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Using Rigid 10K Resin

Using Rigid 10K Resin

備考:

機器の破損を防ぐために、サポート記事Choosing the right material(適切な材料を選定)に記載されているレジンタンクの互換性テーブルを参照し、お使いのレジンタンクに使用予定の材料との互換性があるかどうかを事前に確認してください。

Rigid 10Kレジンは、高剛性、高強度の素材で、熱や化学薬品に対する抵抗力も強く、条件が非常に厳しい環境にも耐えられる画期的な工業材料です。ガラスや繊維入りの熱可塑性プラスチック相当の堅さがあるRigid 10kレジンは、どのような条件の下でも構造の完全性を維持できるように設計されています。

Rigid 10Kレジン

Rigid 10Kレジンは、エンジニアリング、航空宇宙、製造向けの高剛性、高強度、高耐熱性素材として開発されました。

最適な用途:

  • 強くて堅い機能的なプロトタイプ
  • 耐熱性・耐薬品性プロトタイプ
  • 高温射出成形マスター
  • 堅くて強い空力テストモデル
  • 空気や液体が流れるコンポーネント

不向きな用途:

  • 収縮したり、曲げたりする必要があるパーツ

備考:

Rigid 10Kレジンの性能や特定の材料特性の詳細については、安全データシート(SDS)および技術データシート(TDS)を参照してください。Formlabsの材料の安全性や取扱方法の詳細は、SDSを一次情報源としてご参照ください。

他材料との比較

 Rigid 4000レジン、
二次硬化後
(80°C)
Rigid 10Kレジン、
二次硬化後
(70°C)
Rigid 10Kレジン、
オプションの熱二次硬化後
(90°C)
最大引張強さ(MPa)756558
引張弾性率(GPa)41010
破断伸び(%)611
曲げ弾性率(GPa)3.79.010.0
アイゾッド衝撃強さ(J/m)191618
荷重たわみ温度(HDT)@ 1.8 MPa(°C)7482110
荷重たわみ温度(HDT)@ 0.45 MPa(°C)88163218

Formlabsの各レジンの性能特性の詳細については、材料特性データシートのライブラリ

をご参照ください。
Rigid 10Kレジン

Rigid 10Kレジンでプリントする

  • Rigid 10K レジンを使って造形する時は、積層ピッチを50または100ミクロンに設定する必要があります。
  • Rigid 10Kレジンでプリントする時は、レジンタンクにResin Tank LT (プリンタがForm 2の場合) またはResin Tank V2(プリンタがForm 3の場合)を使用する必要があります。Rigid 10K レジンで造形する時にStandard Resin Tankが使用できないのは、このレジンを硬化していない液状の状態のままで入れると、タンクの弾性層が膨らんでしまうからです。
  • Rigid 10Kレジンは、レジンタンクの摩耗を加速させる高機能材料ですので、このレジンをResin Tank LTに入れてプリントすると、このタンクの寿命を延ばすことはできなくなります。Rigid 10K レジンをResin Tank LTに入れて正常に造形できるのは、1~2 リットルが限度です。Rigid 10K レジンをそれ以上入れて使い続けると、Resin Tank LTの弾性層が膨らみ、摩耗し始めます。Rigid 10Kレジンでプリントする時のResin Tank LTの摩耗状態の見分け方や同タンクの寿命を延ばす方法
  • をご紹介します。
  • Rigid 10K レジンを使った造形で最良の結果を得るためには、造形を開始する前に十分混ざり合っていることを確認するようにしてください。レジンカートリッジを振って、タンクに注ぎ込まれたレジンをワイパーや角の丸いヘラで混ぜ合わせます。カートリッジまたはタンクに数週間保存されているRigid 10K レジンを新しいカートリッジに入っている未使用レジンと混ぜ合わせます。
  • 造形中にレジンタンクのミキサーが外れる場合は、他のタンクのミキサーを使用してみてください。
  • Rigid 10K レジンを使って造形したパーツは、スタンダード系レジンで造形したパーツと同様の精度と高い寸法安定性を保つことができます。
  • Rigid 10K レジンを使って造形したパーツは、スタンダード系レジンで造形したパーツよりも若干薄い形状になります。

PreFormをインストールまたは最新バージョンに更新してから、次のプリントジョブをセットアップしてください。

PreFormでプリント用のモデルを準備するには:

  1. モデルを開きます。
  2. レジンの種類とそのバージョン、希望の積層ピッチを選択します。
  3. 細部のディテールを維持できるよう、モデルの向きを調整します。
  4. サポート材を生成します。プリンタにプリントジョブを送信します。

Formlabsが提供するサポート記事

Starting a print(プリントを開始する) に記載されている指示内容に従って、PreFormでモデルのファイルを開き、向きを決め、サポートを生成し、プリント設定を選択します。

仕上げ

Form Washは、造形品を溶剤が入った浴槽の中で攪拌しながら洗浄し、事前に設定した洗浄時間に達したら、自動的に造形品を取り出します。Form  Washを使った造形品の洗浄方法は、サポート記事Form Washの時間設定に記載の手順をご確認ください。機械特性や生体適合性に関する要件に影響のある情報は、特に注意してご確認ください。

モデルに空洞や内部チャネルがある場合は、その中に残っている液体レジンがすべて取り除かれていることを確認します。造形品の洗浄後は、完全に乾くのを待ってから二次硬化に移ります。

二次硬化後、Rigid 10Kレジンで造形したパーツの表面が粉っぽく感じることがあります。ミネラルオイルまたは水を造形品の表面に擦り込み、余分な分を拭き取ると、より滑らかで粉っぽさのない仕上がりになります。

二次硬化の要件

Rigid 10Kレジンは、その機械的特性を最大限に発揮し、熱荷重たわみ温度(HDT)に最も高くするためには、二次硬化が必要です。

備考:

Rigid 10Kレジンには、二種類の二次硬化オプションがあります。各オプションが機械的特性に与える影響については、同レジンのテクニカルデータシートをご参照の上、使用目的に最も適した二次硬化温度・時間をお選びください。

二次硬化の要件について知りたい時は、Form Cureの時間と温度設定をご参照ください。

ブラスト処理

Formlabsでは、引張強度、曲げ強度、衝撃強度などの機械的特性を向上させるために、Rigid 10Kレジンで造形したパーツをブラストすることを推奨しています。ブラストを施すことで、造形失敗の原因となるパーツの表面欠陥を低減することができます。

ブラストの工程は、Rigid 10K レジンで造形したパーツの表面の色を白からクリーム色に変色させますが、部品寸法に大きな影響を与えません。

未処理のRigid 10Kレジン製造品との比較

Rigid 10Kレジンで造形した後、ブラスト処理を行ったパーツと行っていないパーツをAPMでの試験に送り、それぞれの機械的特性と材料特性を比較しました。パーツのブラストは、すべての面に70~140メッシュのガラスビーズを打ち付ける方法で実施されました。下表をご覧ください:

Rigid 10Kレジン + UV硬化Rigid 10Kレジン + UV硬化 + 熱硬化Rigid 10Kレジン + UV硬化 + ブラストブラストによる変化率
引張弾性率(GPa)101011+ 10%
極限引張強さ(MPa)655388+ 35%
破断伸び(%)111.7+ 70%
曲げ弾性率(GPa)9109.93+ 10%
曲げ強さ(MPa)126103158+ 25%
ノッチ付き衝撃強さ(J/m)161820+ 25%
ノッチなし衝撃強さ(J/m)4741130+ 190%