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プリントが失敗した原因を診断する(SLS)

プリントが失敗した原因を診断する(SLS)

SLSプリントが成功する場合、レーザーがパウダーを焼結させて造るパーツのレイヤーを1層ずつ積み上げていきます。パーツが冷えた後、プリントしたパーツと焼結されていないパウダーを分離します。プリントしたパーツは後処理し、残された未焼結パウダーは再利用または廃棄します。

通常、SLSで3Dプリントしたパーツの表面は、少し粒状になっています。ビルドチェンバー内の温度が高すぎたり低すぎたりすると、その温度差によってパーツの表面に欠陥が発生します。また、レーザーの通り道に障害物がある場合も、プリント不良の原因となります。

ベストプラクティス

Fuse 1世代

プリント失敗の可能性を減らすため、Formlabsの指示に従い、Fuse 1世代プリンタの定期メンテナンスを実施してください。

Fuse X1

プリント失敗の可能性を減らすため、Formlabsの指示に従い、Fuse X1プリンターの定期メンテナンスを実施してください。

  • 材料に推奨されているリフレッシュレートを使用する
  • 造形品の品質を最適化するためにベッド温度を調整する
  • プリント間にビルドシートとトラフを清掃する
  • プリント間にリコーターローラーをクリーニングする
  • 下部レーザーウィンドウのクリーニング
  • IRセンサーとIRセンサーの筐体のクリーニング
  • ビルドユニットを取り外したり、取り扱ったりする前に、内部温度が30℃まで下がるのを待ちます。

これらのクリーニングと較正の手順は、安定した造形品質を維持するために重要です。

  • リフレッシュ率:FormlabsのSLSパウダーにはそれぞれ推奨リフレッシュ率が設定されています。リフレッシュ率は、前回のプリント時に回収したパウダーを再利用できる量を定義します。リフレッシュ率が低いほど未使用パウダーの使用量が少なくなり、コスト効率が高くなりますが、造形不良率が高くなる可能性があります。Formlabsが推奨するリフレッシュ率は、コスト、性能、外観のバランスを考慮して決定されています。
  • ベッド温度: Formlabsでは、ナイロン系パウダーを初めて使用する前に、プリンタのベッド温度を調整することを推奨しています。Formlabsでは、パウダーの種類ごとにチューニングプリントを提供しています。ベッド温度が正しくないと、表面の仕上がりが悪いなどの造形不良や、溶融による造形失敗が発生する可能性があります。
  • 光学窓: Fuseシリーズプリンタのレーザーとカメラは、保護用の光学窓の後ろに設置されています。レーザーウィンドウがパウダーやラウララクタムで汚染されていると、レーザーが遮られた部分でパウダーが完全に焼結されない可能性があります。カメラウィンドウが汚れていると、プリンタが誤って汚れをプリントの問題としてフラグを立てることがあります。
  • IRセンサ: Fuseシリーズプリンタの造形プロセスでは、材料を正確な温度で焼結させる必要があり、その温度はプリンタのIRセンサで測定されます。IRセンサがパウダーやラウララクタムで部分的に塞がれたり汚れたりしていると、実際よりもベッド温度が低く測定されることがあります。これにより、プリンタがパウダーを過熱し、溶融が発生する可能性があります。
  • プリント筐体、ビルドシート、トラフ: リコーターとパウダートラフは、Fuseシリーズプリンタのパウダー分配システムの主要部品です。パウダーの汚染、部分的に焼結したパウダーが次のプリントに引き込まれる、それに関連するプリント不良を避けるために、常に清潔に保ってください。
  • パウダーケーキの温度:ビルドチャンバー(Fuse 1世代)またはビルドユニット(Fuse X1)は100ºCでプリンターから取り外すことができますが、それ以上の温度で取り出すとたわみのリスクが高まります。最良の結果を得るために、パウダーケーキが30℃以下に冷えるまで待ってから、造形品を取り出してください。

造形不良の概要

Formlabs SLSプリンタで造形不良が発生した場合は、以下のリストを参照し、関連するサポート記事にアクセスしてトラブルシューティングと解決を行ってください。

ディンプリングとピッティング


症状
  • 造形品の上面が凹んでいる(ディンプリング)または完全に陥没している(ピッティング)

トラブルシューティング手順

くぼみと穴あき(SLS)

SLS parts with pitting
SLS parts with pitting

レイヤーシフト


症状
  • 特定の積層ピッチで、線、膨らみ、段差のような横方向の歪みが発生する
  • 複数の積層ピッチでシフトが発生することがある
  • シフトは表面だけでなく、造形品全体に発生する

トラブルシューティング手順

レイヤーがずれる(SLS)

SLS parts with layer shifting

水平バンド


症状
  • 垂直面に沿って定期的に発生する波紋

トラブルシューティング手順

水平に帯模様ができる(SLS)

SLS parts with horizontal banding

垂直面の仕上がりが悪い、オレンジピールのような質感になる


症状
  • 垂直面に筋や波が発生する
  • ビルド容積の端に近い面に発生し、他の面には発生しないことがある

トラブルシューティング手順

垂直面での仕上がりの悪さ(SLS)

SLS parts with poor surface finish
SLS parts with poor surface finish

反り


症状
  • 造形品の形状が変形している
  • まっすぐであるべき造形品が曲がったりねじれたりしている

トラブルシューティング手順

反り(SLS)

SLS warped parts

脆弱なパーツ


症状
  • 造形品が崩れやすく、通常よりもざらついた質感になる

トラブルシューティング手順

壊れやすいパーツ(SLS)

SLS fragile parts

Z軸に沿った隆起


症状
  • プリンタのZ軸に沿って伸びる歪みや余分な材料

トラブルシューティング手順

Z軸方向のに沿った凹凸 (SLS)

SLS parts with pumps along the Z-axis

ぼやけたフィーチャーや欠落したフィーチャー


症状
  • 造形面の細かいフィーチャーが丸くなっている、または欠けている
  • 造形品の一部がプリンタのZ軸に沿って欠けている

トラブルシューティング手順

フィーチャーが不鮮明または欠けている(SLS)

Printed parts with blurred or missing features

層間剥離


症状
  • レイヤーが完全に接着していない
  • レイヤーの剥離は局所的な場合もあれば、造形品全体に及ぶ場合もある

トラブルシューティング手順

層間剥離(SLS)

SLS delamination
SLS delamination

パウダーが混ざっている


症状
  • 造形品の側面に孤立した吹き出し穴がある
  • 造形品に髪の毛などの異物が埋め込まれている

トラブルシューティング手順

パウダーが汚れている(SLS)

SLS part showing evidence of powder contamination
SLS part showing evidence of powder contamination

リコーたーにアーチファクトが発生する


症状
  • リコーターローラーの動きの方向に沿って配置された造形品の上面に、定期的に溝、隆起、突起が発生する

トラブルシューティング手順

プリンターのリコーターローラーを取り外して清掃します。

SLS part showing evidence of recoater roller artifacts
SLS part showing evidence of recoater roller artifacts

ハードケーキング


症状
  • 造形品がパウダーケーキから分離しにくい
  • Surface Armorが造形品から除去しにくい

トラブルシューティング手順

ハードケーキング(SLS)

SLS hard cake