必要な備品:
Formlabs:
- 交換用ミキサーモーター
- 交換用ミキサーカプラー
他社製:
- 2.5mm六角ドライバー
- 2mm六角ドライバー
- ニトリル手袋
- 精密ピンセット(オプション)
- マイナスドライバー(オプション)
各プリントを開始する際、LPUの筐体がタンクミキサーを前後に押したり引いたりして、タンク内の端から端まで数回横断させます。LPUの筐体内のモーターでミキサーカプラーを回転させ、タンク内のミキサーの下に設置します。ミキサーカプラーには、ミキサーがLPUの筐体と一緒に動くことができるように、ミキサーのマグネットと結合するマグネットを備え付けられています。この動作により、タンク内のレジンは撹拌し、同時にフィルムやビルドプラットフォームの上に硬化したレジンが残っていないかを確認します。ミキサーモーターまたはミキサーカプラーが故障していると、プリンタでミキサーを動かすことができません。
本ガイドは、ミキサーモーターやミキサーカプラーの交換作業を実施する時にご使用ください。

必要な備品:
Formlabs:
他社製:
所要時間(目安): 30~40分
作業スペースを用意する
概要: ミキサーモーターとカプラーを交換するために、Form 3Lと埃のない作業スペースを準備します。
注意:
LPUとオプティカルウィンドウは、埃や汚れに敏感です。メンテナンス作業中は、LPUの筐体の上にある光学窓やその周囲の表面には触れないでください。
ステップ1:ビルドプラットフォームを取り外す
レジンがLPUやプリンターのキャビティに垂れるのを防ぐため、まずビルドプラットフォームを取り外します。
ステップ2:レジンカートリッジを取り外す
レジンカートリッジを取り外し、ベントキャップを閉じて、バイトバルブからレジンが滴り落ちてプリンターに入り込むのを防ぎます。
ステップ3:レジンタンクを取り外して保管する
レジンタンクを取り外し、レジンタンクケースに入れて蓋をします。ケースとタンクを清潔で平坦な台に置きます。
注意:
手袋をはめ、レジンタンクの底に汚れまたは傷が付かないよう、タンクの側面にあるグリップを掴んで、タンクを持ち上げます。
ステップ4:作業スペースを準備する
プリンターの周囲に作業スペースを確保します。作業スペースはよく換気された埃のない場所に確保してください。
ステップ5:プリンターのキャビティをクリーニングする
警告:
レジンが肌に触れると、皮膚炎またはアレルギー性皮膚反応の原因になる恐れがあります。液体レジンまたはレジンが付着した表面に触れる際は、必ず手袋を着用してください。レジンが皮膚に付着したら、石鹸と水で念入りに洗い流してください。
プリンターのカバーを開きます。プリンター庫内の底面や壁面等にレジンが付着している場合、ペーパータオルですべて拭き取ってください。レジンがこびり付いている場合は、必要に応じてイソプロピルアルコール(IPA)で湿らせたペーパータオルでこびり付いたレジンを溶かしながら拭き取ってください。
危険:
火災ハザード:IPAは可燃性の溶剤です。容器は必ず蓋が閉じた状態で、お子様の手が届かないところで保管してください。
レンチのアイコンをタップしてMaintenance(メンテナンス)画面にアクセスし、Motor Moves(モーターの動き)をタップします。Motor Moves(モーター移動)画面が表示されます。Left(左)(<)をタップしてそのまま保持し、レーザーユニットハウジングをプリンター庫内の中央位置まで移動させます。この画面ではその他、レーザーユニットハウジングをプリンター庫内の端から端まで移動させたり、ビルドプラットフォームキャリッジを操作したりすることが可能です。

ステップ7:プリンターの電源を切る
タッチスクリーンに表示されたら、メンテナンスを続行する前に電源ケーブルを抜きます。プリンターの電源ケーブルを電源に接続したままで作業を実施しないでください。
警告:
可動部品やリード/ボールネジには、挟まれたり、絡まったりする危険性があります。LPUを取り扱う時は、その前に必ずプリンタの電源ケーブルをコンセントから抜き、プリンタの電源を切っておいてください。
ステップ8:LPUハウジングをクリーニングする
LPUハウジングの周辺やプリンターに付着しているレジンをペーパータオルで拭き取ります。レジンがこびり付いている場合は、必要に応じてイソプロピルアルコール(IPA)で湿らせたペーパータオルでこびり付いたレジンを溶かしながら拭き取ってください。
右側のLPUを取り外す
概要:LPUハウジングをメンテナンス位置に移動させた後、右側のLPUを取り外してプラグを抜きます。
ステップ1:右側のLPUを取り外す
ミキサーモーターとカプラーは、LPUハウジングの右側にあります。ミキサーモーターにアクセスするには、右側のLPUを取り外す必要があります。
右側のLPUを取り外すには、Form 3L Light Processing Unitの交換ガイドの手順に従ってください。
ミキサーモーターとカプラーを取り外す
概要:右側のLPUを取り外した後、ミキサーモーターとカプラーを取り外します。
ミキサーカプラー保持ブラケットは、LPUの筐体の前方、ローラーホルダーの真下にあります。2mmの六角ドライバーを使って、ミキサーカプラー保持ブラケットをLPUの筐体に固定している2本のネジを緩めて取り外します。取り外したネジと保持ブラケットを脇に置いておきます。

ミキサーモーターは、LPUの筐体内の、右側のLPUがあった場所に設置されています。また、保持ブラケットで固定されています。2.5mmの六角ドライバーを使って、ミキサーモーター保持ブラケットをLPUの筐体に固定している2本のネジを緩めて取り外します。取り外したネジと保持ブラケットを脇に置いておきます。

ミキサーモーターの筐体を持ちます。モーターをドライブギアを中心に上方に回転させ、LPUの筐体から離す方向にスライドさせながら取り外します。取り外したミキサーモーターを脇に置いておきます。

ミキサーカプラーは、LPUの筐体の後部にある2つ目の保持ブラケットを介してLPUの筐体に接続されています。ミキサーカプラーの後部の端を持ちます。その端を手前に引いて、後部保持ブラケットから外すようにして、ミキサーカプラーを解放します。

ミキサーカプラーを握り、時計回りに回転させ、LPUの筐体から離します。ミキサーカプラーをLPUの筐体から離すように下方向に引くと外れます。取り外したミキサーカプラーを脇に置いておきます。

新しいミキサーモーターとカプラーを取り付ける
概要:古いミキサーモーターとカプラーを取り外した後、交換用ミキサーモーターとカプラーを接続して取り付けます。
ミキサーカプラーの両端を、LPUの筐体右側の上隅にある、上の画像で丸く囲んでいる2つの長方形の穴に差し込みます。ミキサーカプラーをLPUの筐体の方向に押し込み、古いミキサーカプラーを取り外す時と逆の手順で所定の位置に戻します。

ミキサーモーターのドライブギアをミキサーカプラーのアームに押し込み、古いミキサーカプラーを取り外す時とは逆の手順でモーターを回転させながら取り付けます。モーターを取り付ける際、ミキサーカプラーがずれないように押さえておきます。

ミキサーモーター保持ブラケットのネジ穴の位置を、それぞれに対応するLPUの筐体内の穴と合わせます。2つのミキサーモーター保持ブラケットのネジを穴に通し、2.5mmの六角ドライバーを使って指で回せなくなる程度まで締め付けます。

ミキサーカプラー保持ブラケットのネジ穴の位置を、それぞれに対応するLPUの筐体内の穴と合わせます。2つのミキサーカプラー保持ブラケットのネジを穴に通し、2mmの六角ドライバーそれぞれに対応するLPUの筐体内の穴と合わせます。ブラケットを固定する際、図のようにマイナスドライバーなどを使ってテコの原理を応用すると固定しやすくなるかもしれません。必要に応じて、精密なピンセットを使って、ネジをネジ穴に合わせます。

右側のLPUを再度取り付ける
概要:ミキサーモーターとカプラーの交換後、右側のLPUを再装着します。
ステップ1:右側のLPUを再装着する
右側のシェルを再装着するには、Form 3L Light Processing Unit(LPU)の交換ガイドの手順に従ってください。
修理を完了する
概要:新しいミキサーモーターとカプラーを取り付けた後、プリンターの電源を入れ、最終チェックを行います。
ステップ1:プリンターの電源を入れる
プリンターカバーを閉じ、電源ケーブルをプリンターと電源に接続します。プリンタを初期化し、LPUの筐体を定位置に戻し、較正を実施します。
ステップ2:ミキサーセンサーの再較正
プリンターのタッチスクリーンで、レンチのアイコンをタップします。Maintenance(メンテナンス)画面が表示されます。タンクミキサーセンサーの較正を行うには、Calibration(較正)> Calibrate Tank Mixer Sensor(タンクミキサーセンサーの較正)をタップし、画面の指示に従ってください。
ステップ3:修理をテストする
レジンタンク、ビルドプラットフォーム、レジンカートリッジを装着します。プリントを開始します。プリント前のプロセスでプリンタを監視し、プリンタがタンクフィルム上でミキサーを適切に動かしていることを確認します。手順の結果をFormlabsサポートまたは正規販売代理店に共有してください。