技術白書
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デジタル義歯用レジンを使う

デジタル義歯用レジンを使う

備考:

機器の破損を防ぐために、サポート記事Choosing the right material(適切な材料を選定)に記載されているレジンタンクの互換性テーブルを参照し、お使いのレジンタンクに使用予定の材料との互換性があるかどうかを事前に確認してください。

Class II long-term Denture Base ResinPremium Teeth Resinは、歯科医療従事者が3Dプリントによる総義歯を正確かつ確実に製作することを可能にします。

Denture Base Resin V2とPremium Teeth Resinで製作した義歯

備考:

Digital Dentures Resinの性能や特定の材料特性の詳細については、安全データシート(SDS)およびテクニカルデータシート(TDS)を参照してください。Formlabsの材料の安全性や取扱方法の詳細は、SDSを一次情報源としてご参照ください。

必要な備品

Formlabs製:

サードパーティ製:

  • デスクトップ型スキャナ
  • デンタル設計用ソフトウェア
  • Pyrex 4 カップ丸型容器
  • グリセリン
  • シリコン製のトング
  • 切断・仕上げ削り車付きの歯科用低速ハンドピース
  • 手持ち用紫外線硬化装置
  • 研磨用鎖歯車付きの旋盤
  • 蒸気クリーナ

ワークフローの概要

備考:

本記事は、アプリケーションガイド「Formlabs 3Dプリンタで総入れ歯を3Dプリントする」の手順を簡略化したものです。Denture Teeth ResinまたはDenture Base Resinを使ってプリントするパーツを設計、設定、方向付ける方法に関する詳細な指示内容については、応用ガイドブックの原本をご参照ください。

デジタル義歯をスキャンして設計するには、以下が必要です。

  • 最終印象、注入および咬合器装着済み
  • 唇線、正中線、咬合平面など、必要な情報がすべて記載されたバイトリム
  • 希望する歯の形状、色合い、その他の臨床的考慮事項を記載した処方箋

スキャン

デジタル義歯設計ソフトウェアは、取り外し可能な補綴物を設計するために、患者の口腔解剖学のデジタル化されたモデルまたは印象を必要とします。このようなデジタルファイルを最も確実に作成できる方法は、すべてはめ込まれ、連結されていモデルとワックスの咬合堤を、技工所のデスクトップ型スキャナでスキャンすることです。

設計

3Shape Full Denture Design 2018(3Shapeの総入れ歯設計2018)の設定をカプリングする

デンタル設計用ソフトウェアで取り外し可能な人工装具を設計するには、患者の口内の生体組織のデジタルモデルまたは印象が必要になります。アプリケーションガイド「Formlabs 3Dプリンタで総入れ歯を3Dプリントする」(英語のみ)に記載されている手順は、3Shape Full Denture Design 2018(2.18.1.0)を使用しています。

3Shapeバージョン1.2-2017または3Shapeバージョン1.2-2018用のデジタルデンチャー3Shapeマテリアルライブラリをダウンロードしてインストールします。

使用するソフトウェアに応じてワークフローを調整します。CADソフトウェアに関する具体的な質問があったり、アドバイスが必要な場合は、そのソフトウェアの販売業者にお問い合わせください。

デンタル設計用ソフトウェアからSTLファイルをエクスポートし、PreFormにインポートします。

プリント中

備考:

完全なコンプライアンスと生体適合性を確保するために、Denture Base ResinとPremium Teeth Resinにはそれぞれ専用のレジンタンク、ビルドプラットフォーム、Finish KitまたはForm Washが必要です。

レジンカートリッジは、よく振り、何回も上下逆さまにし、内容物が完全に混ざり合うようにしてください。レジンタンク、カートリッジとビルドプラットフォームを装着します。

PreFormをインストールまたは最新バージョンに更新してから、次のプリントジョブをセットアップしてください。

PreFormでプリント用のモデルを準備するには:

  1. モデルを開きます。
  2. レジンの種類とそのバージョン、希望の積層ピッチを選択します。
  3. 細部のディテールを維持できるよう、モデルの向きを調整します。
  4. サポート材を生成します。
  5. プリンタにプリントジョブを送信します。

洗浄

備考:

Form Washは、造形品を溶剤が入った浴槽の中で攪拌しながら洗浄し、事前に設定した洗浄時間に達したら、自動的に造形品を取り出します。Form  Washを使った造形品の洗浄方法は、サポート記事Form Washの時間設定に記載の手順をご確認ください。機械特性や生体適合性に関する要件に影響のある情報は、特に注意してご確認ください。

Form Washは、造形品を溶剤が入った浴槽の中で攪拌しながら洗浄し、事前に設定した洗浄時間に達したら、自動的に造形品を取り出します。洗浄時間や生体適合性部品を製作するための要件については、Denture Base ResinおよびPremium Teeth Resinの製造ガイドを参照してください。

組立

Premium Teeth ResinとDenture Base Resinを併用する場合は、組み立てる前にベースと歯を別々に二次硬化させてください。Premium Teeth Resinでプリントした義歯は、硬化後、PMMAベースの義歯材料用のIvoclar Ivotion製接着キットなどの接着法を用いて、3Dプリントで製作した義歯床に接着することができます。詳細に関しては、接着キット等のメーカーが提供する説明書を参照してください。

二次硬化の要件

生体適合性を備えたパーツを製作するための二次硬化の設定については、Denture Base ResinPremium Teeth Resinの製造ガイドをご参照ください。Premium Teeth ResinとDenture Base Resinを併用する場合は、ベース部分のみをグリセリンに浸すようにしてください。

シリコン製のトングを使って、二次硬化した義歯をグリセリンの中から取り出します。室温の水を入れたシンクにパーツを入れ、表面を触ってみて、滑りやすい感触が無くなるまで洗浄します。その後、空気乾燥させます。

従来の義歯と同じように、旋盤の上の軽石付きの鎖歯車を低速で回して義歯を磨きます。仕上げに、艶出しコンパウンドを使って高速で研磨します。

研き終えた義歯を室温の水で再度すすぎ洗いし、蒸気クリーナーで除菌します。

その他資料