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Nylon 12 Whiteパウダーの使用について

Nylon 12 Whiteパウダーの使用について

備考:

機器の損傷を避けるため、適切なパウダーの選択に記載されている互換性表を確認し、この材料に対応するプリンタを使用していることを確認してください。

Nylon 12 Whiteパウダーは、初めて使用する前に事前処理とプリントベッドの温度調整が必要です。詳しくは、以下の「Nylon 12 Whiteパウダーでのプリント準備」をご参照ください。

Nylon 12 Whiteパウダーは、生体適合性・多用途対応可能なNylon 12パウダーの優れた特性をすべて兼ね備えた、ホワイトならではの幅広いカスタマイズが可能な材料です。ハイコントラストかつ細かなディテールを持つ医療器具やモデル、機能試作の製作に最適で、用途に合わせた染色も容易に行えます。Nylon 12 Whiteパウダーで造形したパーツの染色については、弊社のホワイトペーパーをご覧ください。

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Formlabsでは、Nylon 12 Whiteパウダーを窒素雰囲気でプリントすることを推奨しています。Nylon 12 Whiteパウダーは空気環境下でもプリントできますが、パウダーが古くなると黄ばむことがあります。Nylon 12 Whiteパウダーを使用する場合は、初回プリントを開始する前に、ベッド温度の調整やパウダーのエージングなど、追加のセットアップ手順を完了する必要があります。

推奨用途:

  • ブランド品のような外観のプロトタイプ
  • 医療機器、医療器具、モデル
  • 安全ガイド、部品
  • 小ロットのバッチ生産

他材料との比較

下記の表に、主な材料特性の比較結果がまとめられています:

Nylon 12 WhiteパウダーNylon 12パウダー
引張強さ(MPa)4750
引張弾性率(GPa)1.951.85
破断時伸び(%)- X/Y811
破断時伸び(%)- Z6-
曲げ弾性率(GPa)1.51.6
アイゾット衝撃強さ(J/m)2870
熱たわみ温度(HDT)@ 1.8 MPa8787
熱たわみ温度(HDT)@ 0.45 MPa177171
Formlabs材料の性能特性の詳細については、材料特性データシートのライブラリをご参照ください。

Nylon 12 Whiteパウダーを使ったプリントの準備

Nylon 12 Whiteパウダーは、初めて使用する前に事前処理とプリントベッドの温度調整が必要です。Fuse 1+ 30Wのベッド温度を最初のプリント前に調整しておくと、プリンタの温度変化による表面欠陥が少なくなります。プリントベッドの温度調整プロセスは診断プリントとして実行され、PreFormを通じてプリンターにアップロードされます。

備考:

ベッド温度の調整は、Nylon 12 Whiteパウダーを使用するプリンターごとに行う必要があります。同じモデル・同じ部屋にあるプリンターでも、異なるオフセット温度の設定が必要になることがあります。

After tuning your printer, you may also want to age your powder before starting to print. Certain geometries, specifically those whose cross-sections do not change significantly along the Z-axis, do not print as successfully with fresh Nylon 12 White Powder. If you plan to print those types of models, age your powder after tuning the bed temperature. The aging process only needs to be performed once to create sufficient recycled powder for the first print. Read Aging Nylon 12 White Powder before first use for full instructions.

Nylon 12 Whiteパウダーでのプリント前に事前処理が必要なモデル形状

Nylon 12 Whiteパウダーでプリントする

備考:

Nylon 12 Whiteパウダーは、初めて使用する前に事前処理が必要です。サポート記事「Fuse 1+ 30Wプリンターのベッド温度を調整してNylon 12 Whiteパウダーの造形品歩留まりを向上させる」の手順に従ってください。

Nylon 12 Whiteパウダーは、リフレッシュ率を30%に設定すると効率性とプリントの信頼性を最大限に高められるように設計されています。最良の結果を得るために、FormlabsのSLSプリント用設計仕様に従ってください。

Formlabsでは、複数回の造形でも一貫した白色の外観と機械的特性を維持するために、

窒素環境での造形を推奨しています。空気環境下でプリントすると、複数回プリントした後に黄ばむことがあります。また、ビルドチャンバー内で造形品が冷えるにつれてムラのある黄ばみが発生しやすくなります。これは、造形品を最終的に染色する場合は特に問題にならないことがあります。空気環境下でプリントする場合、リフレッシュ率を50%に上げると造形品ごとの黄ばみのスピードを遅めるのに役立つ可能性があります。

Nylon 12 Whiteパウダーを使ったプリントのベストプラクティス:

  • 表面欠陥を減らすため、造形品がビルドチャンバーの中央に向くようにし、ビルドチャンバーの壁や床、特に奥の壁につかないよう離して配置してください。
  • 大きな平面がある場合は、造形面に対して垂直になるように方向づけをすると、最高の品質を引き出すことができます。
  • 平らな面をビルドチャンバーの前面に向けないようにしてください。
  • Z軸に沿ってわずかに湾曲した面は、造形品にレイヤーラインを生じさせます。
  • 表面品質を最良に保ち、パウダー除去を容易にするため、すべてのパーツを少なくとも3mm離して配置します。

サポート記事造形を開始する(SLS)を参照し、PreFormでモデルを開き、方向を決めてプリンタに送信します。

Nylon 12 Whiteパウダーは、他のパウダーよりも粘着性があり、ホッパーウィンドウが見えなくなることがあります。ホッパー上部の蓋を開けて、パウダーホッパーが満杯であることを確認してください。

造形品の取り出しとブラスト処理

Nylon 12 Whiteパウダーは通常のNylon 12材料よりも粘着性が高く、パウダーケーキから造形品を取り出しにくくなります。ブラシを使うことで、より効果的に造形品から粉末を払い落とすことができます。

Fuse Siftを使用する場合、Nylon 12 WhiteパウダーがSiftのセンサーを覆い、妨げになることが多く、シフターが作動中でもエラーになることがあります。

  • Nylon 12 Whiteパウダーの表面は、通常のNylon 12材料よりも粗く見えます。
  • 通常のNylon 12ではプリントに成功する薄肉構造も、Nylon 12 Whiteパウダーでは壊れやすくなる場合があります。
  • Nylon 12 Whiteパウダーでは、繊細なフィーチャーやエッジはややシャープさに欠ける可能性があります。

Nylon 12 Whiteパウダーは、他のパウダーとの混在に敏感です。専用の粉末除去装置またはFuse Sift、専用のブラスタを使用して、造形品が汚れて見えるのを防ぎます。造形品にブラスト処理を施しすぎると、鈍い斑点が生じることがあります。

プリント完了後から次のプリントまでの間

Accumulated powder and condensed airborne particulates can cause print failures in future print jobs if not properly cleaned out after each print. Clean the following areas between prints:

Cleaning the top of the print enclosure

Powder can accumulate at the top of the print enclosure, particularly on the runways, the areas between the powder troughs and the top of the build chamber. This excess powder may fuse and be dragged into the build chamber during subsequent prints. Vacuum this area thoroughly to help prevent print failures.

ビルドチャンバーの上部周辺

トラフの清掃

プリントの合間に、静電気除去機能付きの真空装置を使用して、両方のトラフとリコーターの経路周辺を清掃します。小型のブラシアタッチメントまたはフレキシブルホースアタッチメントを付けた掃除機を使って、溝の中のパウダーをすべて吸い取ります。必要に応じて、圧縮空気やガスダスターを使用して、手の届きにくい場所のパウダーも除去してください。特に、溝の内壁や角にパウダーが残っていないかを確認してください。

Fuse 1+ 30Wプリンターの溝にTPU 90Aパウダーが蓄積している様子
掃除機で左の溝を清掃
掃除機で右のパウダー溝に溜まっているパウダーを吸い取っているところ

プリント筐体のドアを閉め、フリッパーモーターを移動させて、元の位置に溜まっているパウダーを吸い取ります。

フリッパーモーターを動かすには:

  1. プリント筐体のドアを閉めます。
  2. タッチスクリーンでレンチの形をしたアイコンをタップします。Maintenance(メンテナンス)メニューが開きます。
  3. Motor Moves(モーター移動)をタップします。Motor Moves(モーターの動き)画面が表示されます。この画面では、プリント筐体の各種モーターを手動で作動させることができます。

注:

特に指示がない限り、プリント筐体の扉を開放した状態、あるいは本体上部にあるパウダー関連の動作経路に障害物がある状態で Motor Moves(モーター移動)メニューのオプションを選択しないでください。可動部には押しつぶしや絡まりの危険があります。必要に応じて、タッチスクリーンのStop(停止)ボタンをタップしてモーターの動作を止めてください。

  1. Flipper (Left)(フリッパー左)Flipper (Right)(フリッパー右)ヘッダーの下にあるCW(時計回り)CCW(反時計回り)Home(ホーム)の矢印をタップすると、左右のフリッパーを時計回り、反時計回りに回転させたり、元の位置に戻したりすることができます。フリッパーを繰り返し動かして、パウダー溝がきれいになるまで吸引、清掃します。特に、両方のパウダー溝の内縁や隣接するコンポーネントにパウダーが残っていないことを確認してください。
矢印が溝の内縁を指している左のパウダー溝

リコーターのクリーニング

リコーターを移動し、点検します。半焼結状態のパウダー付着しているようであれば、次のプリントを行う前にリコーターを清掃してください。

リコーターのクリーニング

  1. タッチスクリーンでレンチの形をしたアイコンをタップします。Maintenance(メンテナンス)画面が表示されます。
  2. Motor Moves(モーター移動)をタップします。Motor Moves(モーターの動き)画面が表示されます。
  3. Recoater(リコーター)の下にある<(左)または>(右)ボタンをタップし、リコーターアセンブリが見える位置まで移動させます。
  4. リコーターに半焼結状態のパウダーが付着している場合は、PEC*PADまたはエタノールで濡らした糸くずの出ないマクロファイバー不織布で清掃してください。
TPU 90A リコーターにパウダーが蓄積している

材料を変更する

Fuse 1プリンターの各世代、Fuse Sift、および関連アクセサリは、一度に1種類のパウダーしか使用できないように設計されています。パウダーの種類を変更する前に、Formlabsが指定する手順に従い、各デバイスの掃除を十分におこなってください。異なる種類のパウダーを混合すると、プリントの失敗やFuse製品の重大な故障につながるおそれがあります。

弊社では、Nylon 12 Whiteパウダー専用のビルドチャンバーの使用を強くお勧めします。以前に別のパウダーでプリントしたビルドチャンバーを使用する場合、プリントベッドの詰まりによる失敗を防ぐために、プリントベッドアセンブリを交換してください。このコンポーネントの交換方法については、Formlabsサポートまたは認定サービスプロバイダにお問い合わせください。プリントベッドの交換が最も重要になるのは、以前にプリントした材料のプリント温度が新しい材料よりも低い場合です。例えば、PolypropyleneからNylon 12に切り替える場合などです。

複数の異なる材料でプリントする予定のある場合、作業を進めやすくするため、材料別に専用のプリンター、ビルドチャンバー、Fuse Siftを用意されることを推奨します。

更に詳しい情報は以下のサポート記事を参照してください。