずにパーツをそのまま放置した場合は、約一週間で粘らなくなります。 |
| Castable Resin | 50ミクロンまたは100ミクロンの積層ピッチでプリントした場合、レジンはワックス状の状態になりますが、3~12時間後にはワックス状の状態はなくなります。 |
| Castable Waxレジン | レジンは洗浄後、ワックスの粘り気がなくなり、ワックスの粘り気を取り除くための二次硬化は不要です。Formlabsでは、TPMで洗浄した後もパーツに粘り気が残る場合は、最適な鋳造結果を得るためにパーツを二次硬化させることをお勧めしています。 |
| Colorレジン | Colorレジンは、積層ピッチが50ミクロンまたは100ミクロンでプリントした場合、ワックス状の状態が残ります。二次硬化により、ろう状の粘り気は除去されます。二次硬化せずにパーツをそのまま放置した場合は、約一週間で粘らなくなります。 |
| Draftレジン | レジンは、積層ピッチ50ミクロンまたは100ミクロンで造形した場合、ワックスのような質感が残りますが、3~12時間後には消えます。 |
| Elastic 50A Resin | どの積層ピッチでプリントしてもレジンがワックス状のままになるため、二次硬化が必要です。二次硬化により、ろう状の粘り気は除去されます。 |
| Flexible Resin V2、Flexible 80A Resin | どの積層ピッチでプリントしてもレジンがワックス状のままになるため、二次硬化が必要です。二次硬化により、ろう状の粘り気は除去されます。 |
| Grey Proレジン | レジンは洗浄後、きれいになり、ワックスのようなべたつきもありません。 |
| High Temp Resin | レジンは洗浄後、きれいになり、ワックスのようなべたつきもありません。 |
| Modelレジン | Modelレジンは、積層ピッチ50ミクロンまたは100ミクロンでプリントすると、ワックスのような質感が残りますが、3~12時間後には消えます。 |
| Rigidレジン | レジンは洗浄後、きれいになり、ワックスのようなべたつきもありません。 |
| Tough 2000レジン | レジンは洗浄後、きれいになり、ワックスのような粘り気も残りません。 |
| Tough 1500レジン | 積層ピッチ50ミクロンまたは100ミクロンでプリントした場合、レジンはワックス状のままですが、3~12時間後にはワックス状ではなくなります。 |
Formlabs製品との互換性
生体適合性用途に適したFormlabsレジン
注:
Formlabsの生体適合性レジンがTPMと親和性があるかどうかについては、検証していません。生体適合性レジンでプリントした造形品は、そのレジンの使用説明書に従って後処理を行うことで、生体適合性の要件に完全に適合させることができます。Formlabsの生体適合性レジンでプリントしたパーツを製品化する製造元が、それぞれの用途に応じてFormlabsが推奨する使用方法と異なる方法でそのレジンを使用される場合、その製造元が独自の責任でプリント性能や完成した製品の生体適合性を確認して頂く必要があります。
Finish Kit
TPMは、Finish Kitのリンスバケツで使用できるすべてのFormlabsレジンに対応しています。
Form WashおよびForm Wash L
Form Washでは、TPMはすべてのFormlabsレジンに対応しています。Form Washに付属の比重計では、TPMに使用する場合の正しい比重範囲を測定できません。
Form CureおよびForm Cure L
Form Cureは、動作中に空気を排出しないため、蒸発した溶剤がヒーター、ファン、内部表面に凝縮します。TPMが残っている造形品をForm Cureに入れると、TPMが蒸発してForm CureおよびForm Cure Lの内面に凝縮し、反射面が曇ることがあります。IPA、TPM、水のいずれで洗浄した場合でも、Form CureまたはForm Cure Lに入れる前に、必ず造形品を完全に乾燥させてください。
Formlabs SLA光造形プリンタ
Formlabs SLA光造形プリンタの光学面のクリーニングにTPMを使用しないでください。その他のクリーニング方法については、以下のFAQ記事をご参照ください。
Form 2のクリーニングには何を使えばいいですか?
Form 3/Form 3Bのクリーニングには何を使えばいいですか?
Form 3L/Form 3BLのクリーニングには何を使うべきですか?
その他資料