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ESD Resinを使用する

ESD Resinを使用する

静電気は製造業界にとって厄介な問題になることがあります。静電気を蓄積した材料は、導電性の材料に近づくと放電し、電子機器などの高感度コンポーネントを故障させることがあります。

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Formlabs製のレジンを含め、ほとんどのプラスチックは絶縁体であり、導電性の材料と接触すると静電気を蓄積し、放電する可能性があります。FormlabsのESDレジンは、高感度の電子機器を故障させる原因になる可能性がある静電気を安全に放散できるため、ESD安全基準に準拠した頑丈なカスタムパーツの製造に最適です。

備考:

ESD Resinで造形したパーツが接触する可能性のあるコンポーネントの故障を防ぐために、適切に接地されていることを確認してください。静電気を安全に逃がすために、ESDマットや接地ケーブルなどをご使用ください。

ESD Resinは、50ミクロンと100ミクロンで造形します。

備考:

ESD Resinの性能や特定の材料特性の詳細については、安全データシート(SDS)および技術データシート(TDS)を参照してください。Formlabsの材料の安全性や取扱方法の詳細は、SDSを一次情報源としてご参照ください。

他材料との比較

表面抵抗率とは、物質の表面に沿って流れる電流の抵抗値のことです。抵抗率が高ければ高いほど、導電性が低いことになります。ESD Resinは、他のFormlabsのレジンよりも導電性が高く、電荷を安全に流すことができます。

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下記の表に、主な材料特性の比較結果がまとめられています:

ESD ResinTough 2000 Resin
表面抵抗率(Ω/cm2)105 - 108> 1012
極限引張強さ(MPa)4446
引張弾性率(GPa)19372140
破断時伸び(%)1245
アイゾッド衝撃強さ(J/m)2640
熱変形温度(HDT)@ 1.8 MPa(°C)54.262.0
熱変形温度(HDT)@ 0.45 MPa(°C)62.253

Formlabsの各レジンの性能特性の詳細については、材料特性データシートのライブラリ

をご参照ください。

ESD Resinを使って造形する

備考:

  • ESD Resinは液体状態では導電性があるため、特にプリンター内部の電気部品に接触しないよう注意して取り扱ってください。プリンタへの損傷を最小限に抑えるため、レジンがこぼれた後は速やかにを清掃・点検 してください。ESDレジンがプリンタ内部に到達した場合、発煙ハザードの危険性があるため、プリンタを注意深く監視してください。
  • 機器の破損を防ぐために、サポート記事Choosing the right material(適切な材料を選定)に記載されているレジンタンクの互換性テーブルを参照し、お使いのレジンタンクに使用予定の材料との互換性があるかどうかを事前に確認してください。

PreFormをインストールまたは最新バージョンに更新してから、次のプリントジョブをセットアップしてください。

PreFormでプリント用のモデルを準備するには:

  1. モデルを開きます。
  2. レジンの種類とそのバージョン、希望の積層ピッチを選択します。
  3. 細部のディテールを維持できるよう、モデルの向きを調整します。
  4. サポート材を生成します。
  5. プリンタにプリントジョブを送信します。

造形前に、ESDレジンが十分に混ざっていることを確認してください。保管している場合はGrey Pro Resinのレジンカートリッジをよく振ります。レジンタンクにすでに充填済みの場合は、タンク内のGrey Pro Resinをワイパーまたは角が丸みのあるヘラでよくかき混ぜます。新しいレジンカートリッジと、カートリッジまたはタンクに数週間保管されていたESDレジンを混ぜ合わせます。

仕上げ

Form Washは、造形品を溶剤が入った浴槽の中で攪拌しながら洗浄し、事前に設定した洗浄時間に達したら、自動的に造形品を取り出します。Form  Washを使った造形品の洗浄方法は、サポート記事Form Washの時間設定に記載の手順をご確認ください。

備考:

ESD レジンの他のパーツへの付着防止のため、別の洗浄バケットを使用してください。

モデルに空洞や内部チャネルがある場合は、その中に残っている液体レジンがすべて取り除かれていることを確認します。造形品の洗浄後は、完全に乾くのを待ってから二次硬化に移ります。

二次硬化の要件

ESD Resinがその機械的特性を最大限に発揮できるようになるには、二次硬化させる必要があります。

二次硬化の設定については、Formlabsが提供するサポート記事Form Cure time and temperature settings(Form Cureの時間と温度設定)をご参照ください。