SLA光造形方式3Dプリントは、さまざまな高機能材料で高い精度と等方性、防水性を備えた造形品を、微細な形状や滑らかな表面品質で製作できることから、非常に広く支持されている造形方式です。公差要件が厳しく、滑らかな表面品質が求められるラピッドプロトタイピングやラピッドツーリング、治工具や模型の製作、実製品用部品の小ロット量産などの用途に最適です。
2011年にSLA光造形3Dプリントを小型化することに成功したFormlabsは、それ以来業界のプロから信頼されるマーケットリーダーとして、現在までにデスクトップ型3Dプリンタと大容量のベンチトップ型3Dプリンタを合わせて10万台以上販売しています。
Formlabs SLA光造形3Dプリンタの詳細
Form 4
デスクトップサイズの超高速光造形3Dプリンタ
誰にでも使いやすいワークフロー、確かな信頼性、驚くような造形品質を味方に、Form 4シリーズであなたのアイデアを最速で具現化しましょう。Form 4は、業界屈指の材料ライブラリと確かな信頼性、高精度プリントエンジンを融合させた超高速マスク式SLA光造形3Dプリンタです。どのレジンを使用しても厳しい公差要件を満たし、設計パラメータに忠実な造形が可能です。
200 × 125 × 210mm
代表的な用途:
Form 4B
ヘルスケア向けのコンパクトな超高速光造形3Dプリンタ
誰にでも使いやすいワークフローと確かな信頼性、幅広い用途対応の万能材料、驚くような造形品質を味方に、生体適合性と可滅菌性を備えた解剖学模型や医療器具を、Form 4Bシリーズとヘルスケア向けの多様な高機能材料で高速製作しましょう。
200 × 125 × 210mm
代表的な用途:
歯科用途対応
歯科用プリントが可能なForm 4Bの詳細はこちら
Form 3+
工業レベルの品質を手頃な価格で実現する、デスクトップサイズのSLA光造形3Dプリンタ
Form 3+は機能的で高品質な試作品や実製品用部品を高速で造形する、低コストで信頼性の高い工業用デスクトップ型SLA光造形3Dプリンタです。安定した高い造形品質と精度、容易なセットアップとメンテナンス、豊富な高機能材料で、優れた3Dプリント体験を提供します。
145 × 145 × 193mm
SLA光造形方式
代表的な用途:
Form 3B+
手頃な価格で実現する、ヘルスケア向け超高速光造形3Dプリンタ
医療従事者向けに開発され、手頃な価格を実現したデスクトップサイズの3Dプリンタ Form 3B+なら、革新的な研究開発プロジェクトや小規模な商業生産を外部委託する必要がなくなり、患者様専用の器具をその場で高速造形できるようになります。Form 3B+は、生体適合性、滅菌可能な材料を含む、FormlabsのすべてのSLA光造形用材料に対応しています。
145 × 145 × 193mm
SLA光造形方式
代表的な用途:
歯科用途対応
歯科用途対応のForm 3B+をお探しですか?
Form 4L
大容量の超高速光造形3Dプリンタ
Form 4Lは、業界屈指の材料ライブラリと確かな信頼性、高精細プリントエンジンを融合させた大容量の超高速マスク式SLA光造形3Dプリンタです。誰にでも使いやすいワークフロー、確かな信頼性、驚くような造形品質を味方に、大容量Form 4Lシリーズで大きなアイデアを最速で具現化しましょう。
353 x 196 x 350mm
代表的な用途:
Form 4BL
ヘルスケア向けの大容量超高速光造形3Dプリンタ
Form 4BLは、豊富な材料ライブラリを利用してヘルスケア業界向けの部品が製作できる、最速の大容量医療用3Dプリンタです。誰にでも使いやすいワークフローと確かな信頼性、幅広い用途で使える万能材料、驚くような造形品質を味方に、ヘルスケア向けの大容量光造形3Dプリンタ Form 4BLシリーズで、生体適合性と可滅菌性を備えた解剖学模型や医療器具を高速製作できます。
353 x 196 x 350mm
代表的な用途:
歯科用途対応
歯科用プリントが可能なForm 4BLの詳細はこちら
Form 3L
手頃な価格で実現する、大容量の光造形3Dプリンタ
費用対効果に優れた大容量3DプリンタForm 3Lなら、ディテールへのこだわりを妥協することなく、大きなアイデアを実物大で具現化できます。
335 x 200 x 320mm
SLA光造形方式
代表的な用途:
Form 3BL
手頃な価格で実現する、ヘルスケア向けの大容量光造形3Dプリンタ
Form 3BLは、FDAに登録されたISO 13485認証取得済み施設で製造された滅菌可能な生体適合性レジンを含む、Formlabsのほぼすべての光造形用材料が使用可能な費用対効果の高い大容量3Dプリンタです。成人患者の実寸大解剖モデルや大型医療器具を造形できます。
335 x 200 x 320mm
SLA光造形方式
代表的な用途:
歯科用途対応
Formlabsの歯科医療用プリンタ、Form 3BLをお探しですか?
SLA光造形プリンタで自動化を実現
リモート操作対応のForm 3+プリンタ群を自動化。いつでもどこでもプリントを開始し、生産性をかつてないレベルに。Formlabsのオートメーション製品、Form Auto、Fleet Control、そしてHigh Volume Resin Systemを使えば、高品質かつ低コストで24時間365日の連続稼働が実現できます。
SLA光造形3Dプリント用材料
標準・工学・産業用の熱可塑性樹脂に匹敵する様々な光学的・機械的・熱的特性を備えた、革新的なSLA光造形レジンが50種類以上開発されています。
SLA光造形方式の活用例を見る
ラピッドプロトタイピング
浮かんだアイデアをその日のうちに、実製品のような外観と機能を備えた再現性の高いプロトタイプとして具現化。より高品質な新製品を、いち早く市場に。
- コンセプトモデル
- 実製品と遜色ない外観確認用プロトタイプ
- 機能確認用試作品
Formlabs SLA光造形3Dプリンタの比較
造形方式
マスク式光造形(MSLA)方式
材料の種類
レジン
生体適合性材料
非対応(Form 4Bにて対応)
最大造形品サイズ
200 × 125 × 210mm
積層ピッチ
25〜200ミクロン
光源
バックライトユニット(LED x 60)
サポート材
自動生成
ライトタッチによる迅速な取り外し
材料
23種類以上の業界屈指のFormlabs材料、およびOpen Material Modeを使用したサードパーティ製材料。現在、さらなる新材料も開発中です。
使用環境
環境条件:PUレジンのみ湿度管理のためドライキャビネットが必要となります。
プリンタ寸法(W x D x H)
398 × 367 × 554mm
造形方式
マスク式光造形(MSLA)方式
材料の種類
レジン
生体適合性材料
非対応(Form 4BLで対応)
最大造形品サイズ
353 x 196 x 350mm
積層ピッチ
25〜200ミクロン
光源
バックライトユニット(LED x 145)
サポート材
自動生成
ライトタッチによる迅速な取り外し
材料
19種類以上の業界屈指のFormlabs材料、およびOpen Material Modeを使用したサードパーティ製材料。現在、さらなる新材料も開発中です。
使用環境
環境条件:PUレジンのみ湿度管理のためドライキャビネットが必要となります。
プリンタ寸法(W x D x H)
664 x 528 x 794mm
造形方式
マスク式光造形(MSLA)方式
材料の種類
レジン
生体適合性材料
対応
最大造形品サイズ
200 × 125 × 210mm
積層ピッチ
25〜200ミクロン
光源
バックライトユニット(LED x 60)
サポート材
自動生成
ライトタッチによる迅速な取り外し
材料
15種類の生体適合性材料を含む、38種類以上の業界屈指のFormlabs材料、およびOpen Material Modeを使用したサードパーティ製材料。現在、さらなる新材料も開発中です。
使用環境
環境条件:PUレジンのみ湿度管理のためドライキャビネットが必要となります。
プリンタ寸法(W x D x H)
398 × 367 × 554mm
Formlabs SLA光造形3Dプリンタを選ぶ理由
確かなサポート
FormlabsのService Planは、ホットスワップによるプリンタ交換や専用の電話サポート、トレーニング等を提供し、お客様にビジネスの成長に集中いただくことを目的としています。
SLA光造形方式とその他3Dプリント方式の比較
SLA光造形 vs DLP vs MSLA vs LCD
レジンを使用する3Dプリントとして最も一般的なのは、SLA光造形方式とDLP(デジタルライトプロセッシング)方式、液晶ディスプレイ(LCD)方式、マスク式光造形(MSLA)方式です。
FDM vs SLA光造形 vs SLS
現在市場で最も普及している3Dプリンタは、FDM(熱溶融積層)方式、SLA光造形方式、SLS(粉末焼結積層造形)方式の3つです。
SLA光造形3Dプリンタに関するFAQ
光造形3Dプリンタとは?
光造形方式は、3Dプリントの中でも最も人気のある方式です。1980年代に発明された、世界初の3Dプリント技術でもあります。それ以降、よりアクセスしやすい製品が登場したことでその導入と知名度は広がっていき、多岐にわたる数々の業界で設計や製造のプロセスを一新してきました。
SLA光造形プリンタの仕組みは?
SLA光造形3Dプリンタは、液体の光硬化性樹脂に光源を照射し、光重合という化学反応を利用して硬化させる造形方式です。以下の動画で作業手順をご確認いただけます。
Formlabs SLA光造形3Dプリンタを選ぶ理由は?
SLA光造形方式でプリントした造形品は、レジンを使う3Dプリント方式の中でも解像度や精度、ディテールの再現性、表面品質の滑らかさが最も高い仕上がりになります。また、標準・工学・産業用の熱可塑性樹脂に匹敵する様々な光学的・機械的・熱的な特性を備えた革新的なSLA用レジンが開発されているおかげで、どんな用途にも対応できる万能性もSLA光造形プリンタの特徴です。
SLA光造形方式は、成形型、原型、機能部品など、公差要件が厳しく、滑らかな表面品質が求められる繊細なディテールを持った試作品製作に最適です。また、SLA光造形方式は、工学用から製造業、歯科、ジュエリー、模型製作、教育分野における製品設計まで、様々な分野で幅広く使用されています。
SLA光造形プリンタの価格帯は?
SLA光造形プリンタの価格は、$300から$250,000以上と様々です。
- 低価格なものをお求めの場合、DIY向けやホビイスト向けの低価格SLA光造形プリンタが魅力的ではありますが、人の介入が多く必要な作業手順や安定性の低さ、使用できる材料の少なさなど、価格が安いことによるトレードオフも大きくなります。
- ミッドレンジのSLA光造形プリンタは、業界プロ向けの設計になっています。Form 3+は$2,499から、大容量SLA光造形プリンタのForm 3Lは$4,999からお買い求めいただけます。
- 受託メーカーなどで主に使用されている従来型の大容量工業品質SLA光造形プリンタは$100,000以上です。
SLA光造形プリンタは初心者にも向いていますか?
はい。フィラメント方式やSLA光造形方式の3Dプリントは、実は教育現場でも最も人気のある方式です。最初から最後まで包括的な手順で使いやすいこと、トレーニング資料が豊富なこと、そしてパーソナルサポートが可能なことが、FormabsのSLA光造形プリンタが初心者にも使いやすい理由です。
SLA光造形方式とフィラメント方式はどちらの方が優れているのですか?
お客様の用途や好みによって異なります。詳細は、フィラメント、パウダー、レジンを使った各方式の3Dプリンタを徹底的に比較したガイドをご確認ください。
レジンを使った造形品は二次硬化が必要ですか?
二次硬化の必要性はご使用になる材料によって異なりますが、二次硬化によって造形品の強度を最大限に高め、より安定した品質にすることができます。機能性レジンやスペシャルティレジンをご使用になる場合は特に、材料に備わる特性を最大限に発揮することが非常に大切です。生体適合性材料の場合、規制当局が定める安全基準を満たすために二次硬化は必須です。レジン製の造形品の二次硬化をお読みいただくか、SLA造形品の後処理および表面仕上げですべての作業手順をご確認ください。
SLA光造形方式による造形品の強度はどの程度ですか?
ご使用になる材料によって異なりますが、SLA光造形方式の造形品の強度は非常に高いと言えます。また、SLA光造形品は等方性を備えているため、X軸、Y軸、Z軸のどの方向に対しても同じ強度を持ちます。
Formlabsの材料ライブラリをご覧いただき、お客様の用途に最適な高強度エンジニアリング材料をお探しください。
SLA光造形品は防水ですか?
はい。SLA光造形方式による造形品は通常、防水性と気密性を備え、二次硬化後のレジンは吸水性が非常に低くなります。こちらの技術資料では、検証結果の詳細と、手頃な価格で水密エンクロージャを3Dプリントでカスタム製作するガイドラインをご紹介します。
レジンは安全に3Dプリントできますか?
一般的に、レジンの3Dプリントは安全に行えます。しかし、低価格レジンの中には頻繁な換気が必要なほど臭いが強かったり、よりリスクの高い化学物質が含まれているものもあります。Formlabsのレジンはいずれも、家庭用洗剤または接着剤と同等かそれ以上に安全な材料となるよう設計されています。Formlabsのレジン材料の取扱いについてはこちらをご確認ください。また、新しい材料をご使用になる場合は必ず安全データシートをお読みください。
FormlabsのSLA光造形3Dプリンタでサードパーティのレジンは使用できますか?
Formlabsでは、認可済みのサードパーティ製レジンとOpen Material Modeを提供しています。Open Material Modeとはオプションでプリンタごとにご購入いただけるライフタイムライセンスで、ライセンス付与後はFormabs認可済みのサードパーティ製レジンをすべてご利用いただけます。Open Platformの詳細はこちらからご確認いただけます。