用途に合わせて最適な3Dプリント方式を選定

FormlabsのSLA光造形・SLS 3Dプリンタの比較

SLA光造形

SLA光造形

SLA光造形方式

FORMシリーズ光造形方式

SLA光造形3Dプリンタは、液体の光硬化性レジンに光源を照射し、光重合という化学反応を利用して硬化させる造形方式です。

Formlabs SLA光造形3Dプリンタ

概要

造形方式

SLA光造形方式

FormlabsのSLA光造形3Dプリンタは、次世代のLow Force Display™(LFD)テクノロジーにより、優れた表面品質と造形精度を実現し、高い信頼性と安定性を備えた工業品質の3Dプリントを必要とする多くのお客様に選ばれています。

SLA光造形方式3Dプリントの詳細
SLA光造形製品仕様

メリット

  • 超高速造形
  • 造形の精密さと詳細なディテールの表現
  • 高い造形精度と表面品質
  • 幅広い材料の選択肢
  • 誰もが簡単に扱える使いやすさ

代表的な用途

  • ラピッドプロトタイピング
  • 機能確認用試作
  • コンセプトモデル
  • ラピッドツーリング
  • 治具
  • 少量生産
  • 歯科モデルや器具類
  • 医療用模型や医療器具
  • ジュエリーの試作および鋳造
  • 模型や美術用小道具

材料

表面品質

積層痕がほとんど残らない滑らかな表面
積層痕がほとんど残らない滑らかな表面

材料ライブラリ

幅広い用途対応の40種類以上の高機能レジン

純シリコン材料からTPUライクな材料、高強度、高耐久性、高剛性材料など、試作品製作や量産向けに多彩な材料の中からお選びいただけます。高温での使用が可能な材料や鋳造用原型向け、ESD対策済み、難燃性、純セラミック材料など、特殊な材料もラインナップ。生体適合性材料を含む歯科や医療用途向けレジンも幅広く取り揃えています。

SLA光造形用材料の詳細

材料の変更

カートリッジで簡単切り替え

カートリッジ式で手軽に交換できるため、材料の切替も高速に行えます。

最大造形サイズ

FORM 4L & FORM 4BL

353 x 196 x 350mm

 

Form 4 & Form 4B

200 × 125 × 210mm

 

生産性

FormlabsのSLA光造形3Dプリントは、合理化されたワークフローと超高速造形で高品質な機能試作や実製品用部品を製作できます。大容量のForm 4LやForm 4BLは、大型部品の生産や小型部品のバッチ生産を最小限の介入で行えるプリンタです。

Form 4LとForm 4BLは、Form 4とForm 4Bに比べて造形サイズが4.6倍の大容量。

Form 4LとForm 4BLは、Form 4とForm 4Bに比べて造形サイズが4.6倍の大容量。

簡単セットアップ&シンプルな操作

電源に繋げばすぐに造形可能

シンプルなワークフローのため、最小限のトレーニングで誰でも簡単に使用できます。Formlabsは非対面での配送、およびオンラインまたは対面にて高度なトレーニングを提供しており、チーム全体での研修を簡単に実施できます。

メンテナンス

最小限

FormlabsのSLA光造形3Dプリンタは最小限のメンテナンスで運用いただけます。万が一故障等が発生した場合は、光学システムをユーザー様ご自身で簡単に交換いただけます。プリンタを返送いただいてから交換する必要がなく、可能な限りアップタイムを維持できます。故障検出機能と操作性が向上したことで、実験的な造形もさらに安心して行えます。

後処理

Form Wash & Form Cureシリーズ
Form Wash & Form Cure、Form Wash L & Form Cure L

Formlabsの自動洗浄および二次硬化ソリューションにより、SLA光造形の後処理手順を効率化し、時間と作業量を最低限に抑えながら一貫して高品質に仕上げます。

サポート材

ライトタッチサポート

Formlabsのライトタッチサポートは、サポート材と造形品の接点を極小化することで、サポート痕を最小化。サンドペーパー等で軽く磨くだけで美しく仕上げることができます。

後処理

溶剤で造形品を洗浄

造形品を洗浄用の溶剤で洗い、造形品表面に残っている未硬化の液体レジンを洗い流し、滑らかな表面に仕上げます。Form WashもしくはForm Wash Lのご使用で後処理を自動化できます。

仕上げ

二次硬化(オプション)

SLA光造形方式による造形直後は、ビルドプラットフォーム上の造形品はまだ完全に硬化していません。紫外線光と熱による二次硬化を経て本来の機械的特性を発揮します。高機能材料や生体適合性材料による造形では、二次硬化は特に重要です。Form CureもしくはForm Wash Lのご使用で二次硬化を自動化できます。

SLA光造形方式の後処理の詳細

設置場所

環境

オフィスや作業場

FormlabsのSLA光造形3Dプリンタは、オフィス、ラボ、作業場、製造現場等、様々な環境に対応できるよう設計されています。最も小型のSLA光造形プリンタ、Form 4 / Form 4Bは卓上に設置できるテスクトップサイズです。

SLA光造形関連製品

SLS

SLS

SLS(粉末焼結積層造形)方式

FUSEシリーズパウダーによる造形

SLS方式3Dプリンタは、高出力レーザーで細かな粉末状の高分子樹脂材料を焼結することで造形します。

Fuse 1

詳細を見る

概要

造形方式

SLS(粉末焼結積層造形)方式

工業品質のSLS方式3Dプリントを初めてベンチトップサイズで実現したFuseシリーズは、高品質な実製品用部品や各種治具のバッチ生産・連続生産を可能にします。シンプルな作業手順と従来の工業用SLS 3Dプリンタの数分の一という低コストで、高い生産性を発揮します。

SLS 3Dプリントの詳細
SLS技術

メリット

  • 実製品用部品を24時間以内で生産
  • 優れた機械的特性を備えた材料
  • 非常に高い造形精度と造形品質
  • サポート材が不要
  • 高効率のシリーズ生産が可能

代表的な用途

  • 実製品用部品
  • 少量生産やカスタム生産
  • 機能確認用試作
  • 高強度・高耐久性の生産/組立用治具
  • 医療器具、歯科修復物、義肢装具など

材料

表面品質

ややざらついた表面
ややざらついた表面

材料ライブラリ

8種類の工業品質高機能材料

Fuse 1+ 30Wでは、Nylon 12、Nylon 11、TPU(エラストマー)、PP(ポリプロピレン)、ガラスおよび炭素繊維充填ナイロン複合材がご利用いただけます。SLSパウダーはすべて、高強度・高耐久性の実製品用部品や各種治具、機能確認用試作の造形に最適な材料です。

SLS 3Dプリント用材料の詳細

材料の変更

簡単に管理

3Dプリンタのクリーニング作業と機器が必要。従来のSLSプリンタより作業量が少なく、高速かつサステナブルにプリント可能。

最大造形品サイズ

FUSE 1+ 30W & FUSE 1

165 x 165 x 300mm

 

生産性

Fuseシリーズ3Dプリンタは、ノンストップでの連続生産に対応できるよう開発されています。造形スペースとなるビルドチャンバーは取り外しが可能で、造形後そのままFuse Siftに設置し、その間にスペアのビルドチャンバーで次の造形を始めることで連続プリントが可能です。大型モデルの場合でも、造形時間の半分程度の時間で冷却が完了。業界屈指の冷却性能で、工程を素早く完了できます。

Fuse 1シリーズのプリンタは一般的な3Dプリンタと異なり、モデルを縦方向に積み重ねての造形が可能なため、非常に高い生産性を発揮。

FuseシリーズのSLS 3Dプリンタは一般的な3Dプリンタと違い、モデルを縦方向に積み重ねての造形が可能なため、非常に高い生産性を発揮します。

簡単セットアップ&シンプルな操作

SLSの管理も簡単に

造形設定からパウダーの回収・再利用、造形品の仕上げまで、すべてのステップが効率的に行えるハードウェアとソフトウェア設計。直感的なインターフェースでプリントやメンテナンスの各手順を丁寧に説明。オンラインまたは対面で短時間のトレーニングを受けるだけで、誰でも簡単に使いこなせます。

メンテナンス

高効率
メンテナンスの必要性を最小限に抑えたFuse 1シリーズは、一定の余裕をもってメンテナンス通知をお送りするほか、フルカラーのタッチスクリーンに表示される図解入りの各ステップに従って造形およびメンテナンス作業を簡単に実施いただけます。

後処理

Fuse Sift + Fuse Blast
Fuse Sift + Fuse Blast

効率的で手作業による介入が最低限で済むSLS方式専用の高度後処理ソリューションで、造形後の後処理を最短15分で完了させます。

Fuse Siftの詳細Fuse Blastの詳細

サポート材

サポート材が不要

SLS方式による造形中は未焼結パウダーが造形品を支えるため、専用のサポート材が不要で後処理の作業が軽減されます。

後処理

余分なパウダーの除去

ビルドチャンバーから造形品を取り出し、表面に付着している余分な粉末を取り除きます。未使用のパウダーは回収・保管し、次回以降の造形で再利用いただけます。オールインワンの後処理装置、Fuse Siftのご使用でこれらすべてが1台で完了します。

仕上げ

ブラスト処理

Formlabsでは、粉末の徹底除去と表面品質向上のため、SLS造形品のブラスト処理を推奨しています。Fuse BlastはSLS造形品向けに高度に自動化された後処理装置で、簡単操作で造形品から粉末を除去し、オプションの研磨機能で工業品質の滑らかな表面に仕上げます。

SLS方式の後処理の詳細

設置場所

環境

作業場

Fuseシリーズは作業場や加工場などに最適なSLS 3Dプリンタです。もちろん、面積が広く定期的な清掃が行われる環境であれば、オフィス環境でもご使用いただけます。

作業場

Formlabs 3Dプリンタの製品仕様比較

Form 3

造形方式

マスク式光造形(MSLA)方式

材料の種類

レジン

生体適合性材料

非対応(Form 4Bにて対応)

最大造形品サイズ

200 × 125 × 210mm
 

積層ピッチ

25〜200ミクロン
 

光源

バックライトユニット(LED x 60)

サポート材

自動生成
ライトタッチによる迅速な取り外し

材料

23種類以上の業界屈指のFormlabs材料、およびOpen Material Modeを使用したサードパーティ製材料。現在、さらなる新材料も開発中です。

材料の詳細

使用環境

環境条件:PUレジンのみ湿度管理のためドライキャビネットが必要となります。

プリンタ寸法(W x D x H)

398 × 367 × 554mm
 

Form 3

造形方式

マスク式光造形(MSLA)方式

材料の種類

レジン

生体適合性材料

非対応(Form 4BLで対応)

最大造形品サイズ

353 x 196 x 350mm
 

積層ピッチ

25〜200ミクロン
 

光源

バックライトユニット(LED x 145)

サポート材

自動生成
ライトタッチによる迅速な取り外し

材料

19種類以上の業界屈指のFormlabs材料、およびOpen Material Modeを使用したサードパーティ製材料。現在、さらなる新材料も開発中です。

材料の詳細

使用環境

環境条件:PUレジンのみ湿度管理のためドライキャビネットが必要となります。

プリンタ寸法(W x D x H)

664 x 528 x 794mm
 

Form 3

造形方式

SLS(粉末焼結積層造形)方式

材料の種類

パウダー

生体適合性材料

対応

最大造形品サイズ

159 × 159 × 295mm(Nylon 12パウダー)
 

積層ピッチ

110ミクロン
 

レーザー出力

30Wイッテルビウムファイバーレーザー x 1基

サポート材

サポート材不要

材料

Nylon 11、Nylon 12、TPU、ポリプロピレン、ガラスおよび炭素繊維強化ナイロン複合材料など、8種類の工業品質高機能材料。また、Open Material Modeでサードパーティ製材料も利用可能。現在、さらなる新材料も開発中です。

材料の詳細

使用環境

空気環境:オプションで窒素ガス充填環境でのプリントに対応。材料特性を最大限に引き出し、材料再利用時のリフレッシュ率の低減が可能です。

プリンタ寸法(W x D x H)

645 x 685 x 1,070mm(スタンド付きの場合は1,655mm)