Formlabs Logo

レジンタンクの点検とクリーニング(Form Studio 1)

レジンタンクの点検とクリーニング(Form Studio 1)

Form 4世代のレジンタンクの性能を最大限に引き出し、耐用期間を過ぎるまで高品質のプリントを絶えず行えるようにするためには、Formlabsが推奨するメンテナンスとクリーニング方法に従ってお手入れを欠かさずに行ってください。レジンタンクとフィルムのクリーニングは、公認の薬品のみを使用し、正規のプロセスに従って実施する必要があります。

警告:

レジンが肌に触れると、皮膚炎またはアレルギー性皮膚反応の原因になる恐れがあります。液体レジンまたはレジンが付着した表面に触れる際は、必ず手袋を着用してください。レジンが皮膚に付着したら、石鹸と水で念入りに洗い流してください。皮膚の洗浄に、手の除菌用ローションなど、アルコール成分が入っている溶剤は使用しないでください。

ヒント:

プリントの合間やレジンタンクを保管する前に、レジンタンクに損傷や摩耗がないか点検してください。

プリント失敗後のクリーニング

プリントに失敗すると、タンク内に部分的に硬化したレジンが浮遊したり、タンク底部の柔らかいフィルムに硬化済みのレジンが付着したりすることがあります。このような場合には、タンクフィルムに付着したゴミを手作業で取り除くか、クリーニングシートを造形します。クリーニングシートはレジンタンク全体に薄い層を造形するもので、硬化したレジンと部分的に硬化したレジンを一箇所にまとめます。その後、クリーニングシートは失敗した造形品と一緒にタンクから取り出すことができます。

クリーニングシートをプリントする

クリーニングシートは、レジンタンクのフィルムに直接プリントできる薄いシートで、プリント失敗時に発生するレジンの残骸をタンク内からまとめて除去したい時に最適です。材料にもよりますが、完了までに約2~15秒かかります。

最良の結果を得るために、Formlabsではクリーニングシートを造形する際に付属のクリーニングシート除去ツールを使用することを推奨しています。

クリーニングシートのプリント方法:

  1. 現在アクティブなジョブがなく、プリンターがIdle(アイドル)ステータスになっていることを確認します。
  2. プリンターのカバーを開きます。
  3. プリントが失敗した際に使用していたレジンタンクをプリンターに装着します。
  4. レジンタンクの側面を親指で押さえ、ラッチを閉じてタンクを固定します。
  5. クリーニングシート除去ツールの平らなベースをレジンタンクの角に置きます。
  6. プリンタのカバーを閉じます。
  7. ビルドプラットフォームとレジンカートリッジが装着されている場合は、取り外します。
  8. プリンターのタッチスクリーン上でMaintenance(メンテナンス) > Print Cleaning Sheet(クリーニングシートをプリントする)の順にタップします。Print cleaning sheet(クリーニングシートを造形する)画面が表示されます。
  9. Start(開始)をタップします。クリーニングシートのプリントが開始します。
Form Studio 1でクリーニングシートを造形する

完成したクリーニングシートを取り外す

クリーニングシートは、硬化済みレジンの破片を集め、互いに接着させてまとめて巻き取ります。クリーニングシートの造形が完了したら、レジンタンクから硬化済みのレジンをすべて取り除きます。

タンクからクリーニングシートを取り外す:

  1. クリ=ニングシートのプリントが完了したことを確認します。
  2. プリンターのカバーを開きます。レジンタンクを取り外す。
  3. クリーニングシート取り外しツールのハンドルを持ち、慎重に上に引っ張ってクリーニングシートをレジンタンクから剥がします。工具を急に引っ張ったり、引っ張ったりしないでください。必要に応じて、異なる角度から引っ張り、クリーニングシートをレジンタンクのフィルムから剥がします。
  4. クリーニングシートをレジンタンクから持ち上げ、a)ペーパータオルの上に置くか、b)クリーニングシート取り外しツールを使ってビルドプラットフォームに吊るし、余分なレジンをレジンタンクに戻してからペーパータオルの上に置きます。
  5. クリーニングシート取り外しツールをクリーニングシートから離します。
  6. クリーニングシートはレジンを硬化したものですので、通常のゴミと一緒に廃棄できます。クリーニングシートに未硬化のレジンが付着している場合は、手袋をはめた手でシートを丸め、レジンを絞り出してから廃棄してください。または、クリーニングシートを日当たりの良い窓辺に24~48時間置いてすべてのレジンが完全に硬化してから廃棄してください。

ヒント:

レジンを節約するために、クリーニングシートに付着している未硬化レジンをフィルターで濾過してタンクに戻すことができます。

硬化したレジンを手作業で取り除く

付属品ボックスに入っているプラスチック製のスクレーパーまたは同様のツールを使って、レジンタンクから硬化したレジンの破片を取り除きます。硬化したレジンを除去する際は、最小限の力で行ってください。ツールの角を使ってレジンを剥がそうとしないでください。

備考:

Form Studio 1のレジンタンクの点検やタンクから硬化したレジンを取り除く際に、金属製の工具を使用しないでください。金属製のツールはタンクのフィルムを傷つける可能性があり、その結果プリントの失敗やレジンこぼれの原因につながる恐れがあります。

  1. 新しく清潔なニトリル手袋を着用します。
  2. プリンターからビルドプラットフォームとレジンカートリッジを取り外します。
  3. レジンタンクをプリンタから取り外します。レジンタンクを清潔で平らな場所に置きます。
  4. ペーパータオルを数枚近くに置き、硬化したレジンと硬化していない液体レジンを集めます。
  5. プラスチック製ミキサーの端をレジンタンクの内側に置きます。表面をなぞるようにして掬い取ります。レジンタンクに硬化したレジンが付着していないか確認します。
  6. 硬化したレジンを取り除くには:
    1. プラスチック製ミキサーの端を硬化したレジンの端の下に滑り込ませます。
    2. 適度の圧力を掛けて、てこの要領で硬化したレジンをフィルムから引き離します。スクレーパーをスライドさせたり、角度を変えて持ち上げたり、かける圧力を強めたりしながら、クリーニングシートをレジンタンクから取り外します。タンクスクレーパーの端でレジンタンクを直接押さないでください。
    3. 硬化したレジンをレジンタンクから取り出します。
    4. 硬化したレジンをペーパータオルの上に乗せます。
  7. 硬化したレジンを廃棄します。
  8. プラスチック製ミキサーと作業台を清掃します。

レジンタンクのクリーニング

レジンタンクを硬化したレジンやその他の残留物が何も付着していない清潔な状態に保つと(特にフィルムの表と裏の両面)、プリントの品質を長い間、高いレベルで維持し、プリンターの寿命も延ばすことができます。

レジンタンクフィルムのクリーニング

Form Studio 1のレジンタンクの底は透明なフィルムでできています。光はこのフィルムを通して上方に照射され、タンク内の液体レジンを硬化させます。タンクフィルムにキズやゴミが付着すると、造形品に不具合が生じます。フィルムに大きな傷がついているとそこでレジンが硬化し、エラーやプリント失敗の原因となる沈殿物ができあがってしまう可能性があります。Form Studio 1レジンタンクを取り扱う際は、フィルムに傷をつけたり、へこませたり、穴を開けたりしないようご注意ください。

備考:

レジンタンクフィルムの清掃には、ペーパータオルやその他研磨剤入りのクリーナーを使用しないでください。タンクフィルムにキズがつき、造形失敗の原因になります。

タンクフィルムやフィルムの裏側をクリーニングする:

  1. レジンタンクに入っている液体レジンを不透明な容器に移し替えて、タンクを空にします。
  2. タンクフィルムのクリーニング:空のレジンタンクを清潔な平面に置きます。
  3. タンクフィルム裏側のクリーニング:空のレジンタンクを清潔な平面に逆さまに置きます。
  4. 糸くずの出ない布を少量の未使用のIPAで少量湿らせます。
  5. フィルム表面に付いているレジンやその他の汚れを拭き取ります。洗浄後、タンクフィルムに目に見える残留物や筋が残っている場合は、新しい布と追加のIPAを使用し、筋がなくなるまでタンクの底を拭きとります。

レジンタンクの外側のクリーニング

レジンタンクの外側をクリーニングする:

  1. 糸くずの出ない布を未使用のIPAで湿らせ、レジンタンク外装の汚れを取り除きます。
  2. この時、タンクの側面にレジンやその他の汚れがついている場合には一緒に拭き取ります。
  3. レジンタンクの底にゴミやレジンが付着していないことを確認してください。タンクをプリンターに戻すと、LPUと接触する可能性があります。