技術白書
メンテナンスのスケジュール(Fuse Blast)
メンテナンスのスケジュール(Fuse Blast)
Fuse Blastを使用することで、Fuse Siftで取り出したSLSプリント品を効率的にクリーニングすることができます。Fuse Blastには周囲へのパウダーや研磨用メディアの飛散を低減する換気システムおよび、廃棄物を最小限に抑えるメディア回収システムが搭載されています。Fuse Blastの信頼性を維持するには、本製品に搭載されている部品や装置を定期的に点検、清掃することが重要です。
メンテナンスタスクのリストへのアクセス手順:
- タッチスクリーンで、歯車のアイコンをタップします。Settings(設定)画面が表示されます。
- Maintenance(メンテナンス)をタップします。Maintenance(メンテナンス)画面が表示されます。
- Maintenance Tracking(メンテナンスの追跡)をタップします。メンテナンスタスクの一覧が表示されます。
- メンテナンスタスクの横にある下向き矢印をタップすると、その手順の詳細が表示されます。タスクの完了を確定するには、メンテナンスタスクの横にあるチェックボックスをタップします。
毎回使用後
ブラスト処理のサイクルごとに行うメンテナンス:
- Fuse Blastのグローブの点検
- グローブに穴が開いていないか目視で確認します。必要に応じて手袋を交換します。
- ブラストガンマウントの点検
- ブラストガンマウントが可動範囲内で動作し、すべてのクリーニング位置で使用可能であることを確認します。
- 蓄積したメディアの除去
- サイクルの合間に、グローブとブラストガンをリンスモードで使用し、作業面に蓄積したメディアを掃除します。メディアの蓄積を最小限に抑えるため、自動ブラスト中はグローブを裏返して作業面から離して置いておきます。
- 必要に応じて給水タンクに水を補充する(Fuse Blast Polishing Systemのみ)
- Polishing Module前面の水位窓を確認します。
- ブラスト処理を行うのに十分な水平度になっていることを確認します。
- 必要に応じて、Polishing Moduleを開けて給水ラインとを分離し、給水タンクに水道水を補充します。タンクの80%程度まで水を入れます。脱イオン水は使用しないでください。
- Formlabs Polishing Agentを7mL加えます。
- タンクを閉め、ゆっくりとかき回して混ぜ合わせます。
- 給水ラインを再び取り付け、Polishing Moduleにタンクを挿入しドアを閉めます。
- 給水ホースの点検(Fuse Blast Polishing Systemのみ)
- 給水ホースが適切に接続され、漏れがないことを確認します。
メディアブラストを10時間実行後
10時間の使用ごとに実施:
- メディアフィルタのメッシュを点検し、清掃します。
- メディアフィルタのメッシュは、最適なろ過を行うために清掃する必要があります。メディアフィルタの扉を開け、表面を掃除機で吸いながら、ゆっくりとフィルタをスライドさせます。
- メディアホッパー内に廃棄パウダーが溜まっているのを見つけたら、メディアフィルターメッシュの清掃頻度を上げてください。
- 廃棄用ホッパーを空にする
- 廃棄用ホッパーは定期的に空にする必要があります。オレンジ色の窓から廃棄用ホッパーの中を確認し、内容量が満位ラインを超えている場合、廃棄用ホッパーのバルブの下に容器を置き、ナイフゲートバルブを引いてホッパーの内容物を排出します。ホッパーが空になったらナイフゲートバルブを閉じます。
- 注水針の点検(Fuse Blast Polishing Systemのみ)
- 注水針がメディアやパウダーで詰まることがあります。注水針を点検するには、注水針をライトで照らし、針の先端がノズルの射出口に対して接線方向を向いていることを確認します。注水針の内部に障害物がないか確認し、ある場合は交換します。

- 給水ホースの点検(Fuse Blast Polishing Systemのみ)
- 可能性は低いですが、給水ホースがメディアやパウダーで詰まることがあります。ブラストチャンバーのドアを開け、給水ホースの前兆に沿って光を当てます。障害物や漏れがないか確認し、あれば修理します。障害物を除去できない場合は、給水ホースを交換します。

メディアブラストを20時間実行後
20時間の使用ごとに実施:
- パーツキャッチャーの清掃
- 大きなゴミは詰まりや空気の流れを妨げる原因になります。ブラストチャンバ扉のロックを解除して開け、作業エリアにあるグレーチング面のアクセスハッチを持ち上げ、底にあるパーツキャッチャーに大きな塊等がないか点検します。
メディアブラストを30時間実行後
30時間の連続使用後に実施するメンテナンス:
- HEPAフィルタのクリーニング
- HEPAフィルタは、最適な気流を維持するために定期的にクリーニングする必要があります。フィルタの扉を開け、掃除機でフィルタを掃除してください。
- ブラストメディアの交換/補充
- ブラストには十分な量のメディアが必要です。メディアホッパーの窓を点検し、必要に応じてメディアをブラストチャンバーに補充してください。
メディアブラスト50時間実行後
50時間の使用ごとに実施:
- イオナイザーの点検とクリーニング
- イオナイザーの先端にゴミが付着していないことを確認してください。イオナイザーの先端(電極針)を点検し、必要に応じて綿棒で清掃してください。
必要時
使用中に問題が発生した場合:
ブラストガンのノズルの詰まりを取り除く
- ブラストガンを開き、詰まりや蓄積がないことを確認します。
- 必要に応じてブラストガンを清掃します。ノズルの摩耗を点検し、内径が広がっている場合は交換してください。
- ブラストガンを元通りに組み立て、Fuse Blastの操作を再開します。
タンブラーバスケットのライナーを点検する
- タンブラーバスケットを取り外し、ライナーを目視で点検します。摩耗や損傷があれば交換します。
ブラストメディアラインの点検
- ブラストメディアラインに過度の摩耗がないか目視で点検します。必要に応じて交換してください。
タンブラーバスケットとシャフトの接合部を点検する
- タンブラーバスケットを取り外し、シャフトの接合部と周辺部品に摩耗がないか目視で点検します。
ブラストチャンバーのエアリンスホースの点検
- ブラストチャンバーの側面にあるエアリンスホースを目視で点検します。磨耗したり、短くなっている場合は交換してください。
フットペダルの点検
- ペダルの動作を確認し、ケーブルの摩耗を点検します。必要に応じてペダルを交換してください。
ドアの窓の点検
- ガラスクリーナーでドアの窓を清掃し、チャンバーのリンスエアホイップによる擦り傷を取り除きます。ウィップが窓の内側に擦れて、多少の残留物が残るのは正常です。
- ウィンドウに傷が多すぎたり、曇って見えにくくなった場合は、ドアウィンドウを交換してください。

ガラスメディアで150時間ブラスト処理した後のウィンドウの曇りの例
Fuse Blastのブラストガンの詰まりを除去する
- Fuse Blast Polishing Systemのみ:ブラストチャンバーを開き、ブラストガンから注水針付きのノズルホルダーを取り外します。
- ブラストチャンバーの扉を閉めた状態で、ブラストグローブに手を入れます。
- ブラストガンのノズルを作業スペースに向けた状態で、右側のフットペダルを踏んで手動ブラストを開始します。
- ブラストガンのノズルに手袋をした手のひらを置いてエアフローを遮断し、手を離してブラストガンからエアを噴射させます。これをブラストガンが正常に機能するまで数回繰り返します。注水針をブラストガンに再度取り付けます。
- それでも問題が解決しない場合は、ブラストガンの詰まりを手作業で取り除きます。ブラスト装置の電源を切った状態で、ブラストチャンバーの扉を開けます。
- ブラストガンのマウントからブラストガンを取り外します。
- ブラストガンからブラストノズルをねじって取り外します。
- 内部を点検し、詰まりがあれば綿棒や端の丸まった細い目のツール等を使って詰まりを取り除きます。
- ブラストノズルをブラストガンに指できつく締めてねじ込み、ブラストガンをブラストガンマウントに取り付けます。
- Fuse Blast Polishing Systemのみ:注水針付きのノズルホルダーをブラストガンに再装着します。
注水針の交換(Fuse Blast Polishing Systemのみ)
- 日常点検で障害物や漏れが確認された場合、または針が損傷している場合は、注水針を交換してください。
給水ホースの交換(Fuse Blast Polishing Systemのみ)
- 日常点検で障害物や漏れが確認された場合は、必要に応じて給水ホースを交換してください。