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ブラストサイクルの選択と設定(Fuse Blast)

ブラストサイクルの選択と設定(Fuse Blast)

Fuse Blastの自動ブラストサイクルは、ブラスト用メディアを使った造形品のパウダー除去、イオンか空気によるクリーニング、バスケットの回転による造形品の攪拌を実行します。ブラスト時間、リンス時間、ブラスト噴射圧のほか、タンブラー回転速度も調整可能です。本体にあらかじめ設定されているプリセット値を選択する、または、選択した材料およびクリーニングする造形品の数、サイズ、形状に合わせたカスタムの設定を作成します。

備考:

  • 圧縮空気供給の選択と構成によって、ブラストラメーターの使用可能範囲が決まります。Formlabsが推奨する最小エア供給量は、ほとんどのケースで有効なStandard(標準)サイクルで効果的なクリーニングを行うためのものです。より高い圧力で長時間ブラスト処理をしたい場合は、より容量の大きな空気供給装置が必要になる場合があります。詳しくは、サポート記事「Fuse Blast用の圧縮空気供給装置の設定」をご参照ください。
  • Fuse Blastのプリセット値と推奨圧力は、ガイドラインとしての値です。最も注意して見るべきパラメーターは造形品のクリーニングレベルで、さまざまな設定の組み合わせによって実現できます。実際の使用環境において、ご使用の空気供給装置とワークフローの制約内で希望どおりの研磨が行えるかどうか、各設定値を適宜確認されることをお薦めします。
  • 圧縮空気供給源からの供給圧力は、90 PSI /(6 bar)以上120psi(8 bar)以下にする必要があります。以下の圧力パラメーターは、供給圧力ではありません。

Fuse Blastは、造形品を3つの方法でクリーニングします。

  • ブラストメディアで造形品に付着している半焼結パウダーを除去
  • イオン化した空気で造形品に付着しているパウダーを除去
  • チャンバー内で造形品を回転させることで、造形品の全表面にブラストガンを当て、パウダーを除去

エアホイップから噴射されるエアで、キャビネット内部のパウダーを除去します。

ほとんどの造形品はStandard(標準)ブラストサイクルでクリーニングできますが、Formlabsでは、さまざまなプリセットやサイクルを試して、造形品のクリーニングに最適な方法を見つけることを推奨しています。造形品が1回のサイクルで十分にクリーニングされない場合は、ブラスト設定を調整する前に再度ブラストサイクルを実行することをお勧めします。

ブラストサイクルの設定

Fuse Blastは、起動、ブラスト、チャンバーリンス、パーツリンスの4段階のシーケンスでパーツをクリーニングします。

1. 起動 2 ブラスト3. チャンバーのリンス4. パーツリンス
タンブラー回転数選択したタンブラー速度選択したタンブラー速度選択したタンブラー速度選択したタンブラー速度
エア圧力N/A選択したブラストpsi選択したリンスpsi選択したリンスpsi
時間23秒*選択したブラスト時間選択したリンス時間選択したリンス時間
説明パーツをタンブルし、緩んだパウダーをノックオフし、ブロワーを起動しますブラストメディアでパーツを洗浄・処理しますエアホイップでキャビネット内部を洗浄しますイオン化したエアリンスで緩んだパウダーやメディアを除去します

* この設定は構成できません。

ホーム画面には、ブラストサイクルのシーケンスを変更する5つの設定があります。

  • ブラスト圧力
  • ブラスト時間
  • リンス圧力
  • リンス時間
  • タンブラーバスケットの回転速度

さまざまな設定を試して、個々の造形品に最適な結果を得られるようにしてください。

設定説明
BLAST - PSIメディアブラスト中のエア圧を設定します。
ブラスト - 時間メディアブラストの処理時間を設定します。
リンス - PSI造形品のリンス中のエア圧を設定します。
リンス時間造形品のリンスにかかる時間を設定します。
RPMブラストサイクル全体の回転速度を設定します。

Formlabsの最小圧縮空気の推奨値は、ほとんどのジョブで効果的なクリーニングができるように設定されています。Fuse Blastは90psi(6 bar)までの圧力範囲に対応できますが、ほとんどの作業では30psi以上の圧力を使用しても特にメリットはなく、空気圧を高めるとより多くの空気が必要になります。

ブラストサイクルのプリセット値

Fuse Blastには、さまざまなブラスト時間、クリーニング時間、メディア噴射圧を組み合わせたブラストサイクルのプリセット値が設けられています。Standard(標準)プリセットは、ほとんどのジョブで良好な結果が得られる良い出発点です。ほとんどの場合、Standard(標準)プリセットブラストサイクルを繰り返すことで、ブラスト圧を上げたりサイクル時間を長くしたりするのと同様の結果が得られます。プリセット値については下の表、またはお使いのFuse Blastのタッチスクリーンを参照してください。各プリセット値には、ブラストチャンバーの標準的なクリーニング時間が含まれていることにご注意ください。

ブラストリンスタンブラー
名称時間圧力時間圧力速度合計時間
標準10分30 psi3分40 psi5 rpm15分
5分30 psi3分40 psi5 rpm10分
20分30 psi3分40 psi5 rpm26分
デリケート5分20 psi2分45 psi7 rpm9分
アグレッシブ30分45 psi5分40 psi5 rpm37分
リンスのみ0分20 psi5分40 psi5 rpm7分
長ポリッシュ30分60 psi5分40 psi5 rpm37分
短ポリッシュ15分60 psi5分40 psi5 rpm22分

ブラストサイクルのプリセット値を変更する

プリセットを選択し、タッチスクリーンのスライダーまたは矢印を使用して、ブラスト、リンス、タンブラーの設定値を変更します。既存のプリセットを変更すると、表示される名前がCustomに変わり、変更内容が反映されます。

最も注意して見るべきパラメーターは、造形品のクリーニングレベルです。Formlabsでは、設定を変更する前にStandard(標準)プリセットから始めることを推奨しています。

ブラストプリセットを変更する場合、以下の点にご注意ください。

  • Nylon 12 GFパウダーで造形したパーツを除き、パーツのクリーニングに高いブラスト圧は必要ありません。ブラストの噴射圧が高いと、繊細な造形品を損傷するおそれがあります。
  • ブラストやクリーニングの圧力を上げる場合は、お使いの圧縮空気供給源から必要最低限の流量を供給できることを確認してください。
  • ブラスト噴射圧が高いと、ブラストメディアの寿命が短くなります。

ブラスト噴射圧の設定を変更する

ブラスト噴射圧を変更すると、メディアブラストと造形品のリンスの手順の強度が変わります。Formlabsでは、ブラスト噴射時の圧力は30 psi、造形品のリンス時の圧力は45 psiを推奨しています。

  • ブラスト噴射圧を上げると造形品をより速くクリーニングできますが、より多くの空気供給が必要になります。噴射圧が高いと、デリケートな造形品が損傷するおそれもあります。造形品をきれいに処理するためには、30psi / 2 bar以上の噴射圧は必要ありません。
  • 噴射圧を下げるとブラストサイクルにかかる時間が長くなりますが、必要な空気流量は少なくなります。Formlabsでは、出力の低いエアコンプレッサーを使用する場合は、ブラスト圧を下げることを推奨しています。

ブラストおよびリンス時間の設定変更

ブラストおよびリンス時間の設定を変更することで、ブラスト圧の低下や上昇を補正します。

  • ブラストサイクル時間が長いと、造形品のすべての表面がブラスト気流にさらされる可能性が高くなります。Formlabsでは、大型の造形品や転がりにくい複雑な形状の造形品については、ブラストサイクルの時間を長くすることを推奨しています。
  • 複雑な面や穴、空洞の少ない小さな造形品やシンプルなパーツには、ブラストサイクル時間を短くしても十分です。

タンブラーバスケットの回転速度を変更する

タンブラーバスケットの回転速度(RPM)を変更すると、クリーニングプロセス全体でのパーツの回転頻度が変わります。個々の造形品の形状、数、サイズ、配置がすべて造形品の転がり方に影響します。

  • バスケットの回転数が高いと造形品が転がる頻度も高くなり、一般的に衝撃が大きくなります。Formlabsでは、小・中型の造形品には高めの回転数を推奨しています。
  • バスケットの回転数が低いと造形品が転がる頻度も低くなり、一般的に衝撃が小さくなります。Formlabsでは、大型の造形品や複雑な造形品、繊細な造形品には低い回転数を推奨しています。