備考:
Form Cure Lの二次硬化サイクルを選択する際は、各パーツのサイズと形状を考慮してください。Form Cure L V2の使用
Form Cure L V2の使用
Form Cure L V2は、波長405nmの光で二次硬化を開始する前に、予熱して指定の温度に達するまでの時間が必要です。予熱時間は、使用時の周辺温度や二次硬化の目標温度によって変わります。
開始する前に
造形品をForm Cure Lに入れる前に、サポート記事
- Form Cure Lの安全性に記載されている関連する安全情報を確認してください。
- より詳細な安全に関する情報は、Form Cure L V2の取扱説明書をご参照ください。
- Form Cure Lのセットアップ方法については、サポート記事Form Cure L V2の受け取りとセットアップをご参照ください。
洗浄した造形品の乾燥
二次硬化を行う前に、造形品を完全に乾かす必要があります。二次硬化を行う前に、造形品表面の乾燥状態を隈なく確認してください。まだ十分に乾燥していない造形品が硬化すると、内部に残った溶剤が造形品の強化を妨げ、品質に影響を及ぼす恐れがあります。
Formlabs では通常、造形品が自然乾燥するのを待つか、圧縮空気などで造形品を乾かすことを推奨しています。Form Cure L V2には、予熱と二次硬化の前に造形品を乾燥させる乾燥モードも搭載されています。乾燥モードがワークフローに適しているかどうかを判断する際は、以下の要素を考慮してください。
- 造形品の形状が乾燥しやすいかどうかキャビティや内部構造、または Form Cure L のファンから隠れるようになっている面は全て、溶剤が蒸発せずに残ってしまいます。
- 乾燥サイクル中に造形品が倒れる可能性があるかどうか:小さくて軽い造形品や、表面積が大きく背の高い造形品は、サイクル中に倒れる可能性があります。
- 使用した溶剤の汚れ具合:レジンの飽和度が高い溶剤を使用して洗浄した造形品は乾きにくく、二次硬化が適切に行われなくなります。
乾燥モードを有効にするには、ホーム画面の歯車アイコンをタップします。
- Settings(設定)画面が表示されます。
- Toggle Drying mode to ON. トグルボタンが青色に変わります。
Formlabsでは、造形品が乾燥していることを確認するために、少なくとも3分間乾燥モードを実行することを推奨しています。乾燥時間を調整するには:
- ホーム画面の歯車アイコンをタップします。Settings(設定)画面が表示されます。
- Drying mode(乾燥モード)の横にある右矢印をタップします。Drying mode(乾燥モード)画面が表示されます。
- スライダーで乾燥時間を調整します。乾燥時間は最長15分です。
- 左矢印をタップして選択内容を保存し、前の画面に戻ります。
ターンテーブルの回転を制御する
デフォルトでは、二次硬化サイクル中にForm Cure Lのターンテーブルが回転します。用途やワークフローによっては、ターンテーブルの回転を無効にすることも可能です。
ターンテーブルの回転を無効にするには、ホーム画面の歯車アイコンをタップします。
- Settings(設定)画面が表示されます。
- Turntable rotation(ターンテーブルの回転)をOFFに切り替えます。トグルが灰色に変わります。
ターンテーブルの回転を再度有効にするには、ホーム画面の歯車アイコンをタップします。
- Settings(設定)画面が表示されます。
- Toggle Turntable rotation to ON. トグルボタンが青色に変わります。
備考:
ターンテーブルの回転を無効にしている状態で、生体適合性用途のレジン用の二次硬化プリセットを選択すると、Form Cure Lはターンテーブルの回転を再度有効にするよう促します。ターンテーブルの回転を再度有効にしないと、完成したパーツの生体適合性に影響を与える可能性があります。
ファンの回転速度の制御
加熱、予熱、二次硬化、冷却の各段階でのマシンの動作に影響するファンの回転速度をカスタマイズできます。ファンの回転数が低いと、造形品にたわみが発生するリスクが高まります。最適な硬化性能を得るため、または加熱が必要な生体適合性用途のFormlabsレジンを使用する場合は、デフォルトのファン速度を使用することをお勧めします。
ファンの回転速度をカスタマイズするには:
- ホーム画面の歯車アイコンをタップします。Settings(設定)画面が表示されます。
- Custom curing fan speed(カスタム硬化ファン速度)をONに切り替えます。トグルボタンが青色に変わります。
- Custom curing fan speed(カスタム硬化ファン速度)の横にある右矢印をタップします。Custom curing fan speed(カスタム硬化ファン速度)画面が表示されます。
- ファンの回転速度をLow(低速)、Medium(中速)、High(高速)から選択します。カスタムファンの最低速度は、選択した二次硬化温度によって異なります。
- 左矢印をタップして選択内容を保存し、前の画面に戻ります。
デフォルトのファン速度を使用する場合:
- ホーム画面の歯車アイコンをタップします。Settings(設定)画面が表示されます。
- Toggle Custom curing fan speed to OFF. トグルが灰色に変わります。
備考:
デフォルトのファン速度を変更し、生体適合性用途のレジンの加熱を伴う二次硬化プリセットを選択した場合、Form Cure Lはファンの動作をデフォルトにリセットするよう促します。ファン速度をデフォルトの設定に戻さずに使用すると、完成品の生体適合性に影響を与える可能性があります。
造形品をForm Cure Lに入れる
造形品が乾いたら、または乾燥モードを使用して造形品を乾燥させる場合は、
- ドアを開けます。
- ターンテーブルの上にパーツを均等に配置し、すべての部分に光と熱が届くようにします。
- ドアを静かに閉めます。
備考:
Form Cure Lの予熱中は、二次硬化させる造形物を中に置いておきます。予熱が完了するまで造形物を装置内に置いておかないと、パーツが割れてしまう可能性があります。
硬化T時間と温度を設定する
Form Cure Lには、各レジンの種類に応じた事前設定があり、タッチスクリーンで選択できます。Formlabsが新しいレジンや新しいレジンの配合、または新しい積層ピッチをリリースした場合は、Form Cure Lのファームウェアを更新して新しいプリセットを適用してください。
Form Cure Lのタッチスクリーンに表示されていないFormlabsの材料については、Form Cure L V2の時間と温度の設定に関する記事をご覧ください。備考:
造形したパーツのサイズや形状によっては、推奨される二次硬化の設定を調整する必要があります。
プリセットの使用
レジンの種類に基づいて二次硬化時間と温度を設定するには、以下の手順に従ってください。
- Form Cure Lのホーム画面で、No preset selected(プリセットが選択されていません)(初めて使用する場合)または最近使用したプリセットの名前をタップします。プリセットの一覧が表示されます。
- プリセットのリストをスクロールし、タッチスクリーンで適切な材料プロファイルをタップして選択します。レジンに複数のバージョンまたは二次硬化プロファイルがある場合は、希望のバージョンまたはプロファイルをタップします。
- Start(開始)をタップします。二次硬化サイクルが始まります。
時間と温度の手動設定
二次硬化の時間と温度を手動で設定するには、タッチスクリーンで希望の二次硬化時間と温度を選択します。
- Start(開始)をタップします。
二次硬化サイクル
Start(開始)をタップすると、Form Cure Lの加熱が始まります。装置が選択した温度に達すると、LEDが点灯し、タイマーが開始されます。二次硬化サイクルを一時停止するには、タッチスクリーンを使用するか、ドアを開けます。
二次硬化時間の調整
造形品のサイズや形状、レジンの種類によっては、推奨される二次硬化時間を調整する必要がある場合があります。
二次硬化の設定を調整するには:
- タッチスクリーンで時間または温度を調整します。
- Start(開始)をタップします。
造形品の形状ごとの留意事項
二次硬化を行う際には、各パーツの形状を考慮してください。Form Cure Lは、二次硬化サイクル中、造形したパーツを回転させることによって、ターンテーブルの下も含めた、あらゆる方向から光を照射し、パーツのすべての面に光が当たるようにします。造形品のサイズが大きいものや縦に長いもの、サポート材が密集していたり部分的に壁の厚みが異なる場合は、その状態に合わせて二次硬化プロセスを調整してください。
密度の高いサポート材
一部のパーツでは、より密度の高い、または厚みのあるサポート材が必要になる場合があります。このようなサポート構造は、二次硬化している間、パーツの特定の表面に光が届かなくしてしまう可能性があります。必要に応じてサポート材を取り外し、すべてのパーツの表面に光が届きやすくなるようにしてください。二次硬化している間にパーツの特定部分が撓みださないようにするために、できる限りサポートは取り外さずにパーツに残したまま二次硬化を進めるようにしてください。
大きなパーツや長いパーツ
ほとんどのパーツは、形状を維持し、たわみを防ぐために、サポート材を取り外す前に二次硬化させる必要があります。一方、一部のパーツはサポートが無い方が、より簡単にターンテーブルの上に置けます。しかし、横に長いパーツや縦に高いパーツの中には、サポート無しでターンテーブルの上にバランス良く置けるようにするために、特別の工夫を施す必要があります。サポート材の設計や二次硬化の手順を考える際に、硬化させる造形品の寸法も考慮に入れるようにしてください。
備考:
Form Cure Lのターンテーブルの直径は40.4cmです。硬化エンベロープは、ターンテーブルの直径と同じ直径で高さ36.5cmの円筒です。これがForm Cure Lで二次硬化できる単一パーツの最大サイズです。
大きなパーツや厚みのあるパーツ
大きなパーツや厚みのあるパーツは、加熱に時間がかかるため、二次硬化時間を長くしたり、温度を高くしたりする必要がある場合があります。厚みのある形状の二次硬化を行う場合は、二次硬化前にパーツを温め、二次硬化ライトとタイマーを開始する前に、Form Cure Lが目標とするの温度まで予熱する時間を確保してください。
薄いフィーチャー
造形品が特に薄い場合、サポートが不十分な場合、または光の照射が不均一な場合、二次硬化中にたわみが発生することがあります。Form Cure Lは、二次硬化中、プリントしたパーツを回転させることによって、ターンテーブルの下も含め、あらゆる方向から光を照射し、パーツのすべての面に光が当たるようにしますので、撓み防止にも役立ちます。細い形状の部分が二次硬化の間にたわまないようにするために、サポート設定機能あるいは手動の編集によって、その部分を支える十分なサポートを生成することをおすすめします。細くて平たいシートのような形状のパーツの二次硬化を実施する時は、そのパーツをターンテーブルの上に直に置くと、最もしっかり支えられ、二次硬化がうまく行く場合があります。
二次硬化後
二次硬化サイクルが完了すると、LEDが点灯し、ヒーターがオフになります。ドアを開けて造形品を取り出します。
注:
Form Cure Lには、挿入されたパーツを加熱して二次硬化を促進させるヒーターが2つ搭載されています。ターンテーブルが熱くなっている可能性がありますので、Form Cure Lへのパーツの出し入れは慎重に行ってください。
- 追加の仕上げや後処理の手順については、サポートサイトの仕上げのセクションをご覧ください。
- 必要に応じてForm Cure Lのクリーニングとメンテナンスを行ってください。