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Introduction to casting with Formlabs resins

Introduction to casting with Formlabs resins

ダイレクトインベストメント鋳造は、幅広い種類の金属で大小のパーツを製造する時によく用いられる金型製造法の一つで、ワックスを使用する場合にはロストワックス鋳造とも呼ばれています。5千年以上前に生まれた鋳造という技術は、金属部品を製造する最も容易な方法として知られ、製作者に幅広い種類の材料を使って製作する自由を与えています。

インベストメント鋳造では、手で彫るか、3Dプリントしたマスター(原型)から空洞のある鋳型を製作します。マスターは、耐火性鋳造材料(またはインベストメント)に浸し、それが乾いた後、固形化します。ワックスで作ったパターンまたは3Dプリントしたパターンは焼成工程で燃え尽き、パターンのデザインを逆にした陰型が残ります。その鋳型の空洞部分に溶融金属を流し込んで固めることで、金属部品が完成します。

Castable Wax Resin(左)およびCastable Resin(右)でプリントした指輪

鋳造用のレジンを選択する際は、各材料の鋳造特性を考慮する必要があります。小型のパーツや線条細工については、Castable Waxレジンをご使用ください。中程度から重量のあるジュエリーや小型のエンジニアリング用部品には、True Castレジンをお使いください。より大きなインベストメント鋳造には、Clear Castレジンをご使用ください。

Formlabsの鋳造用レジンの適合範囲

スプルーイングや鋳造の前に3Dプリントされたパーツを十分に洗浄して乾燥させ、焼成プロセス中はお使いのインベストメントの製造元の指示に従ってください。

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パーツにスプルーを設ける

パーツを完全に乾かせたら、パーツにスプルーを設けます。ロストワックス鋳造法と同じように、パーツにワックススプルーやゲートをプリントに付け加えてください。プリントしたパーツにスプルーを設けるのが難しい場合は、エポキシ樹脂またはスーパーグルーを使って、そのパーツをワックススプルーに接着します。

プリントしたパーツをスプルーに取り付ける

後処理したパーツを粘り気のあるスプルーワックスでメインのスプルーツリーに繋げます。ワックスを溶かして、各プリントパターンとフィードスプルー(上記のCastable Wax Resin V1でプリント)との間に滑らかな接合部を作ります。

メインのスプルーや大きなフィード部分には、ワックススプルーを使用します。メインのスプルーからモデルの微細なディテールまでを結ぶフィード用スプルーをモデルの一部として設計し、プリントします。

理想的なスプルーの位置はパーツの形状によって変わります。ツリーの底には厚みのあるパーツ、ツリーの一番上には薄いパーツを置くようにします。

3Dプリントのパーツをツリーに置く時、ワックスで鋳造したピースよりも間隔を広くしてください。パーツ間のギャップに埋めるインベストメントの量が多ければ多いほど、熱膨張に対する抵抗力が高まります。

キャスティングツリー作成のヒント

  • メインスプルーや大きなフィードにはワックススプルーを使用します。メインのスプルーからモデルの微細なディテールまでを結ぶフィード用スプルーをモデルの一部として設計し、プリントします。
  • 理想的なスプルーの位置はパーツの形状によって変わります。ツリーの底には厚みのあるパーツ、ツリーの一番上には薄いパーツを置くようにします。
  • 3Dプリントのパーツをツリーに置く時、ワックスで鋳造したピースよりも間隔を広くしてください。パーツ間のギャップに埋めるインベストメントの量が多ければ多いほど、熱膨張に対する抵抗力が高まります。
  • ワックススプルーを使用する場合は、できるだけ厚みのあるスプルーを作成し、モデルの最も厚みのある箇所(設計に影響がない場所であれば)に置きます。
  • スプルーをプリントする場合は、鋳造中に均等に膨張するように、隣接するパーツの断面と同じ直径に設定します。
  • ワックススプルーを使うか、パーツに直接スプルーをプリントするかに関わらず、素材の最も短い排出経路にスプルーを設けます。鋳造物の中に空気が流れる経路をできるだけ短くします。レジンの量が少ない小型のツリーの方が、燃え尽きやすいです。
  • Formlabsでは、 Castable Wax 40 Resinでプリントしたパターンを「鋳造バリア」フィルムに漬けることを推奨していません。鋳造バリアフィルムは、液状のワックスが加熱中に溶かすレジンの力を弱める可能性があります。
  • 可能であれば、厚みのある部分をくり抜いてください。詳細はホワイトペーパージュエリーの3Dプリント:基本的な設計パラメータ、サポート材、方向づけ [EN]をご参照ください。焼成工程の間、空気が十分流れるように、通気孔をできるだけ多く増やしてください。スプルーを追加する時は、その前に、インベストメントがモデルの内部に入らないよう、これらの穴をワックスで塞いでください。

インベストメントと鋳型を準備する

Formlabsでは、Castable Wax 40 ResinまたはCastable Wax Resinを使ってジュエリー用のインベストメント鋳造をする時のインベストメント素材としてはCertus Prestige Optimaを推奨しています。Castable Wax 40レジンの方が、インベストメント材料として選択できるオプションは多いです。鋳造が難しそうな複雑なデザインの場合は、Nobilium Microfireなど、よりリン酸結合が強いインベストメント材料にアップグレードすることをご検討ください。代替のインベストメント材料をご使用される場合は、製造元が推奨する焼成条件を鋳造計画に採り入れるようにしてください。

ヒント:

大きなパーツや厚みのあるパーツには、より強度の高い埋没材が適しています。このような大きめのパーツを鋳造する時は、インベストメントに混ぜ合わせる水分の比率を調節してください。鋳型の強度を高めるために、インベストメントパウダーを冷たい蒸留水に入れたら、混ぜる前にホウ酸(水の重量の1%)をインベストメント水に溶かします。

インベストメントの混合や鋳型を準備するためのワークフローは、使用するフラスコの大きさによって異なります。インベストメントの製造元の指示に従い、必要に応じて焼成スケジュールを調整してください。

警告:

インベストメント材メーカーの安全上の推奨事項に従ってください。

ステップ1:鋳型を取り付ける

スプルーのベースに鋳造用フラスコを付けます。穴の開いたフラスコを使用する場合は、インベストメントがその穴から漏れないように透明の梱包用ガムテープで全体を包んでください。

スプルーのベースに鋳造用フラスコを取り付ける

ステップ2:埋没材を混ぜる

インベストメントを、製造元の取扱説明書に記載された指示に従って、混ぜ合わせます。パウダーが完全に湿るようになるまでゆっくりと混ぜまず。

インベストメントを混ぜる

ステップ3:埋没材を注ぐ

フラスコの横から、ゆっくりとパターンツリーを避けるようにしながらインベストメントを流し込みます。スムーズに流し込めば、水泡が内部に閉じ込められる確率が減ります。真空チェンバを使えば、フラスコから流し込む際に発生する水泡を取り除くことができます。インベストメントが乾き、固まるのを待ちます。

フラスコの横にインベストメントを流し込む

ステップ4:脱気

製造元の指示に従って、ガス抜きします。鋳造物に空気の泡ができないように、真空状態を可能な限り保ちます。

製造元の指示に従って、ガス抜きします

ステップ5:フラスコを2~6時間放置する

フラスコからゴム製スプルーベースを慎重に取り外し、振動のない環境で2~6時間放置します。インベストメントの製造元による安全に関する推奨事項に従ってください。Formlabsでは、防塵マスクや呼吸器の着用を推奨しています。

焼成の概要

お使いの設備、セットアップや素材に最も適した焼成スケジュールを組めるよう、ここで概説したプロセスを調整してください。

標準焼成スケジュール:

  • あらゆる種類の鋳型に適しています
  • 大型のツリーに適しています
  • Certus Prestige Optimaまたは類似のインベストメント素材を使って、可能とされるインベストメントの最大強度を提供し、最も詳細なディテールまで完全に燃え尽きるように設計されています。

 

短期焼成スケジュール:*

  • フラスコの総容積が小さく、1ピース当たりの重量が1g未満の薄いパーツや小さなパーツに適しています(フラスコの高さが6inまたは15.24cm未満の場合)
  • 通常よりも小さめの形状のパーツや高速の加熱にも耐えられインベストメントの素材を使う場合は、より早いサイクルで焼成状態を達成できます

* 短時間焼成スケジュールは、Castable WaxレジンとCastable Wax 40レジンで検証済みです。Castable Resinを使用する場合は、標準焼成スケジュールを採用します。

ガス移行を完全に有効にするには、通気を追加するか、積極的に換気するか、可能な時に鋳型を吹き飛ばすことで、空気の流れが最大になるようにします。インベストメントの熱膨張が、3Dでプリントされた素材の熱膨張に適しているのが理想的です。主にワックスベースの鋳造プロセスから移行するには、それに応じてプロセスを調整して鋳物を成功させください。

焼成プロセスをマスターするためのヒント:

  • Formlabsが推奨する焼成スケジュールを、焼成の開始点として使用してください。お使いのインベストメントの製造元の指示に従って焼成スケジュールを調整してください。
  • ランプ率やホールド回数を、パーツの形状、使用するレジンの総量やフラスコの大きさに応じて調整してください。また、最終的なホールド温度は、金属の鋳造温度に応じて設定します。
  • サイクルの回数や温度を最も正確に表示できるように、お使いのオーブンの較正を定期的に実施するようにしてください。
  • 鋳造後、プリントしたモデルと鋳造したパーツを比較します。鋳造したパーツから抜けているピースがあるように見える場合は、鋳造する前のインベストメントの凹面に灰が溜まっていることが多いです。その場合、焼成の手順を見直して調整してください。
  • オーブンに吸引部がある場合は、オーブン内の隅々まで空気が十分行き渡るように、吸引力を最大限に上げてください。
  • オーブンに数多くのフラスコを入れると、空気の流れが悪くなります。その場合は、空気の流れを良くするためにオーブンに酸素発生器を装着してください。
  • 焼成工程の間、できるだけ多くの空気が流れ、換気が良くなるようにしてください。空気の流れが良くなると、オーブン内の温度が変わりやすくなります。温度の変動に応じて焼成スケジュールを調整してください。

鋳造

金属がインベストメントに注がれ、鋳造をしている写真

鋳型を炉と鋳物から取り出します。遠心鋳造または真空鋳造プロセスにすることができれば、鋳型の充填をより早く完了させることができます。Neutec J2R(米国)およびIndutherm MCシリーズ(EU)などの遠心鋳造機または真空鋳造機は、使用が簡単で、高度にコントロール可能です。

鋳造後の焼入れ

フラスコを急冷して剥がし、鋳造したパーツの後処理を行ってください。

貴金属の互換性

Formlabsでは、Castable Wax 40 ResinとCastable Wax Resinでプリントしたパターンが金銀銅を使って鋳造可能であることを実証するための試験を実施しています。金属の互換性はインベストメントの特性を真っ先に見極めなくてはならない重要な要素です。使用する金属によって、インベストメントに対する温度耐性が異なります。

Formlabsのダイレクト鋳造レジンは、完全な焼成のために少なくとも732℃への過熱が必要です。特定のインベストメントとレジンの適合性が不明な場合は、メーカーにお尋ねください。

その他資料

ジュエリーの3Dプリント、設計や鋳造に関する、より詳細な情報を入手したい場合は、Formlabsが提供するジュエリー用の各種リソースをご参照ください。

Formlabsは、Lars Sögaard Nielsen氏ならびにKEA(コペンハーゲン造形技術大学)の研究チームに対し、同チームの鋳造プロセスの文書化を許可していただいたことに深く感謝いたします。

謝意

Formlabsは、Lars Sögaard Nielsen氏ならびにKEA(コペンハーゲン造形技術大学)の研究チームに対し、同チームの鋳造プロセスの文書化を許可していただいたことに深く感謝いたします。