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プリントに失敗した後のクリーニング(Form 3L/Form 3BL)

プリントに失敗した後のクリーニング(Form 3L/Form 3BL)

造形に失敗すると、タンク内に時々、部分的に硬化したレジンが浮いたり、タンクの底部を覆っている弾性フィルムに硬化したレジンが付着したりすることがあります。最高の造形結果を得るためには、造形が終わるたびにタンク内を点検しクリーニングしてください。

警告:

レジンや溶剤は、皮膚刺激やアレルギー性皮膚反応を起こすことがあります。液体レジンやレジンが付着している表面、溶剤に触れる時は、手袋を着用してください。レジンが皮膚に付着したら、石鹸と水で念入りに洗い流してください。

硬化したレジンをクリーニングメッシュで取り除く

Form 3Lには、多くのレジンの処理に有効な、造形に失敗した時の後始末に利用できるクリーニングメッシュ機能が備わっています。クリーニングメッシュは、レジンタンク全体に薄い層として造形され、完全に硬化したレジンと部分的に硬化しているレジンを一体に結合させます。その後、クリーニングメッシュは、失敗した造形物と一緒にタンクから取り出すことができます。造形に失敗した時にクリーニングメッシュを使って後始末する方法については、Cleaning a failed print with the cleaning mesh (Form 3L/Form 3BL)(造形に失敗した時にクリーニングメッシュを使って後始末する (Form 3L/Form 3BL)) と題したサポート記事をご参照ください。

硬化したレジンを手作業で取り除く

Form 3L Finish Kitには、2つのパーツで構成されるカスタムスクレーパーとピンセットからなるタンクツールが付属しています。タンクツールはプラスチック製で、フィルムの内側を保護するために先が丸くなっています。硬化したレジンをひと欠片ずつタンクツールでレジンタンクから取り出します。

備考:

鋭利な工具や金属製の工具は、二層構造のフィルムに傷をつけ、プリント品質に影響を与え、プリント不良やレジンの流出の原因につながることがあります。レジンタンクの点検や清掃には、リムーバルツール、スクレーパ、フラッシュカッターなどの鋭利な工具や金属製の工具を使用しないでください。レジンタンク内のフィルムに硬化したレジンが付着しているかどうかを点検したら、取り除いたりする時は、必ずタンクツールを使って作業してください。

必要な備品:

  • 非反応性ニトリル手袋
  • ペーパータオル
  • タンクツール

硬化したレジンを手作業で除去する方法:

Form 3/Form 3B用のタンクツール
Form 3/Form 3B用のタンクツール(分離)
  1. 新しく清潔なニトリル手袋を着用します。
  2. ビルドプラットフォームとレジンカートリッジをプリンタから取り外します。
  3. レジンタンクをプリンタから取り外します。レジンタンクをタンクケースに入れ、清潔な平面の上に置いておきます。これにより、レジンタンクをプリンタに入れたままにしておくよりも視認性が良くなり、作業スペースを確保することができます。
  4. タンクツールを上部と下部の部分に分けます。上部の部分を横に置きます。
  5. ペーパータオルを数枚近くに置き、硬化したレジンと硬化していない液体レジンを集めます。
  6. タンクツールの長い先をフィルムの内側に置きます。フィルム表面をスキミングします。硬化したレジンがフィルムに付着していることを示す障害物があるか探します。
  7. 硬化したレジンを取り除くには:
    1. タンクツールの長い方の先を、硬化したレジンの端の下に潜りこませます。
    2. 適度の圧力を掛けて、てこの要領で硬化したレジンをフィルムから引き離します。角度を変えてスライドさせたり、てこの要領で引き離したり、圧力をさらに加えたりして、フィルム表面から硬化したレジンを剥がします。タンクツールの端を直接フィルムに押し付けないでください。
    3. 硬化したレジンをタンクツールの刃の上に乗せます。
  1. 硬化したレジンを持ち上げてレジンタンクから取り出します。
    • 硬化したレジンをタンクツールの上にすべて乗せられない場合:
      1. タンクツールの上部の部分を下部の部分と合体させます。
      2. 両端から硬化したレジンに圧力を掛けます。

タンクツールのクリーニング

タンクツールを使い終えたら、その都度、ツールに付いている余分な液体レジンを拭き取り、常に清潔な状態で保ちます。

拭き取りに必要な消耗品:

  • イソプロピルアルコール
  • 低繊維のペーパータオル
  • 非反応性ニトリル手袋

洗浄に必要な消耗品:

  • Form Wash LまたはForm 3L Finish Kit
  • イソプロピルアルコール
  • 非反応性ニトリル手袋

タンクツールを拭くには:

  1. 新しく清潔なニトリル手袋を着用します。
  2. 清潔な低繊維のペーパータオルに純度の高いイソプロピルアルコールを塗布します。
  3. そのペーパータオルで、タンクツール表面に付いているレジンを拭き取ります。
  4. 拭き終わったら、タンクツールを空気乾燥させます。

タンクツールを洗浄するには:

  1. 新しく清潔なニトリル手袋を着用します。
  2. タンクツールをForm Wash Lの洗浄バスケットまたはForm 3L Finish Kitのリンスバケットに置きます。
  3. タンクツールを5分間洗浄します。使い込んだ溶剤を使用する時は、洗浄時間を延ばします。
  4. 洗浄後、タンクツールを空気乾燥させます。

レジンをろ過する(オプション)

プリントに失敗したら、そのプリントを取り除き、レジンやレジンタンクに他の小片がないか点検します。プリントしている間はミキサーがプリント領域をきれいに保つ一定の役割を果たしますが、最高品質のプリントを確実に得られるようにするためには、レジンの純度と光路となるレジンタンク底面の透明度を可能な限り高い水準で維持することが不可欠です。

備考:

レジンタンク内にレジンが硬化しているのを見たり、感じたりした場合は、レジンタンク内を清掃して破片などのゴミを取り除かないと次のプリントが失敗してしまうので注意が必要です。液体レジンを完全に濾すには、メッシュサイズが「細」または190ミクロンの塗料用またはオイル用フィルターを使用してください。

ミキサーを再装着する

各プリントの開始時に、LPUハウジングがミキサーを引っ張り、フィルム上で数回前後にスライドさせます。この動作は、レジンタンク内のレジンを混ぜながら、フィルムやビルドプラットフォーム上のレジンが硬化しているかどうかを確認するためのものです。ミキサーが移動を妨げる硬化したレジンに遭遇すると、その磁石が、LPUの筐体に付いている磁石から離れ、プリンターがプリントを一時停止します。これは、ミキサの設計された動作であり、フィルムを保護し、プリントの失敗を繰り返さないようにするためです。

ミキサーを再装着するには:

  1. プリンターカバーを開けます。
  2. ミキサーのアームを上に向け、ミキサーをレジンタンクの右側に向けます。
  3. ミキサーをレジンタンクの中に入れ、平行に置きます。
  4. 磁石に引っ付くまでミキサーをレジンタンクの右端に押し込みます。