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ガラス製の光学窓のクリーニング(Form 3/Form 3B)

ガラス製の光学窓のクリーニング(Form 3/Form 3B)

Form 3には、Light Processing Unit(LPU)と呼ぶモジュールが搭載されており、その中にプリンタの光学部品(レーザーダイオード、ミラーその他)が組み込まれています。LPUは、筐体の中に置かれており、プリンタが1つのレイア―をプリントしている間、左右に動きます。LPUから発射されるレーザー光は、LPUの上を覆うように取り付けられている反射防止加工されたガラス製の光学窓を通じて、LPUの外に照射されます。この窓は、プリントの品質と信頼性を維持するためにLPUを構成する光学部品を埃、油やレジンの残留物などによる汚れから保護します。プリントを確実に成功させるためには、このガラス製の光学窓を清潔に保つ必要があります。

LPUの筐体はその中に収められているLPU、ローラーや光学窓と共に、プリントをしていない時は、プリンタの右側にあるLPUガレージ内にあります。このガレージは、光学窓をほとんどの種類の汚れから保護していますが、それでも時間が経つにつれ、窓の表面に埃が蓄積する可能性があります。プリンタの光学窓はレーザーが通過する光路であるため、埃などの汚れが表面に付着していると、レーザー光が拡散してしまうか、照度が弱まってしまい、その結果として、プリントが失敗に終わる恐れがあります。

ヒント:

光学窓の裏面またはLPUの内部に埃またはその他の汚れが付着していることに気付いたら、Formlabsサポートまたは正規販売代理店に連絡し、適切なクリーニング方法に関する追加の指示を得るようにしてください。

概要

光路用のガラス窓をきれいな状態で保つために、懐中電灯、LEDまたは携帯電話のカメラ用のフラッシュライトを使って、光学窓の表面に埃、油またはその他の汚れが付着していないかを点検するようにしてください。ガラス表面に埃、油またはその他の汚れが付着していることに気付いたら、Formlabsの指示に従ってクリーニングすることをお勧めします。どの光学面にも言えることですが、クリーニングを最低限に抑えることが最も綺麗に保つ方法になります。

ヒント:

光学窓を埃から守るため、プリンターを使用していない時はForm 3/Form 3Bのカバーを閉じておいてください。

必要な備品

埃を取り除くには:

  • ニトリル手袋
  • 懐中電灯、LEDまたは携帯電話のカメラ用のライト
  • ゴム球付きのエアーブロワ
  • 糸くずなどの不純物が出ないPEC*PADワイプス(厚手のクリーニングシート)

濡れ拭きするには:*

  • ニトリル手袋
  • 懐中電灯、LEDまたは携帯電話のカメラ用のライト
  • ゴム球付きのエアーブロワ
  • 糸くずなどの不純物が出ないPEC*PADワイプス(厚手のクリーニングシート)
  • 新しい純度90%以上のイソプロピルアルコール(IPA)

*濡れ拭きは、埃を落とした後、まだ必要な時にだけ行ってください。

推定所要時間:10分

消耗品を取り外す

メンテナンスを開始する時は、その前に必ず、レジンの滴がプリンタ内の窪みに入り込むリスクを回避するために、ビルドプラットフォーム、レジンカートリッジとレジンタンクを先に取り外すようにしてください。

  1. プラットフォームロックを外し、ビルドプラットフォームを取り外します。
  2. 空気抜きキャップを閉め、プリンタからレジンカートリッジを取り外します。
  3. レジンタンクをプリンタから取り外します。レジンタンクをケースの中に入れます。
  4. レジンタンクのケースにカバーをかけ、清潔な平面の上にビルドプラットフォームとレジンカートリッジと一緒に横並びで置きます。

光学窓を点検する

光学窓の表面に、埃や油が流れた痕、指紋や硬化したレジンが付着していないかを調べます。

ヒント:

光学窓を効果的に点検するには、室内の照明を切るか、照度を落として室内を暗くし、二次光源を光学窓に当て、埃や汚れが付いていないかを調べるようにすることをお勧めします。光学部品の表面に触れることがあるような作業を行う時は、必ず清潔な手袋を着用してください。光学窓の横にあるローラーには触れないようにし、汚れがローラーに移るリスクを回避してください。

  1. プリンタの電源ケーブルをコンセントに差し込み、マシンの電源を入れたら、 レンチの形をしたアイコンをタップして Settings(設定) 画面をタッチスクリーンに表示させます。続いてMaintenance(メンテナンス) > Motor Moves(モーター移動)をタップします。Motor Moves(モーター移動)画面が表示されます。Left(左)(<)をタップしてそのまま保持し、レーザーユニットハウジングをプリンター庫内の中央位置まで移動させます。この画面ではその他、レーザーユニットハウジングをプリンター庫内の端から端まで移動させたり、ビルドプラットフォームキャリッジを操作したりすることが可能です。
  2. 作業を進める前に、プリンターに接続されている電源ケーブルを抜きます。
メンテナンス位置にあるLPUを搭載したForm 3/Form 3B
  1. 二次光源(例えば、懐中電灯、LEDランプまたは携帯電話のカメラ用のライト)を光学窓に当て、ガラス面に普段見えにくい汚れが付いていないかを隈なく調べます。
    • 光学窓に光を当てる時は、できるだけ浅い角度で当てるようにしてください。三方の端から、すべての方向(つまり、前方と左右の三方向)に光を動かし、光学窓のあらゆる部分に目を凝らして点検します。
適切に照らされたガラス製光学窓
  1. ガラス製オプティカルウィンドウの裏側に汚れがある場合は、ウィンドウ両面に手が届くようにするためにローラーホルダーを取り外し、汚れをすべてきれいに除去してください。Cleaning the Form 3 roller holder(Form 3用ローラーホルダーのクリーニング)[[英語]] [[ドイツ語]] [[スペイン語]] [[フランス語]] [[イタリア語]] [[日本語]] [[中国語]]と題したガイドに記載されている手順どおりに作業してください。

埃を取り除く

レーザの光路を妨害する恐れがある埃やその他の汚れをすべて取り除きます。

ヒント:

できるだけ圧縮空気は使わないようにしてください。しかし、他の手段がなく、どうしても圧縮空気でガラス面から埃を吹き飛ばす必要がある場合は、圧縮空気のスプレー缶に記載されている使用法に厳密に従い、缶から漏れる推進剤がガラス面にこぼれないようにしてください。推進剤が光学窓に付着すると、プリント品質を劣化させる汚れの原因になる恐れがあります。

  1. ゴム球付きのエアーブロワーを使って、優しく空気を吹き付け、裸眼で見える埃を光学窓のガラス面から取り払います。
    • ガラス面を傷つける恐れがある大きめの粒の埃は必ず取り除くようにしてください。
    • ゴム球付きのエアーブロワーを入手できなかった場合は、代わりに圧縮した空気を吹き付ける方法もあります。
  2. 乾拭きで光学窓のガラス面に付着している埃を完全に取り払えない時は、新しい厚手のクリーニングシート(PEC*PAD)を使って残りの埃を拭き取るようにします。
    • その際、PEC*PADをガラス面の奥から手前の方向にゆっくり押しながら、拭き取るようにし、ガラス面全体が完全にきれいになるまで、拭き取り作業を入念に続けてください。
光学窓を乾拭きする

濡れ拭きするのは、乾拭きでガラス表面の汚れを完全に取り払えない時のみに止めてください。

備考:

推奨されていないクリーニング用具を使って光学窓の汚れを拭き取ろうとすると、ガラス面に傷がつき、プリント品質が劣化する原因になる恐れがあります。

濡れ拭きする

ヒント:

光学窓の上に液状のレジンが垂れてしまった時は、まずは少量のIPAを浸み込ませた清潔なマイクロファイバーの布を樹脂が付いてしまったガラス面に当てます。ゆっくり布を動かし、IPAでレジンを溶解させるようにします。その後は、IPAが乾くのを待ってから、IPAを浸み込ませたPEC*PADでガラス面を拭き上げ、溶けたレジンを完全に拭き取るようにしてください。

光学窓を濡れ拭きするのは、油、染み、指紋または硬化したレジンの破片でガラス面が汚れているのが目視できる時だけです。洗浄液には必ずIPAを使用してください。IPA以外の洗浄液を使うと、ガラス面の反射防止膜が劣化してしまう恐れがあります。

備考:

光学窓のガラス面に傷を付けたり、表面の反射防止膜に痕が残ったりしやすい洗剤や目の粗い布を使用するのは避けてください。

  1. 新しいPEC*PADに純度の高いIPAを少量垂らします。
  2. PEC*PADを手前の方向にゆっくり引きながら光学窓のガラス面を拭き始めます。ガラス面全体を拭き終わるまで、PEC*PADを光学窓の隅々まで移動させながら、上記のクリーニング手順を繰り返します。
  3. 二次光源を使って、光学窓を念入りに点検します。IPAが通った痕が見える場合は、見えなくなるまで拭き作業を続けます。
    • ガラス面にIPAが通った痕が残らないようにするには、何回も拭く必要があるかもしれません。一枚のPEC*PADは、未使用面が無くなるまで、何回も折って接地する面を変更しながら、繰り返しガラス面の拭き取りに使用することができます。
  4. 濡れ拭きが終わったら、新しいPEC*PADを使って、もう一度全体を乾拭きして、ガラス面に残っている汚れの痕(もし、あれば)を完全に取り除くようにしてください。
  5. 清掃後、拭き跡が残っている場合はローラーホルダーを取り外し、ガラス製光学窓の両側に手が届くようにします。Cleaning the Form 3 roller holder(Form 3用ローラーホルダーのクリーニング)[英語版] [ドイツ語版] [スペイン語版] [フランス語版] [イタリア語版] [日本語版] [中国語版].と題したガイドに記載されている手順どおりに作業してください。[][][][][][][]

拭いた痕を取り除くのが難しい場合は、Formlabsサポートまたは正規販売代理店にご連絡ください。なお、サポートを要請する際は、二次光源を使ってリリーステクスチャの表面を照らした状態の写真を撮り、これまでに試したクリーニング手順の記載とともに写真をお送りください。

メンテナンスを完了する

光学窓のクリーニングが終了したら、プリンタの電源を入れ、メンテナンス工程を完了させます。プリンタのカバーを閉じ、電源ケーブルをプリンタとコンセントに接続します。プリンタが初期化し、LPUが元の定位置に戻り、較正を実施します。