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レジンがこぼれた後のクリーニング(Form 2)

レジンがこぼれた後のクリーニング(Form 2)

レジンがこぼれた場合は、すぐに拭き取り、プリンタを点検し、プリンタの外観や機能への影響を最小限に食い止めるようにしてください。ここでは、レジンこぼれの主な原因やレジンこぼれを防ぐ方法についてご説明します。

ヒント:

レジンのこぼれが広範囲に及んでいる場合や、レジンがプリンター内部にまで達している可能性がある場合は、直ちにFormlabsサポートまたは正規販売代理店にご連絡ください。

その際、レジンがこぼれた箇所が分かる写真をご提供ください。

レジンがこぼれた直後の対処方法

1. プリントが進行中の場合は、タッチスクリーンでプリントをキャンセルします。

2. こぼれたレジンはできるだけ早く拭き取ってください。

3. レジンがこぼれた後すぐに拭き取ることが難しい場合、オレンジ色のカバーを閉めた状態にしておくと、環境光によってレジンが硬化してしまうのを防ぐことができます。

プリンタを使用している間に、少量のレジンがプリンタの外側に付着する場合がありますが、影響はありません。レジンが頻繁にこぼれる場合は、ごぼれを改善する必要があります。

こぼれたレジンが光学窓またはプリンタの内部にまで広がる場合は、クリーニングをより念入りに行い、プリンタがそのレジンで故障する可能性を調べ、そのためのサポートを必要とする場合があります。プリンタ内にレジンが入り込むと、内部の重要な部品やコンポーネントが汚れるか、腐食する原因になる恐れがあります。レジンが非常に広い範囲にこぼれてしまった場合は、その状況全体が分かる写真を撮影し、その写真をFormlabsサポートまたは正規販売代理店に送り、適切な指示を仰いでください。

こぼれたレジンのクリーニング

備考:

下記の作業を進める前に、手袋をはめてください。レジンが皮膚に付着したら、ハンドソープと水で洗い流してください。IPAを使って皮膚に付着したレジンを取り除こうとしないでください。

推奨する備品:

  • 石鹸と水
  • ニトリル手袋
  • 低繊維のペーパータオルまたは使い捨てマイクロファイバークロス
  • 純度70%以上のIPA
  • 綿棒
  • PEC*PADs
  • Novus 1: Plastic Clean & Shine、または同様のプラスチッククリーナー
  • プラスチック製のヘラまたは同様のもの
  • 懐中電灯
  • 使い捨て注射器またはスポイト

ステップ 1:プリンターを準備する

1. プリンターから電源ケーブルを外します。

2. レジンが光学窓に垂れないように、まずビルドプラットフォームを取り外します。

3. ビルドプラットフォームの表面にレジンが付いている場合はすべて拭き取ります。周囲の光によってビルド面に残った液体レジンが硬化し、ビルドプラットフォームが使用できなくなります。

4. レジンカートリッジを取り外し、ベントキャップを閉じます。

5. レジンタンクを取り外し、タンクにプラスチックのカバーをします。タンクからレジンが漏れていないことを確認し、清潔なペーパータオルの上に置きます。

6. レジンのこぼれが広範囲に及ぶ場合は、こぼれた箇所の写真を撮影し、Formlabsサポートに共有してください。

ステップ2:外面の点検とクリーニング

オレンジ色のカバー

1. オレンジ色のカバーの内側と外側の両方を点検します。

2. オレンジ色のポリカーボネートに付着した液体レジンを、石鹸水とペーパータオルで拭き取ります。

備考:

オレンジ色のポリカーボネート製カバーは、IPAやその他の化学薬品で清掃しないでください。ひび割れの原因になります。カバーの損傷を防ぐには、ノーバス(Novus)1または同様のプラスチッククリーナーを使ってクリーニングを行い、それ以外は使わないでください。

シェル

  1. シェルの外側の表面に液体レジンがこぼれた場合は、ペーパータオルを使って液体レジンを浸み込ませてください。ペーパータオルに、こぼれた液体レジンを浸み込ませるようにします。その際、表面にレジンが付かないようにご注意ください。
  2. レジンがシェルの表面で硬化した場合、プラスチックのヘラを使って削ぎ落としてください。金属ヘラを使用するとアルミ製のシェルを傷つける恐れがあります。
  3. 外側の表面にまだレジンが付着している場合は、水と石鹸で念入りに洗い流してください。

USBポート、イーサネットポート、電源ジャック

  1. プリンタの裏にあるUSBポート、イーサネットポートと電源コネクタがレジンで汚れていないかを点検します。
  2. 必要に応じて、ポート内または電源コネクタ内の接点を、綿棒と石鹸水を使ってレジンを取り除いてください。

ステップ3:カバーの下のコンポーネントを点検し、清掃する

カバーを開け、その下にある次の構成部品を点検します:タンクキャリア、シャトルカバー、タンクのスプリングフィンガー、レベルセンスボードと光学窓。

タンクキャリアとシャトルカバー

  1. タンクキャリアとシャトルカバーに液体レジンが付着している場合は、まずレジンをできるだけペーパータオルで吸い取り、別の乾いたペーパータオルで残りを拭き取ります。
  2. 石鹸と水で表面をきれいにしてください。

備考:

星形のトルクスネジを手を加えたり、タンクキャリアを取り外そうとしないでください。タンクキャリアのネジを無断で調整すると、プリンタの保証が無効になり、再較正のためにForm 2を返送する必要が出てくる場合があります。

  1. タンクキャリアを端から端まで押し、タンクの端の下側へのアクセスを確保します。
  2. シャトルカバーの前方の左隅に位置する貯留槽にレジンが入り込んでいないかを確認します。貯留槽にレジンが入り込んでいたら、注射器で余分なレジンをそこから吸い取ってください。
  3. レジンがプリンター本体にこぼれた場合は、Formlabsサポートまでご連絡ください。

タンクスプリングフィンガ

  1. タンクスプリングフィンガーにレジンが付着している場合は、石鹸水で湿らせた綿棒を使ってきれいにします。スプリングフィンガーがレジンで汚れていると、タンクが検出できない原因になる恐れがあります。

レベルセンスボード

  1. レベルセンスボードがレジンで汚れていないかを点検します。レベルセンスボードが汚れてしまうと、タンク内のどのレベルまでレジンが注ぎ込まれているかを検出するForm 2の機能が正常に働かなくなる恐れがあります。
  2. レベルセンスボードにレジンが付着している場合は、IPAを湿らせたペーパータオルを使ってそのレジンを拭き取ってください。熱電対列に接触しないように注意してください。

備考:

レベルセンスボード上にある銀色のセンサーである熱電対列は、クリーニングしないでください。熱電対列が汚れてしまうと、プリンタがレジンの温度を感知できない可能性があります。

光学窓

  1. 光学窓を斜光照明で目視点検します。Formlabsの指示に従って、ガラス製の光学窓をクリーニングしてください。

ステップ4:Z軸を点検する

Zタワーとドリップキャッチャー

  1. Z軸タワーにレジンが付着している場合、石鹸水で湿らせたペーパータオルまたは綿棒で拭き取ります。
  1. タワーの土台にあるドリップキャッチャーを懐中電灯で照らし、レジンがこぼれていないか目視で点検します。
  2. こぼれているレジンがあれば、ペーパータオルでそのレジンをできるだけ吸い取ってください。
  3. レジンが水たまりのようにこぼれていたら、注射器を使って吸い取るようにしてください。
  4. レジンが残っていれば、少量の石鹸水とペーパータオルで拭き取ってください。

Z軸モーターとリードスクリュー

  1. 送りネジの下の方を懐中電灯で照らし、タワー最下部の内部にあるZ軸モーターを点検します。液体レジンが送りネジを伝ってベアリング機構の中まで流れ込んでいないか確認してください。レジンがベアリングやモーターに染み込んでいる場合は、写真を撮ってFormlabsサポートまたは正規販売代理店にお問い合わせください。
  2. レジンが送りネジには付着しているもののZ軸モーターには達していない状態であれば、少量のIPAを染み込ませたペーパータオルまたは綿棒で送りネジに付着しているレジンを取り除いてください。

ヒント:

送りネジをIPAで洗浄した場合、ビルドプラットフォームの動作不良を防ぐために、再度造形を行う前にSuper Lube with Syncolonまたは他のブランドのPTFE潤滑グリースで送りネジに潤滑剤を塗布してください。

  1. レジンタンクを点検し、造形の失敗やタンクの損傷がないか確認します。

  2. 失敗した造形品を取り除き、レジンをろ過します

  3. タンク内の弾性層の消耗または損傷が激しい場合、または亀裂ができ、そこから液体レジンが漏れ出している場合、そのタンクは廃棄してください。

ステップ5:レジンタンクを点検する

ステップ6:光学キャビティを点検する

  1. カバーを開け、光学窓を覗き込み、光学面に空洞ができていないかを点検します。
  2. プリンター内部、特にメインミラーなどの重要な部品にレジンが付着していないか確認します。
  3. プリンター内部にレジンが付着している場合は、Formlabsサポートまたは正規販売代理店にお問い合わせください。

清掃

レジンおよびレジンで汚染された消耗品は、必ずSDSに従って廃棄してください。石鹸水の入った容器と汚れたペーパータオルまたは綿棒を数日、窓やその他の日当たりの良い場所に置き、レジンが環境光で硬化するようにします。レジンが硬化したら、通常の家庭ごみと一緒に廃棄します。

備考:

プリンターを電源に再接続する前に、すべてのコンポーネントを完全に乾かしてください。

レジンがこぼれた場合にFormlabs Supportに連絡する際の注意事項

Contact Formlabs Support or your authorized reseller if the resin spill is extensive or if resin has reached the inside of the printer. サポートを要請する際は、以下も一緒にご提供ください。

  • レジンがこぼれた直後の写真
  • 光学面の空洞を上から下の方向に撮影した写真
  • レジンの種類とバージョン
  • レジンがこぼれた時にプリントしていたモデルのFORMファイル
  • 診断ログ
  • こぼれた原因:
    • 失敗した造形品の残骸が残っていた
    • レジンタンクの損傷
    • レジンカートリッジのバイトバルブが損傷していた
    • その他(詳細を記載してください)

レジンこぼれを防ぐ

ここでは、レジンこぼれの主な原因とレジンこぼれを最大限に防ぐ方法についてご説明します。

レジンがこぼれてしまう原因はいくつかありますが、最も一般的な原因は、レジンタンク内に失敗した造形品の残骸が残っていた、レンジタンクが損傷していた、またはレジンカートリッジのバイトバルブが損傷していた、のいずれかです。

失敗した造形品

プリントが失敗に終わると、その残骸が全部または部分的にレジンタンク内に落ちてしまうことがあります。失敗したプリントの残骸をワイパーがキャッチしたり、タンクの片側に集めたりすると、レジンがタンクからこぼれる原因になります。

プリントの失敗を防ぐには、下記のベストプラクティスを実践することをお勧めします:

レジンタンクの損傷

レジンタンクが損傷していると、タンク内のレジンが漏れ、プリンター内部にまで流れ込んでしまう恐れがあります。レジンを1か月以上スタンダードレジンタンクに保管すると、オレンジ色のポリカーボネート製タンクフレームに亀裂が入ることがあります。標準レジンタンクとレジンタンクLTの適切な保管方法については、こちらをご覧ください。

バイトバルブの損傷

レジンカートリッジのバイトバルブが壊れると、レジンタンクに注ぎ込むレジンの量が増えすぎ、タンクからレジンが溢れてしまう原因になります。バイトバルブの点検と保護方法については、をご覧ください。