Formlabs Fuse X1 vs. HP Jet Fusion 5600シリーズ
頑丈・高耐久な部品を製作できる工業品質の大容量3Dプリンタをお探しですか?Formlabs Fuse X1が工業用SLS 3Dプリンタをリードしている理由をご覧ください。
Formlabs Fuse 1+ 30W vs. HP Jet Fusion 5600シリーズ
Formlabs Fuse X1
コスト
$84,999〜
Fuse X1はプリンタ本体価格が$84,999からと、HP Jet Fusion 5600の3分の1以下の価格でエコシステム一式を導入できます。
Formlabsから直接ご購入いただくか、世界中の正規販売店ネットワークからご購入いただけます。
材料コスト
$45〜65/kg
最も一般的なNylon 12パウダーは$99/kg。その他の高機能材料やニッチな材料も、わずかな価格差でご利用いただけます。
パウダーをまとめて購入される場合は大幅な割引が適用されます。ボリュームディスカウントは50kg以上のパウダーをまとめて購入されるお客様に対して20%から適用され、割引後のパウダー価格は最安値で$45/kgになります。
エージェントとプリントヘッド
$0/kg
SLS 3Dプリンタには、パウダー以外の消耗品が必要ありません。
年間運用コスト
$20,000
Fuse X1のサービスプランは、5年契約で年間12,300ドル(2年分無料)です。ソフトウェアは無償、人件費は7,500ドル程度と見込まれています。
造形方式
SLS(粉末焼結積層造形)方式
Fuse X1は、優れた造形品質、省スペース、プリントから後処理まで一貫した作業手順の簡素化を実現し、従来の工業用SLSプリンタの数分の一の価格で導入できる業界初のベンチトップサイズ工業用SLS 3Dプリンタです。
最大造形サイズ
61.5 L(50%増加)
330 × 330 × 565 mm
パッキング密度
体積ベース30%以上/質量ベース48%以上
パッキング密度は、パーツ1点あたりのコスト、材料の廃棄量、スループットに直接的な影響を与えます。Fuse X1のパッキング密度は体積ベースで30%以上、質量ベースで48%以上と、粉末床溶融結合方式の3Dプリンタの中で最も高い数値を誇り、運用の観点で最大の差別化要因となっています。
Fuse X1で質量ベースのパッキング密度41%で造形したパーツ。
最大スループット
0.33 kg/時
3,231点 | 1回の造形
造形時間:43時間
冷却時間:32時間
効率性
無駄が最小限
Fuse X1のビルドチャンバー内では、モデルを密接に配置してパッキングが可能なため、最大限の密度でプリントできます。Nylon 12パウダーを使ってリフレッシュ率30%でのプリントが可能で、再利用パウダーを最大70%使って何度でもサイクルを回すことができるため、高密度にパッキングされたビルドでパウダーの無駄を最小限に抑えます。
材料
4種類の検証済み材料+開発中の材料
Fuse X1は、Nylon 12(スタンダード、ガラス充填**)、Nylon 11*、TPU**の4種類の材料に対応しています。
*2026年末発売予定。
**2027年6月発売予定。
その他の材料も開発中です。
複数材料でプリント可能
材料の切り替えもわずか数時間で完了。ハードウェア本体が低価格のため、複数材料での運用を想定して複数台のプリンタを導入する場合もコストを劇的に抑えられます。
後処理
造形完了から完成まで35~40分
Fuseシリーズの後処理ワークフローなら、造形後の後処理を最短35分で完了できます。Fuse Sift X1は、約15~20分でパウダーを半自動的に除去し、Fuse Blastはわずか20分で自動でパウダー除去とブラスト処理が完了。そのまま使える均一なダークグレーの仕上がりを実現します。染色はオプションで、ベーパースムージングもほとんどの用途では不要です。造形完了から完成までの作業時間は約20~25分です。
造形品質
実製品用途に対応
Fuse X1で造形したパーツは、Fuse Blastで実製品として使用可能な表面品質を実現。ほとんどの用途で追加の仕上げ工程が不要です。これにより、メーカーや受託メーカーは後処理にかかる作業量や時間、設備コストを大幅に削減できます。染色やベーパースムージングなどの工程を最小限に抑える、または完全に排除することで、Fuse X1はスループットを向上させ、生産効率と収益性の最大化に貢献します。
ワークフロー
設置面積が小さく1時間で設置可能、施設の改修が不要
Fuse X1は標準的なドアを通れるほどコンパクトで、設置にかかる時間はわずか1時間です。設置面積が少ないため1つの施設に複数台の設置が可能で、標準的な電源で稼働するため施設の改修もほとんど必要ありません。
設置面積:12.5平方フィート
電源要件:単相 200~240V / 30A
誰でも使える
造形設定からパウダーの再利用に至るまで、Formlabsが提供するハードウェアとソフトウェアはどれも簡単に操作可能で、製造プロセスの効率性を最大限に高めます。シンプルなワークフローのため、1時間ほどのトレーニングで誰でも簡単に使用できます。
シンプルなメンテナンスで5分で次のプリントへ
Fuse X1はメンテナンスの手間が最小限になるよう設計されています。一定の余裕をもってメンテナンス通知をお送りし、フルカラーの図解入りタッチスクリーンに表示される各ステップに従って造形・メンテナンス作業を簡単に行っていただけます。ホッパーベースのパウダー供給システムにより、完全に密閉された状態での材料充填が可能です。自己調整型の供給システムと供給調整アルゴリズムにより、プリント工程で発生するパウダーの無駄を最小限に抑えます。
ソフトウェア
パワフルで使いやすい無償ソフトウェア。定期的なアップデートも
Formlabsの無償造形準備ソフトウェアPreForm®はわずか数分でプリントのセットアップが可能で、業界トップクラスのパッキングアルゴリズムで効率を最大化します。PreFormはWindows、Macの両方に対応しています。オンラインのDashboardでは、複数台のプリンタの管理やプリント状況の監視、材料や消耗品の管理、チーム内での連携をいつでもどこからでも行えます。PreFormは定期的にアップデートが行われ、新機能が追加されています。
サービス
プレミアムなサービスを身近に。世界中で提供
Fuse X1をご購入のお客様向けの最大5年間のプレミアムサポートサービスで、電話およびメールによる直接サポート、カスタマイズされたリモートトレーニング、各地の認定SLSスペシャリストによるオンサイト訪問や修理、年次の予防診断、安心の製品保証を世界中で提供しています。
サービスプランの費用は、年間20,500ドルです。5年サービスプラン(12,300ドル/年)を選択いただくと、2年分のコストを前払いで節約できます。
HP Jet Fusion 5600シリーズ
コスト
$400,000〜
HP MJF 5600プリンタは本体価格が約400,000ドルからで、後処理装置を含むエコシステム全体では600,000ドル以上の初期投資が必要です。
材料コスト
$32〜64/kg
MJFシステム向けのHPの材料価格は不透明です。パウダーの価格は、5600では$64/kg、5620では$44/kg(アップグレード費用は約$90,000)、5620 Proでは$32/kg(アップグレード費用は$125,000)です。
エージェントとプリントヘッド
$20〜30/kg
MJFのプリント工程では、フュージングエージェントやディテーリングエージェント、プリントヘッドが必要で、パウダー1kgあたり約$20~30の追加コストがかかります。エージェントは、ビルドチャンバーのパッキング密度に関係なく、ビルドごとにコストが発生します。HP独自のコストベンチマークでは、パッキング密度は10%と想定されています。エージェントはパッキング密度に関係なく消費され、さらにパウダーのリフレッシュ率も有利にスケールしないため、パッキング密度10%以下では材料コストが劇的に増加します。
年間運用コスト
$115,000
Jet Fusion 5600シリーズプリンタのサービスプランは年間50,000ドル、ソフトウェアは年間20,000ドル、人件費は45,000ドルと見積もられています。切り替え頻度の増加や複雑なメンテナンスによって人件費が増加します。
造形方式
MJF(Multi Jet Fusion)方式
HP MJF 3Dプリンタは、インクジェットアレイを使用して焼結剤、ディテーリングエージェント、着色剤を塗布し、パウダーベッドに赤外線を照射することで造形品のレイヤーを互いに焼結させます。工程自体は異なりますが、SLSに似た仕上がりになります。
最大造形サイズ
41 L
380 × 284 × 380 mm
パッキング密度
体積ベース8~10%/質量ベース約20%
HP MJFシステムの推奨最大パッキング率は8~10%です。密度が高くなると、熱の蓄積により欠陥が発生します。これは、MJF 3DプリンタのIR加熱機構による構造的な制約です。
高密度で造形すると熱が蓄積され、表面品質が劣化し、黄ばみが発生したり機械的特性が低下する。
最大スループット
~0.11 kg/時
3,232点 | 1回の造形で808点 × 4
合計プリント時間:46時間
合計冷却時間:約120時間
効率性
無駄が多い
MJFのプロセスでは、熱の蓄積を最小限に抑え、ビルドボリューム全体で一貫したパッキング密度を維持するために、モデル同士を十分に離して配置する必要があります。そのため、推奨されるパッキング密度は実際には体積ベースで約8~10%(質量ベースで約14%)に制限されています。Nylon 12の場合、パウダーのリフレッシュ率が20%なので、理想的な条件下であっても少なくとも造形品の質量の半分のパウダーを廃棄しなければなりません。多くの場合は、実際に廃棄されるパウダー量はさらに多くなります。
最大造形サイズ
6種類の材料
HPは、MJF 5600シリーズ向けに6種類の材料を提供しています。Nylon 12(標準、白色、表面仕上げ最適化、難燃性)、Nylon 11、TPUです。
クローズドエコシステム
HPのMJF 3Dプリンタは、HP認定材料のみを使用できるクローズドな材料エコシステムを採用しており、オープンマテリアルモードはありません。
複数材料でプリント可能
HP MJFプリンタで材料を変更するのは比較的簡単で、ビルドユニットを交換するだけで済みます。課題となるのは、追加の材料費です。通常、追加のビルドユニット、冷却ユニット、後処理装置など、専用の設備に10万ドル以上の投資が必要になります。
材料
数時間の手間がかかる
後処理には手動または半手動でパウダーケーキの取り崩しが必要で、さらにHPは一体型のブラスト装置を提供していないため、サードパーティ製の機器を別途購入する必要があります。造形品の仕上がりはまだらな淡いグレーです。通常は染色が必須で、さらに実使用可能な表面品質を実現するにはベーパースムージングが必要となることが多く、追加の設備と加工プロセスが求められます。手作業の工程が複数あり、数時間かかることもあるため、作業時間が大幅に増加します。
機能と使いやすさ
後処理が必要
HP MJF 5600シリーズプリンタで造形したパーツは、造形プロセスの影響で灰色の斑点が残り、表面品質がやや粗くなります。実製品用部品や顧客向け製品、外観重視の用途では、希望する表面品質を実現するために、通常はベーパースムージングが必要になります。この追加の後処理には、専用の装置や薬品の取り扱いが必要なうえ、サイクルタイムも追加でかかるため、生産の複雑さとコストが増大します。
ソフトウェア
設置面積が大きく、数日間の設置作業や施設のアップグレードが必要
HP MJF 5600シリーズプリンタは設置面積が大きく、現場への設置に数日かかるため、導入が困難となるケースが多いです。また、産業用電力を必要とするため、高額な施設回収が必要になります。
設置面積:30.2平方フィート(Fuse X1の2.4倍)
電力要件:3相、80A
熟練したAM技術者が必要
HP MJFプリンタは、ワークフローがはるかに複雑です。技術者はそれぞれ約9.5時間のプログラムを経て認定を取得する必要があることから、ほとんどの企業がプリンタの使用を熟練した技術者のみに制限しています。
複雑で、プリント間に30分以上の待ち時間が発生
HPのMJFプリンタは、プリントの合間に技術者が手動のメンテナンス作業を完了する必要があります。また、このメンテナンス作業に多くの項目が含まれるため、多くの作業量が必要となり、生産性が低下します。詳細は動画をご覧ください。
ワークフロー
高価で複雑
HP MJF 5600プリンタはHPの3D Centerソフトウェアを使用し、ビルドのパッキングにはMaterialise Magicsなどのサードパーティ製ソフトウェアを使用することが推奨されていますが、追加で年間20,000ドルの費用がかかります。
ワークフロー
高額で柔軟性のない年間契約
HP MJF 5600シリーズのプリンタには、同様のメリットを提供する年間50,000ドルの必須サービスプランが付属しています。
それでもすべてを網羅しているわけではなく、例えばプリンタを施設内で移動するだけで15,000ドルの費用がかかります。
製品ごとの違いに関するさらなる詳細は、Formlabsのスペシャリストまでお問い合わせください。
フルサイズのパーツが一夜にして完成。最新のデザインで生産が可能に
生産バッチ

3,280点
41.5時間
パッキング密度41%
多品種生産

29点
22.5時間
パッキング密度10%
実物大プロトタイプ

3点
21時間
パッキング密度2%
ケーススタディ:Radio Flyer
Radio Flyer、Fuse X1の活用でプロトタイピング期間を90%削減し作業工数も9分の1に
Fuse X1 の導入後、Flyer Loop のカーゴEバイクを丸ごと一晩でプリントし、翌日には組み立てを開始できるようになりました。当初2ヶ月かかっていたものが2週間になり、今や数日になりました」
Agostino Lobello氏(Radio Flyer 製品開発エンジニア)
部品単価を50%削減しながら、生産量を拡大。
- $59Fuse X1フレーム1点あたり製作期間: 2日
$239外注製作期間: 14日$115従来のSLS製作期間: 5日
- $792Fuse X1ドア1枚あたり製作期間: 3日
$1853外注製作期間: 14日$1307従来のSLS製作期間: 5日
- $0.5Fuse X1ラッチ1つあたり製作期間: 5日
$22外注製作期間: 14日$1.56従来のSLS製作期間: 7日
- $990Fuse X1フレーム1点あたり製作期間: 3日
$3623外注製作期間: 14日$3010従来のSLS製作期間: 5日
ケーススタディ:Autotiv Manufacturing
半分のサイズで3倍のスループットを実現:Fuse X1が受託メーカーのSLSスケールアップをサポート
「Fuse X1は、既に所有している同等のSLSシステムと比較して初期費用が約半分、スループットが約2倍になるため、投資回収のスピードも約5倍になりました。投資を迅速に回収できることも魅力の一つです」
Evan Labelle氏(Autotiv Manufacturing CEO)
どんな指標でも抜群の生産性を発揮。Fuse X1は、設置面積を半分以下に抑えながら3倍のスループットを実現。
1回の造形数アップ
30%以上の高密度パッキングと61.5Lもの造形容量で、Fuse X1は競合の工業用SLSやMJFプリンタよりも多くの造形品を1ビルドで生産可能に。週あたりの生産量を数千点プラスします。


他にはないフィット感
Fuse X1の設置面積はわずか1.3m²。HP 5600(2.80m²)やEOS P3 Next(2.70m²)の半分以下です。標準的なドアを通るサイズのため、作業場所のレイアウトを変更することなく量産規模のSLS 3Dプリントを導入できます。
ケーススタディ:Tesla
Tesla Giga Nevadaが射出成形の代わりにFuse X1で月に20,000点もの部品を製造する理由
「Fuse X1で生産量の増加とコスト削減を実現できたことで、従来は射出成形に頼っていたものも、今ではラボがサポートできるプロジェクトに変わりました」
Cody Jepson氏(Tesla Giga NV アディティブマニュファクチャリング部門工学技師)
スマートプリント:業界初のAI支援型プリント失敗防止システム
仕組み
Fuse X1は、史上最高の信頼性を誇るSLSプリンタです。スマートプリントは、コンピュータビジョンと自動温度調整機能の組み合わせによりリアルタイムで異常を検出し、影響を受けた領域を自動的にマスキング。プリント失敗を防ぎ、ビルドの残りの部分を犠牲にすることなく歩留まりを最大化します。
Fuse X1を支えるパワー
