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High Temp Resinを使う

High Temp Resinを使う

High Temp Resinは高温環境で機能的なプロトタイプを製作する時に使用する素材として設計されたレジンです。ここでは、High Temp Resinの技術仕様と最適な使用方法について説明します。

注意:

機器の破損を防ぐために、サポート記事Choosing the right material(適切な材料を選定)に記載されているレジンタンクの互換性テーブルを参照し、お使いのレジンタンクに使用予定の材料との互換性があるかどうかを事前に確認してください。

Form 2: 樹脂の漏れやそれに伴う損傷を防ぐため、この材料を標準レジンタンクで1か月以上、Resin Tank LTで2か月以上保管しないでください。

High Temp Resinの最も注目すべき特性は、熱たわみ温度です。熱たわみ温度とは、特定の荷重を加えた状態で素材が変形する温度のことで、HDTとして表記されることもあります。High Tempレジンの耐熱性は、V2(FLHTAM02)で238°C @ 0.45 MPa、V1(FLHTAM01)で289°C @ 0.45 MPaです。

High Temp Resinは、最小の荷重しか掛からない高温環境に耐えられるパーツを製作する時のレジンとして最適です。その一方で、可撓性がほとんどないため、スナップフィット式の部品や一体型の丁番をプリントする素材としては不向きです。

備考:

High Temp Resinの性能や特定の材料特性の詳細については、安全データシート(SDS)および技術データシート(TDS)を参照してください。Formlabsの材料の安全性や取扱方法の詳細は、SDSを一次情報源としてご参照ください。

Rigid Resinは以下の用途にお勧めです:

  • 熱風やガス、液体を通す部品
  • 耐熱性の取付金具、筐体、固定具
  • 成形型やヘリサート
  • 加硫

不向きな用途:

  • 工業機器による射出成形
  • 荷重が掛かるパーツ
  • スナップフィット式および/または可撓性部品

他材料との比較

High Tempの機械的特性の詳細については、High Tempのデータシート

V2(FLHTAM02)およびV1(FLHTAM01)をご参照ください。各Formlabsレジンの性能特性の詳細については、材料特性データシートのライブラリをご参照ください。

High Tempレジンで造形する

備考:

Standard Resin Tankを使用してHigh Temp Resinでプリントする場合は、タンクの弾性層の透明度を定期的に点検してください。プリント時に高い剥離力が必要なHigh Temp Resinの使用により、タンクの寿命が短くなります。適宜、レジンタンクを交換してください。

PreFormをインストールまたは最新バージョンに更新してから、次のプリントジョブをセットアップしてください。

PreFormでプリント用のモデルを準備するには:

  1. モデルを開きます。
  2. レジンの種類とそのバージョン、希望の積層ピッチを選択します。
  3. 細部のディテールを維持できるよう、モデルの向きを調整します。
  4. サポート材を生成します。
  5. プリンタにプリントジョブを送信します。

High Tempは、25、50、100ミクロンのレイヤー高さでご利用いただけます。そのうち、25ミクロンは、宝飾品やそれより小さなパーツをプリントする時のみに設定することをお勧めします。25と50ミクロンの違いは、多少滑らかに表面が仕上がることです。違いはそれだけで、プリントの品質は同等です。

注意:

V2(FLHTAM02)とV1(FLHTAM01)を混ぜないでください。

High Temp Resinを使ってプリントする場合、他の素材に比べて、より強いレーザ光が必要となります。プリントサイズを小さくし、特に25ミクロンでプリントする場合は、ビルドプラットフォーム上でパーツの位置を変えてみてください。

High Temp Resinを使ってプリントする時は、必ずサポートを付けてプリントするようにしてください。High Temp Resinを使用する場合、造形品とビルドプラットフォームの表面の間で接着の問題が発生する可能性があるため、造形品をビルドプラットフォーム上で直接プリントしないでください。寸法や重量が非常に大きいパーツをプリントする時は、サポートのタッチポイントも大きくするようにします。サポートのタッチポイントが小さすぎると、プリント中にモデルからサポートが外れてしまうことがあります。

仕上げ

High Tempレジンで造形したパーツの仕上げ工程は、Formlabsのスタンダードレジンで造形したパーツの後処理工程とは若干異なります。

  • Form Washは、造形品を溶剤が入った浴槽の中で攪拌しながら洗浄し、事前に設定した洗浄時間に達したら、自動的に造形品を取り出します。Form  Washを使った造形品の洗浄方法は、サポート記事Form Washの時間設定に記載の手順をご確認ください。機械特性や生体適合性に関する要件に影響のある情報は、特に注意してご確認ください。
  • Finish Kitを使用する場合は、最初のバケツで5分間洗浄し、次に2つ目のきれいなバケツに移してさらに5分間洗浄します。
  • High Temp Resinで造形したパーツをIPAで6分以上洗浄しないでください。IPAがパーツに吸収されてしまいます。
  • パーツをリンスバケットから取り出し、二次硬化の前に完全に自然乾燥させます。パーツが十分に乾燥していないと、二次硬化中に光や熱にさらされることでひび割れが発生します。
High Tempレジンで造形したパーツの後処理には、標準的なサポート材の除去方法と研磨方法を使用してください。

二次硬化の要件

High Temp Resinは、二次硬化を行うことで、最適な機械的特性と高い熱たわみ温度(HDT)を得ることができます。Form Cureで二次硬化する際の推奨設定(時間と温度)をご参照ください。

注意:

High Temp レジン V2の二次硬化方法としては、いくつかのオプションがあります。HDTを最高温度に引き上げるには、Form Cureで二次硬化させた後、非食用オーブンの加熱環境の中でパーツの二次硬化を更に続けます。各オプションが機械的特性に与える影響については、技術データシートも参照し、用途に最適な二次硬化オプションを選択してください。